あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

ツボの話〜足三里その3〜

2020-02-28 21:42:00 | 健康・病気
こんにちは!スタッフの松本です。
金曜日はツボの話、以前も取り上げました「足三里(あしさんり)」についてです。
今回は、足三里の施術効果の中でも、免疫力について注目してみます。

今、新型コロナウィルスについて、いろんな情報が飛び交っていますね。
何が正しい情報なのか?どうやって感染を防ぐのか?不安や心配が尽きません。
手洗いうがい、アルコール消毒などでの感染予防が一番です。
しかし、それでも感染してしまう方々が出てきてしまいます。その時に大切なのはウィルスと戦う力、免疫力です。

我々鍼灸師は、鍼灸治療が身体の免疫力を高めてくれることを知っています。
それを具体的に証明して教えてくれたのは、原志免太郎博士です。

原先生は昭和4年、灸の研究についての学位論文で博士号を取られ、お灸博士と呼ばれています。
原先生はこの研究で、足三里への灸が結核菌に対して有効であることを実証してみせました。
そしてその成果は、今、遠くアフリカの地で実践されています。
イギリスのMoxafrica(モクサアフリカ)というチャリティ団体が、貧困地域で結核やHIVに苦しむ人々へお灸指導をする活動をしています。足三里へ灸をすることで、血中の免疫細胞に働きかけ、薬の効果を高めたり、副作用を緩和させるなどの結果を出しているそうです。

実は日本にもこのモクサアフリカの支部があるのですよ。
今日の画像はこちらからお借りしています!

今回の新型コロナウィルスに対して、全世界で薬の開発が進められています。特効薬が完成する日が1日も早く訪れることを願ってやみません。ただ、その薬が出来るまでにはまだ時間がかかりそうです。そんな中、未だウィルスの感染は広がる傾向にあります。

こんな状況下ですので、私は、足三里にお灸をして免疫力を高めておくという方法も、ひとつの感染予防策であると考えます。

足三里にお灸、簡単で気持ちの良い養生法です。日本に古くから伝わる灸療法が、皆さまのお力になれたらいいなと思います。

金曜日担当 松本でした!

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