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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

赤い地獄-大分県別府市:鉄輪温泉

2023年02月02日 | 大分
Kannawa Hot Spa, Beppu City, Oita Pref.

さてさて、別府八湯の鉄輪温泉でワタクシは外湯めぐりを楽しみ、全身がポカポカした状態で車を停めていた駐車場に向かいました


町のあちらこちらから湯けむりが上る風景…ワタクシは一年の終わりを、温泉三昧で過ごすことが出来ました


今回、別府に七ヶ所ある「地獄」のうち、海地獄と白池地獄に行きました。
あともう一つ行きたかった地獄があるのですが、鉄輪温泉から少し場所が離れていますから車で向かうことにしました


最後に訪れたのは「血の池地獄」です。別府の地獄めぐりの中でも、一番有名なのがここではないでしょうか。
訪れた時間帯もあるでしょうが、駐車場も車がいっぱいでした


血の池地獄はその名の通り、血のように真っ赤に染まった熱泉を見ることができるスポットです


血の池地獄の水温はおよそ78度。海地獄の98度に比べると低温となっていますが、酸性緑礬泉という地下の高温、高圧下で
化学反応を起こして生じた酸化鉄、酸化マグネシウムを含んだ赤く熱い泥が地層から噴出し、
堆積することによって赤い池となっています。お湯の色が赤いのではなく、池底の泥が赤いのですね


この真っ赤な熱泥は明治時代から湿疹や火傷などを鎮める皮膚病薬として使われていたそうです。
現在は血ノ池軟膏として、しもやけ、火傷、ひび、あかぎれなど慢性皮膚病に効能があると、お土産に人気なんですよ


ゆで卵が売られていたので、一つ買って食べました。味の方は…普通のゆで卵との違いはよくわかりませんでした


帰路に着くと、途中で鉄輪温泉の見晴らしがいい場所に出ました。
湯けむりの町、別府・鉄輪…この風景も、ワタクシには忘れ難いものになりました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


昭和の時代、温泉街というのは男性団体客が中心なので、温泉街は「歓楽地」「遊興地」という側面がありました。
しかし、今は女性グループや家族連れ、カップルなどが中心ですから歓楽施設が激減した気がします。
「旅の恥はかき捨て」という言葉も、今ではすっかり聞かなくなりましたね。



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外湯めぐり-大分県別府市:鉄輪温泉

2023年02月01日 | 大分
Kannawa Hot Spa, Beppu City, Oita Pref.

さてさて、別府温泉郷の鉄輪温泉にやって来たからには、温泉に入らないわけにはいきませんな


鉄輪温泉には八ヶ所の共同浴場があるんです。さすがに八ヶ所全て入浴するのは無理ですが、この日(大晦日)は三ヶ所くらい
外湯めぐりを楽しみたいなぁって思っていたんですよ


まずは鉄輪温泉の中心部に程近い場所にある「渋の湯」に行きました。「これぞ共同浴場」というような佇まいがいいですなぁ


中に入ると入浴者は誰もいませんでした。写真奥に竹垣がありますが、これは竹製冷却装置(源泉を水を使わずに冷ますエコな装置)で、
別府で唯一浴場に備えているのが「渋の湯」だそうです。水を加えたりしていないので、源泉成分そのままの温泉を楽しめるんですね


入浴料はコインロッカー代の100円だけでした。ワタクシ、ゆっくり入浴を楽しんでいたのですが、誰も入って来ませんでした。
どうも鉄輪温泉は地獄めぐりの観光客はたくさんいるのですが、共同浴場で温泉を楽しむ人は少ないようですね。
そのおかげで、こうして浴場内部の写真を撮ることが出来るのはありがたいです


続いて「すじ湯温泉」へと向かいました。入り口の両側に「サポーター会員」と呼ばれる方々の名前が木札に書かれてありました。
この「鉄輪すじ湯」は年間会員になると「2000円」で入り放題というリーズナブルな温泉なんです。
ワタクシのようにサポーター会員ではない人は100円で入浴できます


しかも「共同温泉(公衆浴場)」には珍しく、入浴して湯治するだけの温泉ですのでシャンプーと石けんは使用不可です。
ワタクシ、熱ーいお湯にゆったりと浸かっておりました


ここでも入浴しているのはワタクシ一人でしたが、風呂を上がろうとした時に地元の人がやって来ました。
お金を支払っていなかったので、サポーター会員の人なのでしょうね


ワタクシ、共同浴場を3軒ハシゴしようと思っていたのですが、ゆっくりと二ヶ所の温泉を堪能すると、もう身体はポカポカ。
これ以上温泉をハシゴしたら、湯あたりしてしまいそうなので2軒でやめておくことにしたのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


九州って宮崎県はあまり温泉がありませんが(もちろん沖縄県も)、それ以外はどの県も温泉がたくさんあります。
温泉を堪能できるというのも、九州の魅力の一つのように思います。
温泉、豊かな食文化、雄大な自然…私は九州が好きです。一度は青春18きっぷで、各駅停車の旅を楽しみたいな。



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湯けむりの街-大分県別府市:鉄輪温泉

2023年01月31日 | 大分
Kannawa Hot Spa, Beppu City, Oita Pref.

さてさて、別府八湯の一つである鉄輪温泉を訪れたワタクシは、海地獄を後にして温泉街の方へ歩いて来ました


ここは白池地獄というのですが、お湯の色は青みを帯びた白色をしています。
これは、噴出時は透明な湯が池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するためだということです


そもそも、別府地獄めぐりが「地獄」と呼ばれるようになったのは、今から1,000年以上前のことなんですよ。
当時から噴気や熱泥、熱湯などが噴出しており、人々に忌み嫌われていたことが「豊後風土記」にも記されています。
随分と歴史があるんですねぇ。ちょっとビックリですわ


別府には約400本もの湯けむりが立ち上っていますが、そのほとんどが鉄輪温泉のものだそうです。
全て100度に近い源泉からの湯けむりです。「温泉に来た」という気分になりますねぇ


温泉の噴気を利用した地獄蒸し釜の高温の蒸気で、一気に蒸し上げる温泉地ならではの料理法が「地獄蒸し」。
鉄輪温泉では至る所で地獄蒸しの釜を見ることが出来ます


昔ながらの「湯治宿」や、自炊しながら湯治をする「貸間」と呼ばれる安価な宿泊施設なども地獄蒸しの釜を持っており、
湯治客が自由に利用できるようです。一度味わってみたいですねぇ


この日は寒い一日でしたが、地獄釜のそばに行くと熱気を感じます。寒い日は温泉が最高ですなぁ


町のあちらこちらで立ち上る湯けむり。温泉街ならではの光景を、ここ鉄輪温泉ほど満喫できる場所は他に無いのではないでしょうか


ではでは、そろそろ温泉で心身ともに温めるとしましょうか。どの外湯に行くのがいいか、迷いますわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


家人の実家から別府までは約1時間少々。博多までも1時間少し。阿蘇までは1時間半。長崎、熊本、門司や小倉までが約2時間。
鹿児島までが3時間半くらいなので、九州各地に行くのにすごく便利なんです。
ですので、私は帰省してもジッとしていることなく、常にどこか九州各地に足を運んでいるんですよ。



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大晦日は温泉三昧-大分県別府市:鉄輪温泉

2023年01月29日 | 大分
Kannawa Hot Spa, Beppu City, Oita Pref.

さてさて、12月31日はワタクシは一人で行動したのですが、この日の目的地は大分県別府市
昔ながらの外湯を巡って、一年の垢を落とそうというのがこの日の目的でした。
別府には「別府八湯」と呼ばれる温泉郷が広がってるのですが、今回はその中から鉄輪温泉に行くことにしたんです


鉄輪温泉(かんなわおんせん)なのですが、温泉の湧出量では日本最大である別府の源泉の大半が鉄輪に集中しています。
湯治場の面影を濃く残し、レトロな町並みと別府地獄めぐりの多くが鉄輪温泉にあるんですよ


別府の鉄輪名物といえば、温泉の蒸気で食材を蒸す地獄蒸し。温泉街では、体験施設や旅館で地獄蒸しを楽しむことができます


塩分を含む温泉蒸気で一気に蒸すため、食材本来の旨味が閉じ込められるそうなんです


ワタクシは鉄輪温泉の温泉街を抜けて、まずは地獄めぐりの一つ、海地獄へとやって来ました


ワタクシ、中学校1年生の時に親戚の叔父さんに別府に連れて行ってもらったことがあり、その時に海地獄に行った記憶があるんです


別府の地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほどの美しさです。
池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためだそうです


お湯の温度はなんと98度。木の棒の先にはカゴが吊るされ、お湯に浸けてゆで卵を作っているんですよ。
ゆで卵が映るように撮りたかったのですが、湯気が途切れることがなく、うまく撮れませんでした


海地獄には多くの観光客が訪れていましたが、東南アジア系の観光客の姿が目立ちました。
円安が進んだので、日本は旅行しやすい国なのでしょうね

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


旅行会社が投票で選ぶ「温泉番付」というのを毎年企画しているのですが、ここのところ東の横綱は「草津温泉」、
西の横綱は「別府温泉郷」が選出されています。なお、大分県は由布院温泉が関脇に、湯平温泉が前頭に選出されているので、
「おんせん県おおいた」の面目躍如というところですかねぇ。



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進撃の巨人-大分県日田市:JR日田駅

2023年01月28日 | 大分
Hita Station, Hita City, Oita Pref.

さてさて、長崎を後にしたワタクシ達は大分県日田市にある家人の実家へと向かったのですが、
道中で家人が「今、日田駅が結構盛り上がってるらしいで」と言うので、ちょっと立ち寄ることにしました


日田駅の駅舎は平成27年、JR九州の数々の特急列車をデザインしたことで知られる水戸岡英治氏のデザインにより、
歴史ある町並みや伝統文化に調和するようリニューアルされました。
駅前にはHITAのI の文字になって写真を撮ることができるモニュメントもあり、観光客に人気なんですよ


日田駅が盛り上がっている…ワタクシはよく知らないのですが、世界的にも人気のアニメ超大作で『進撃の巨人』と言うのがあるんです。
大分県日田市は、進撃の作者・諫山創氏の生まれ故郷なんです。
現在、市内各所で『進撃』にちなんだ町おこしが行われており、アニメファンなどが「聖地巡礼」として訪れているそうなんです。
これは作中最強にして最も人気がある男リヴァイ兵長だそうで、この時もこの銅像と一緒に写真を撮るアニメファンが
結構な数でいたんですよ。これも立派な町おこしですよねぇ


駅のプラットフォームにも、諫山創氏の絵が数枚飾られていました。日田市には温泉が多いのですが、
それ以外に歴史ある町並みもあれば、豊かな清流もありますし、伝統工芸もあります。決して温泉だけの町ではありません


「進撃の巨人」ファンの方には申し訳ないのですが、やっぱりワタクシはアニメよりも鉄道に、列車の方に関心が向かいます。
2両編成のディーゼルカーが停まっていましたが、このデザインも水戸岡鋭治氏ですね


日田駅は九大本線という福岡県久留米駅と大分駅を結ぶ幹線路線にある駅ですが、「本線」という名前がついていても
列車の本数は少ないです。まだ久留米〜日田間はそれなりに本数はあるんですが、日田〜大分間は本数が少ないですねえ


そんな日田駅に「ゆふいんの森5号」がやって来ました。この列車は数あるJR九州の観光列車の中でも外国人の人気がとりわけ高く、
日によっては乗客の7割が外国人ということもあるそうです。ワタクシ、以前に一度だけ「ゆふいんの森」に乗ったことがあるのですが、
その時もワタクシの周りは全て中国人でビックリした記憶がありますわ


JR九州はD&S(デザイン&ストーリー)列車と呼ばれる、個性溢れるルックスやインテリアを持つ特急列車を各地に走らせていますが、
この「ゆふいんの森」はD&S列車のハシリなんですよね


一日に3往復の特急「ゆふいんの森」ですが、上手く日田駅にやって来る時間に遭遇することが出来ました


列車からは思っていた以上に観光客がたくさん下車してきました。日田市内の温泉旅館で年末年始を過ごすのでしょうね。
列車が去っていくと、日田駅は静寂に包まれるのでした

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


これまで何度かアニメの舞台になったということで、アニメファンが大挙してやって来る場所を見たことがあります。
また、大河ドラマが放映されると主人公ゆかりの土地に、歴史ファンや大河ドラマファンがドッとやって来る場面も何度か遭遇しました。
そう思うと、ネットの時代になったとはいえ、まだまだメディアの影響力というのは大きいんですね。



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