あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

陰陽論(陰・地と陽・天について)

2022-11-27 20:32:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は本当に気持ちの良い秋晴れでしたね😊
今日は、名古屋漢方鍼医会の定例会に参加してまいりました。

今日は、当院の水曜会のOBでもある、伊藤英明先生の講義があり
講義のなかで、太極拳の実演もしていただけました😊


伊藤英明先生は、名古屋市西区で開業しておられます😊

お近くの方は、こちらも是非💁
同じ脈診流経絡治療の治療家の仲間です😊

毎週日曜日は、院長の自伝です😊

鍼灸治療は、診断から治療終了に至るまで陰陽を除いて語ることは出来ません。
その陰陽は、絶対的なものではなく、相対的なものであって、その対象とする相
手により、いかようにも姿を変えるので臨機応変に運用しなければなりません。
そのために、脉診流・経絡治療を学ぼうとする者はその入り口でつまずき、
「敷居が高い」とあきらめてしまう方が多いのが残念です。
陰陽が正しく理解できれば、治療は容易となり、臨床上応用範囲が拡大し、肩こ
り・腰痛・神経痛などの痛みを伴う整形外科領域の治療は勿論のこと、小児科を
はじめ、内科・診療内科・精神科・婦人科・消化器内科・循環器科・耳鼻科・眼
科などあらゆる病気に、鍼灸治療は対応出来ます。
最近では西洋医学の分野でも「総合診療医」などと身体を全体的に診る医師も登
場してきましたが、東洋医学では、身体を診断から治療に至るまで、小宇宙とみ
なして全体的に観察しているので、まさに総合診療医と言う事が出来ます。
 しかし、明治維新以後、西洋思想、文明・文化の発展することが唯一として育
てられてきた文化人は東洋思想は怪しげなものとか、うさんくさいものだとか言
われます。一方では、神秘的で不思議な力を持っているとも言われています。
鍼灸治療はその代表にあげられるでしょう。
しかし、鍼灸治療を否定するほとんどの人が
鍼灸治療を一度も受けたことが無い方です。
当院に来院された患者さんの弁によれば、
「痛みを訴える場所に刺激の強い針(バリ)を行った。」
さらには、「電気針(バリ)や中国針(バリ)をバリバリ行っていただいたが痛いだけで治らなかった。」
と言われるのです。
私の治療を受けた患者さんは、「先生の治療は痛く無く気持ちが良い」
「こんな事ならもっと早く来れば良かった」と言われます。
「正しい認識は体験によってのみ与えられる」です。
ぜひ東洋医学理論に基づく真の鍼灸治療を受けてみて下さい。
鍼灸治療が誤解され正当な評価を受けずに、正しく認識されない理由は、
何度も取りあげた明治と昭和における二度にわたる東洋医学弾圧の暴挙により、
東洋医学の独自性を奪い去られゆがめられた方向に進んだことにあります。
そのため多くの鍼灸師が東洋医学の論理から離れ、政府が奨励する西洋医学に基づく鍼灸治療を行う様になってしまいました。
エビデンス論議に惑わされ、東洋哲学に基づく羅針盤を失った鍼灸治療はすでに東洋医学とは言えないでしょう。

次週に続く


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