こんにちは🌞スタッフの榊原です
昨日白川文字学の講演を聞きにいきました!
白川文字学とは、白川静先生という漢字を東洋文化から考え、読み解くことで今までの漢字の常識に新説を出した先生の考え方です。
かつて漢字は文字と文字を合体させて無理やり作ったような説明でした。
例えば「告」は牛が何かを伝えたいときに口をもごもごしている。
だから告げるのようにただ文字と文字を合わせた考え方でした!
しかし、甲骨文字や青銅器などの発見により、白川静先生はその文字が本来宗教的に占いのように使われていたと考え、
一文字一文字の形の意味を再確認していきました!
例えば「口」という時は祝詞を納める器の意味があるとして考えられました。
それによって「告」は木に器をかけ神のお告げを聞く意図があったようです。
そのように文字と当時の宗教性、考え方を取り入れた解釈をされていきました!
この先生のお話を聞いてただ今あるものだけを見ていても本質的なことはわからないんだと感じました。
漢字一文字でも、その考え方の時代背景など様々な要因が合わさって出来ていて、奥深さを知れました!
漢字と切っても切り離せない古典鍼灸も、当時の人たちのことを考えて勉強して行けたらなぁと思います!
当院が行う脈診流・経絡治療も古典医書の『素問』・『霊枢』・『難経』・
『傷寒論』・『金匱要略」などの書物を中心に治療を行っています。
『傷寒論』・『金匱要略」などの書物を中心に治療を行っています。