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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

かつては参拝の道でした-神戸市灘区:上野道

2025年03月30日 | 兵庫
Ueno Mountai Trail, Nada Ward, Kobe City

さてさて、摩耶山の山頂近くにある掬星台からの展望をワタクシは楽しんでいました


向こうに見えるのが六甲山の山頂付近になります。六甲山から冬季に神戸周辺に吹き降ろす風を「六甲颪」(ろっこうおろし)と呼びます。
ですので、阪神ファンとしてはあまり言いたくないのですが、地理好き・気象好きなワタクシとしては言わざるを得ないことが、
「野球シーズン中に甲子園には六甲おろしは吹きません」ということです。
また「六甲おろし」と呼ばれる阪神タイガースの応援歌ですが、正式な名前は「阪神タイガースの歌」なんですよ


掬星台から10分ほど歩いて摩耶山山頂に着きました。残念ながらこの山頂は樹木に囲まれていて、展望はほとんどありません。
ですので掬星台に来ても山頂には行かない人も多いようですが、やっぱり山頂は踏んでおきたいですね


山頂から下っていくと鮮やかな朱色の鳥居が見えてきました。近寄って行くとしましょうか


この天狗岩大神とは摩耶山に住んでいた天狗が摩耶の聖に閉じ込められたという伝説の巨石だそうです。
不思議な霊験がある神聖な岩とされ、里人が子孫繁栄、農作物の豊穣を祈ったという歴史があります。
ここからワタクシは「上野道」と呼ばれる登山道を一気に下って行きました


しばらく急坂を下っていくと、開けた場所に出ました。ここは「旧天上寺跡」なんです。
かつてこの場所には天上寺という立派なお寺があり、登山道である上野道は元々は天上寺への参拝道でした。
しかし、天上寺は1976年に火災で全焼してしまうんですが、その原因が賽銭泥棒の放火だというんですよ。
なんという罰当たりな奴なんでしょう。なお、天上寺ですが現在は摩耶山山頂の少し北側に再建されています


このような石段を見ると、この登山道がかつては参拝道だったことがよくわかります


されに下っていくと天上寺の仁王門が残っています。この仁王門ですが、建てられたのは江戸時代の後期とされている。
傘の骨組みのように組まれた扇垂木の屋根が特徴で、かつては名前の通り仁王さんの像が立っていました。
その仁王像、現在は天上寺の金色堂に収められているそうです


一気に標高を下ってきました。神戸の町並みがすぐ目の前に広がっています

PS.この日のワタクシが歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.com/activities/38367083

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


「阪神タイガースの歌」(通称「六甲おろし」)ですが、この歌の歌詞ってなかなか難しい内容なんです。
♪六甲颪に 颯爽と 蒼天翔ける 日輪の 青春の覇気 美しく 輝く我が名ぞ
阪神タイガース オウオウオウオウ 阪神タイガース フレフレフレフレ♪
子どもの頃は「蒼天」「日輪」なんて意味もわからないまま、この歌を歌っていたものでした。



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