わたしの歩みを終えるにあたって

こんにちは🌞毎週日曜日は、院長の自伝を連載させていただいておりましたが、

今週の記事を持って歩みは最終回とさせていただきます😊

新年度を迎え、免許を取得した鍼灸師が何人か治療院見学に訪れる。
鍼灸学校を卒業して免許を取得していても臨床に使える『手』の出来た鍼灸師は一人としていない!
学生には何の責任も無い!　鍼灸の免許取得制度そのものが間違っているのだ!
鍼灸治療は東洋医学に基づいて行われているとほとんどの人が思っているが、

学校教育における東洋医学の科目は極わずかに過ぎない。
『東洋の神秘』の罠に飲み込まれ、東洋思想、東洋哲学に始まる東洋医学を学ぶ
制度にはなっていないのが現状である。

　さて、3年間に渡り日曜版で書き続けてきた「私のあゆみ」も今回で終わりとしたい。

鍼灸治療を通して多くの人々との出会い、気付き、感謝、学びを得ると共に易経
に始まる東洋哲学を基本にした真の鍼灸治療を知っていただきたいために

愚才ながら書き続けてきました。
病を治すことは勿論のこと、国民医療費を減少させるためにも、

『脉診流・経絡治療』の本道である治未病に真正面からぶつかって来たつもりである。
鍼灸治療は、テレビなどで『東洋医学の神秘』などと報道されることもあるが、
『神秘』なるが故に、まやかし的、怪しげな治療が多いのも悲しい事実である。

私自身『脉診流・経絡治療』は、患者様の感謝の一言、（２０２２年１月２３日
記述）の「冷え症が治りました」の一言である『神秘』から始まったのだ。

冷え症が治りました❣️ - 天野鍼治療院ブログ

しかし、東洋医学を『神秘』で終わらせてはならない。
ただしその研究は物質尊重の輩には出来ないであろう。
今後、小宇宙たる人体を自然科学の立場で研究することにより、日本が発信する
人間尊重の真の医学として世界に冠たる東洋医学が体系づけられる事を願いつつ筆を置く。