よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

雲上で過ごす幸福な時間–長野県安曇野市:燕岳

2018年08月03日 | 信州(中信)
Mt.Tsubakuro-dake, Azumino City, Nagano Pref.

さてさて、長野県安曇野市の燕岳を目指して来たワタクシ達ですが、登山口の中房温泉から約4時間半かかって
日本屈指の規模を誇る山小屋である燕山荘に到着しました


この山小屋については、これからおいおい詳しく説明させていただきますが、山小屋としての大きさもすごいのですが、
山小屋とは思えないような施設の充実ぶりや、快適なサービスに感心するばかりです


よっちん氏は相棒さんと共に燕山荘への宿泊手続きを済ませ、大きなリュックの荷物を山小屋に置いて、
燕岳への登頂を目指すことにしたのですが、その前に山小屋横のベンチで昼食を食べ(コンビニで買ったパンですが)、
しばらく休息の時間をとることにしました。名だたる名山を眺めながらの休憩です。最高に幸福な時間でした


燕山荘からは、何と言っても槍ヶ岳の姿が圧倒的な美しさを持って登山者に迫ってきます。
夏山というのは昼頃になると雲が湧き、ガスが発生してくることが多いんです。
ただ、この日は連日の快晴の影響で空気が乾燥しているのでしょうね。
午後になっても山々がガスに霞むことはありませんでした。ワタクシ達は幸運ですねぇ


燕岳から槍ヶ岳を目指すルートを「表銀座」と呼ぶのに対して、烏帽子岳から槍ヶ岳を目指すルートを「裏銀座」と呼びます。
裏銀座の山並みが一望です。中央に見えるのが水晶岳(2986m)なのですが、その北側(写真だと右側)にあるなだらかな山頂が
野口五郎岳(2924m)なんですよ。歌手の野口五郎さんの芸名は、この山から名付けられたのだと聞いたことがあります。
ワタクシ、野口五郎岳にはまだ登ったことがないのですが、いつかこの山の山頂に立って、
「改札口で〜 君のこと〜 いつも〜 待ってたものでした〜」と歌いたいと思っています


燕山荘の周囲にはコマクサの花がたくさん咲いていました。コマクサは他の植物が生育できないような、
砂礫帯の厳しい環境で育つ高山植物です。その美しい姿は「高山植物の女王」という愛称もあるんですよ


以前に比べて、燕山荘の周辺に随分とコマクサの花が増えた気がしました。あとで燕山荘のオーナーの話を聞いたのですが、
長い年月をかけてコマクサの復元に尽力されてきたとのこと。ありがたいことだなぁと思います


槍ヶ岳、そして南(写真では左)には穂高連峰の雄々しい姿も見えました。
35年前、ワタクシはこの燕岳から槍ヶ岳、そして穂高岳から上高地へと縦走したことがあるんです。
今のワタクシにはそんな体力はありませんが、こうして槍ヶ岳や穂高岳を遠望出来るだけでも幸せです


ではでは、燕岳の山頂に向かうとしましょうか。天候も安定しているので、素晴らしい眺望を楽しむことが出来るでしょうね

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2174444

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


9月になれば私も57歳。若い時のようなペースで山を歩くことが出来なくなりました。
それでもなんとか山を登ることが出来ることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
なんとかあと10年、北アルプスや南アルプスを歩きたいです。山ガールならぬ、山ジジイを目指します。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。
写真日記ランキング
面倒ですが紋をクリックした後は、ブログランキングのページが開くまでお待ちくださいね