あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

易経と東洋医学

2022-07-10 22:40:00 | ブログ
こんにちは。昨日からよく降りましたね☔️
昨夜は、本当に一晩中雨でしたからベランダ野菜が一気に大きくなっていましたよ。

毎週日曜日は、院長の自伝です。
古代中国人は病気から身を守る為、宇宙自然の法則における森羅万象の「気」の働きに着目し、
約七千年前の上古の時代に帝王『伏義』が、いわゆる占いとしての「卦」を象り、一つの体系がまとめられました。
その後に、『文王』更に『孔子』と伝えられ現代に伝わっている易経が完成したのです。

わが国でも、聖徳太子をはじめ、歴代の天皇の多くがこれを学んだと伝えられています。
また、易を創った聖人達は氣に対する認識のうえに、天地と人の間における
あらゆる物証が人類の健康や病気に関わる事を発見しました。
 易経は古代中国の、五代聖典と言われている、易経・書経・詩経・礼記・春秋
の五経の中の筆頭におかれている経典です。

我々脉診流・経絡治療家が経典とする『素問』『霊枢』『難経』『傷寒論』
『金匱要略』などの東洋医学にまとめられたのであります。
これらの書籍は総て八十一篇の問答形式になっていますが、全篇にわたり、治未
病(未だ病まざるを治す)の極意から治療にいたるまで現代にも通じる注目すべ
き内容が書かれています。これらは医学書としての価値は勿論、自然と共に生き
る為の知恵の学問書と言えるのであります。

特に『素問』には、経済優先、合理主義を掲げる現代人にこそ読んでいただきたい内容が随所に盛り込まれています。

次週に続く

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