秋はもみじの永観堂-京都市左京区：永観堂（禅林寺）

Eikandou Temple, Sakyou Ward, Kyoto City

さてさて、今日からはまた秋の京都にブログを戻したいと思います。またお付き合いくださいね。
ところでところで、「秋の京都の紅葉」と言えば、皆さんはどこを思い浮かべますでしょうか
なにせ紅葉の名所が多い京都ですので、いろんな場所が頭に思い浮かぶと思うんですよね。

京都市左京区にある永観堂は、そんな京都の中でも紅葉の名所として名高い場所の一つです。
永観堂は正式な名称は禅林寺と言うのですが、このブログでは永観堂という名前で紹介させていただきますね。


永観堂はもともとは空海の弟子が開いた真言宗のお寺だったのですが、11世紀後半に永観が阿弥陀信仰に傾倒し
浄土宗の寺院になっていったそうです。


古くから紅葉の美しさで名高く、「秋はもみじの永観堂」と呼ばれるくらいの名所だったようですね。
まずは境内に入ると、方丈の中を歩いていくことにいたしました。


これは勅使門というのですが、勅使というのは天皇からの使者のことですね。
したがって勅使門というのは天皇の使いを招き入れる特別な門ですので、立派な装飾が施されているのです。


現存の勅使門は江戸時代末期の文政１３年（１８３０）に再建されたものなんです。
前庭に表面に市松模様があしらわれた、小判形の白い盛り砂があるのがわかるでしょうか。
勅使はこの盛り砂を踏んで身を清め入堂したのだと伝えられています。


さすがに人気の永観堂ですね。平日（月曜日）の朝とはいえ、多くの人々が参拝にやってきます。
まぁこんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが、永観堂の参拝料って1000円なんですよねぇ。
1000円の参拝料で次々人がやって来ますから、「永観堂やなくて“儲かんどう”ちゃうか」などと言いたくなってしまいます。


ではでは、庭園の方に足を運んでみるとしましょうか。


放生池という池を中心に作られた池泉式庭園ですが、池の周囲に楓の木が数多くあるんですよ。


放生池の水面が真っ赤に染まるほどの紅葉を求めて、毎年ここ永観堂には多くの人がやって来るんですよね。

使用したカメラ：FUJIFILM X-E1


拝観料に関しては建造物の維持や、庭園の管理等、まぁお金がかかるのだから仕方がないかなぁとも思います。
最近、よく思うのはお寺や神社の朱印状を書いてもらう時のお金なんですよね。
朱印状は別に取り決めがあるわけではないでしょうが、どこに行っても300円なんですよ。
どうも「これで300円取るのか？」と思うような、達筆とはとても言えない朱印状が多いんですよねぇ。


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