感度数万倍「究極の電流計」/NTTなど実験成功
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電流を構成する電子1個ずつの動きをとらえる「究極の電流計」の実験に、NT
Tなどが成功した。従来の最も敏感な電流計と比較しても数万倍程度の性能で、消
費電力がごく少ない電子機器の開発などに役立つという。16日付の米科学誌サイエ
ンスに発表する。
電子1個ずつの制御は次世代技術の核心で、盛んに研究が進められている。NT
Tなどは、半導体を使って、電子10個ほどが入る電子のたまり場「電子ドット」
(大きさ1万分の1㍉程度)を二つ用意。たまり場の状態を継続的に調べることで
電子の動きを1個ずつとらえることに成功した。
実験は絶対温度(セ氏零下273度)に近い極低温で行なったが、材料などを変
えて室温で動かすことを目指すという。
(2006.06.16 朝日朝刊/総合)
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電流を構成する電子1個ずつの動きをとらえる「究極の電流計」の実験に、NT
Tなどが成功した。従来の最も敏感な電流計と比較しても数万倍程度の性能で、消
費電力がごく少ない電子機器の開発などに役立つという。16日付の米科学誌サイエ
ンスに発表する。
電子1個ずつの制御は次世代技術の核心で、盛んに研究が進められている。NT
Tなどは、半導体を使って、電子10個ほどが入る電子のたまり場「電子ドット」
(大きさ1万分の1㍉程度)を二つ用意。たまり場の状態を継続的に調べることで
電子の動きを1個ずつとらえることに成功した。
実験は絶対温度(セ氏零下273度)に近い極低温で行なったが、材料などを変
えて室温で動かすことを目指すという。
(2006.06.16 朝日朝刊/総合)