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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

アズレージョと白壁-大分県臼杵市

2024年12月29日 | 大分
Usuki City, Oita Pref.

さてさて、初めて大分県臼杵市を訪ねたワタクシは、貿易と醸造で栄えた「町八町」と呼ばれる地域に向かいました


この界隈は昔ながらの区割りが残っており、狭い道幅の道が続きます。
古い建物があちこちに残り、初めてこの町を歩く私には歩くたびに新しい発見があるのが楽しいのです


古い建物を改築したり、リノベーションしたりしているお店もありました。
ただ、悲しいかな…ワタクシはいつも早い時間に行動するために、まだ多くの店舗の営業前の時間なんですよ


白壁、うだつ、なまこ壁…大好きな光景がこの町にありました。外国の町には外国の町の良さがあり、日本には日本の町の良さがあります。
ワタクシにとって「古き良き日本」の風景を感じられる場所を訪ねることは、この上ない喜びなんです


町を歩く時、ワタクシの特技の一つが常に自分が東西南北のどちらを向いて歩いているのか把握していることなんです。
ですので、国内と国外を問わず、道に迷うという事がほぼありません


ただ、苦手なのは地下街を歩くことで、太陽の位置や周囲の景色を確認できない地下街では道に迷ってしまうんですよねぇ


ただ、今はスマホの地図アプリを使えば自分がどこにいるかなんてすぐにわかりますし、
目的地を入力すれば歩いていくルートも地図の上に表示されます。
そう思えばワタクシの特技なんて、もう必要では無くなってしまうのかもしれませんな


ポルトガルではどこに行っても青くて美しい装飾タイルを見ることができるのですが、これをアズレージョと言います。
キリシタン大名の大友宗麟が治めていた臼杵はポルトガルと交流がありました。
それを記念して、築150年の酒蔵にアズレージョが飾られているんですよ。


ワタクシは以前にポルトガルを旅しましたが、ポルト駅の駅舎や町の中で見たアズレージョの美しさは今でも忘れられません。
願わくばもう一度、ポルトの町を再訪したいものです
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/62ca63bcc914a3efebc5a2606568fedb
https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/74ac51354be014b2ccd69173d18520bb

使用したカメラ:3、4、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


九州には「キリシタン大名」が多かったのですが、宣教師と一体となっている南蛮貿易を行うために、
戦国大名自らが積極的にキリシタンになることで、南蛮人(ポルトガル人、スペイン人)からの信用・信頼を獲得し、
それを南蛮人との貿易開始につなげたというのがキリシタンになった大きな理由なんです。
純粋にキリスト教への信仰のためという大名もいたのでしょうが、大半の大名にとっては南蛮貿易の利益が目的だったんですね。



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豊後の城下町-大分県臼杵市:臼杵城址

2024年12月28日 | 大分
Usuki Castle Ruins, Usuki City, Oita Pref.

さてさて、いよいよ年の瀬となりました。ワタクシ、年末年始には家人の実家である大分県日田市に行くことが多いのですが、
今年は10月に義母と義姉が大阪に来てくれたので、今年は帰省をやめました。
ワタクシ、ブログを中断していた2019年12月末にも帰省をしていたのですが、
帰省した翌日の12月29日は、ワタクシは自由な時間があったので、この日は臼杵と別府を訪ねることにしました。
朝の7時半に日田を出発し、9時ちょうどに臼杵に着きました


臼杵はキリシタン大名としても有名な大友宗麟が築城した臼杵城の城下町として栄えた町で、
大友時代の南蛮文化、キリシタン文化の歴史を感じることができます。まずは「臼杵城址」を訪ねることにしました


キリシタン大名として有名な大友宗麟の居城であった臼杵城は、慶長5年(1600年)からは、
美濃から入封した稲葉氏が廃藩置県まで15代にわたってこの城を居城とし臼杵藩の支配にあたっていました。
現在は2つの櫓と書院の庭園の一部、石垣などを残すだけで、臼杵公園として市民の憩いの場となっています


臼杵城を後にして、城下町の方に向かいます。朝早いということもあるのでしょうが、年末の臼杵の町は観光客の姿もほとんど無く、
静かな散策を楽しむことが出来ました


城からすぐの場所に武家屋敷があるのですが、屋敷前の水路には鯉が悠々と泳いでいました。
観光客が無闇矢鱈に餌をあげないからでしょうね。ここの鯉はあまり肥満していませんでした


臼杵城から歩いて5分ほどの場所に、稲葉家下屋敷という武家屋敷がありました。
廃藩置県に伴って東京へ移住した旧藩主・稲葉家の臼杵滞在所として、明治35年(1902年)に建築されたものです


内部の見学が出来るので、ワタクシは中に入ってみることにしました。
ワタクシは旅先で、こういう施設に入って施設見学をするのが好きなんですよ


建物の中はヒンヤリとした空気が漂っていました。室内から庭園を撮る時、縁側などに人がいるとなかなか思うように写真を撮れないのですが、
この時、武家屋敷の中はワタクシ一人だったので、気の向くまま写真を撮ることが出来ました


臼杵は大分県の東海岸に位置する市です。国宝の臼杵石仏や醤油の製造で有名です。
町を歩いていた時に「臼杵の石仏を見に行くのなら案内しますよ」と、地元の方に声をかけていただいたのですが、
ワタクシは石仏よりも城下町や武家屋敷の方に興味があったんですよ

使用したカメラ:1〜4枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T30


配偶者の実家に行くことを好まない人が世の中には数多くいるようです。
私は家人の実家に行くのが好きで、実家に行っても自分の家にいるかのようにいつもくつろいでいます。
この日のように、九州のいろんな場所に行くことが出来るのも私の楽しみの一つなのです。



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一年遅れの初日の出-大分県日田市:三隈川

2023年02月05日 | 大分
The Mikuma River, Hita City, Oita Pref.

さてさて、今年の元日は大分県日田市で迎えました。家人の実家近くの三隈川に行くと、初日の出を見ることが出来るので、
今年も見ようと思って朝早く起きました。しかし、天候は晴れだったのですが、内陸部の盆地特有の濃い霧が発生し、
初日の出を拝むことが出来なかったんですよ

ワタクシ、昨年も元日は日田で迎え、その時は美しい初日の出を拝むことが出来ました。
昨年はブログを中断していたので、初日の出の様子もブログに載せることがありませんでしたので、
一年遅れで美しい日田の初日の出を紹介しますね


九州は大阪よりも西に位置するので、当然ながら夜明けの時間は遅くなります。大阪より20分くらい遅いのかなぁ。
この写真を撮ったのは午前6時44分。三隈川の水面が、徐々に色づき始めます


左手に見えるのは日田温泉の温泉旅館です。朝風呂に入りながら、初日の出を待っている観光客もいるのかなぁ


内陸部に位置する日田の朝は冷え込みます。この日(R4年の元日)は-4℃という最低気温でした。
三脚を立ててカメラを構えるのですが、カメラを操作する指先が寒さでかじかみます


午前7時29分、太陽の光芒が見え始めます。周囲からも「もうすぐお日様が上るね」「初日の出が見えるよ」と声が聞こえます。
この時、三隈川の畔には気がつけば30人くらいの人が集まっていました


日本人は日の出を見るのが好きです。登山者などはご来光を見るために、朝の4時頃に起きることを厭いません。
ましてや初日の出ともなると、多くの日本人は「ぜひとも見たい」と思うんでしょうねぇ


去年はワタクシにとって定年退職、そして新しい職場への就職と、大きな転機になる一年でした。
初日の出を拝みながら「どうか新しいチャレンジが、自分にとってプラスになりますように」と祈りました


あれから一年が過ぎました。今年はどんな一年になるのかなぁ。今年の一番の目標は、健康面に気をつけること。
唯一の不安だった血圧も正常値になりました。ワタクシは身体は丈夫なのですが、歯が悪いんですよ。
今は歯医者に通っていますが、悪い部分は徹底的に治療して歯の不安も取り除こうと思っています。
登山、キャンプ、旅行と、やりたいことがたくさんあるのですが、そのためには健康でいないとね。
しっかり働いて、休みの日は思い切りエンジョイする…そんな一年でありたいです


九州への帰省と旅行…長い間のお付き合いありがとうございました

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


ここ15年ほどの間で、元日を自宅で迎えたのは一度しかないんですよ。
タイ、マカオ、ベトナム、台湾、メキシコなど、外国で元日を迎えたり、家人の実家をはじめ日本各地で元日を迎えたりしました。
今年の年末は久々に海外で過ごしたいです。コロナウイルスも、どうやら2類から5類になりそうですしね。



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カフェで過ごすゆったりした時間-大分県日田市:豆田町・「麦屋カフェ」

2023年02月04日 | 大分
“Mugiya Cafe”, Mameda Town, Hita City, Oita Pref.

さてさて、大分県日田市に戻ってきて豆田町を訪れたワタクシは、歴史を感じる街並みを散策していました


日田は内陸部の盆地に位置していますので、冬場の冷え込みはかなり厳しいんです。
この日も陽が西に傾くと、急速に気温が下がる気がしました。翌日の元旦の朝は、-4℃まで冷え込みました


日田市の周辺は良質な杉の産地で有名で、日田は林業が盛んです。そして、日田杉を使った地場産業が「下駄の製造」なんですよ


水が豊かな日田は酒造りも盛んです。これは薫長酒造の建物で、日田にある代表的な地酒の酒蔵です


ワタクシ、家人の実家に戻る前に、ちょっと暖かい飲み物でもいただきたいなぁと思っていたのですが、
いい雰囲気のカフェがありました。なかなか人気のお店のようです


お店の名前は「麦屋カフェ」。瓦葺の屋根と丸い窓が可愛いですね。中に入るとしましょうか


中は多くのお客さんがいました。パフェやスムージーなどがインスタ映えするようで、ワタクシの近くにいた3人組の女の子達は、
何度も写真を撮っていました。ワタクシはディスプレイしてあった古いカメラに目が惹かれました


ワタクシは「カフェモカ」を注文したのですが、嬉しかったのはこのマグカップです


日田市の山間部に皿山という地域があり、そこでは「小鹿田焼」という陶器が生産されています
「飛び鉋」や「刷毛目」「櫛描き」といった技法が特徴的な小鹿田焼が、ワタクシは大好きなんですよ。
雰囲気の良いお店の中で、素敵な陶器を眺めながらゆったりと時を過ごすことが出来ました

「麦屋カフェ」…大分県日田市豆田町9-2

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


陶器に関しては、さほど詳しいわけではありません。ただ、陶器の産地に行くと気に入った器を買うことがよくあります。
土を焼いて作った陶器には温かみがあり、手に持つと温もりを感じます。
私はどうも磁器よりも陶器の方が好きなようですわ。



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大分の小京都-大分県日田市:豆田町

2023年02月03日 | 大分
Mameda Town, Hita City, Oita Pref.

さてさて、別府で温泉めぐりを満喫したワタクシですが、帰路について日田市に戻ってきたのが2時半頃でした。
まだ時刻も早いので、ちょっと寄り道をして家人の実家に戻ることにしました


日田市は九州のほぼ真ん中あたりに位置するのですが、日田市の中心地である豆田町(まめだまち)は、
江戸時代幕府直轄の城下町として栄えた「天領」で、今なお往時を偲ばせる古い建物や町並みが数多く残っているエリアです


日田が天領となったのは1639年、日田陣屋(御役所)が置かれてからのことです。
その後日田代官が西国筋郡代に昇格、日田は経済の一大中心地となり、大いに栄えました


「山あいに都あり」といわれ、日田の豪商の力を示す資金は「日田金(ひたがね)」と称されたと言うから当時の繁栄ぶりが分かります


中心地である豆田町は、石レンガの道沿いに土塀白壁の建物が残っていたりとレトロな風景と町歩きが楽しめるエリアです。
最近は歴史ある建物をリノベーションしたショップやカフェなども増えているんですよ


歴史ある町並みは「大分の小京都」と呼ばれ、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
ワタクシは豆田町の佇まいが好きで、日田に来ると訪れたくなるんです


年々、この豆田町を訪れる観光客が増えてきたように思います。外国人(特に中国人、韓国人)の団体旅行で、
由布院温泉や天ヶ瀬温泉に宿泊してから、ここ豆田町を訪れるというパターンが多いそうです


この日は大晦日。それも午後3時頃になったので、もうあまり人はいないだろうなぁと思っていたのですが、
けっこうな数の観光客がいたんですよ。大晦日を日田市内の温泉宿で過ごす観光客かなぁと思います。
コロナウイルスによる移動自粛から解放され、やっと観光や帰省を楽しめるようになりましたものね


ではでは、歴史を感じる豆田町ですが、もう少し散策するとしましょうか

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


この日は大晦日。夜は年越しそばを食べながら紅白歌合戦を見るという、由緒正しき大晦日の夜を過ごしました。
何の期待もせずに見ていた紅白歌合戦ですが、桑田佳祐や世良公則、Char、野口五郎、佐野元春の
「時代遅れのRock'nRoll Band」は心に染みました。彼らの歌を聴いていたら、自然と握りこぶしになりました。



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