あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

陰陽の属性・性質

2023-01-08 22:21:00 | ブログ
こんにちは🌞良いお天気が続いていますね。
今朝は、太陽が☀️綺麗に出ていたので、家内と
散歩に出かけました。凛とした空気の冬の朝だからこそ
太陽の恵みを肌で感じることができます。
確実に春が近づいているなぁと感じる朝でした。

毎週日曜日は、院長の自伝です。

古典医書には次のように書かれています。
 「陰は静か、陽は躁、陽は生じ、陰は長ず、陽は殺し、陰は蔵す、陽は気を化し、陰は形をなす、
寒極まれば熱を生じ、熱極まれば寒を生ず… 地気は上りて雲となり、天気は下りて雨となる、
雨は地気に出で、雲は天気に出ず… 水は陰となし、火は陽となす、陽は気となし、陰は味となす」
(素問・陰陽応象大論篇第5)

「陰中に陰あり、陽中に陽あり、… 故に人もまたこれに応ず」(素問・金匱真言論篇第4)

 上記条文の内容から、陰と陽の属性を箇条書きに記してみます。
①自然の現象や時間を陰陽に分類する。
②陰陽は固定化されたものではなく、陰の中に陰陽が有り、陽の中にも陰陽がある。
③陰陽の場所や時間にはそれぞれ陰陽の気が有り、働きがある。
陽は動的熱性で上り広がる性質を持ち、気としての働きが主となります。
陽気の 働きが活発になりすぎると降下する(熱極まれば寒となす)
陰は静的寒性で下り縮む性質があり、物質を意味します。
あるいは成長の元と言い、土壌の栄養分となるので、陰は蔵す、形をなすと言います。
④陰陽は固定的なものではない。
地気(陰気)は上って雲となり、天気(陽気)は下って雨となります。こうして陰陽は絶えず交流し変化しています。
 
このように、陰陽は常に変化しやすいために、暑いはずの夏が涼しかったり、酷暑になったりすることがあり
自然のリズムに合わせた生活をしようとしてもバランスを崩しやすいのです。
そういう環境が続くと発病する方が多くなりますね。

こんな時に人体をこれに適応するように治療を行うのが、古典医学に基づく脉診流経絡治療なのです。

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