きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ジョゼと虎と魚たち

2012年09月28日 | 日本
いつかあんたがおらんようになったら
迷子の貝がらみたいに
一人ぼっちで海の底をころころころころ転がり続けることになるんやろ
でも、まあ、それもまたよしや

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海底を気持ちよくゆらゆらしたような心地よさが残る
海のシーンは最後にちょっとあっただけなのに
なんでかな

ジョゼの池脇千鶴がよかったな
なんたって乳母車に乗って登場だもん
包丁持ってるし
ぶっきらぼうな口調の大阪弁で
足が悪くて立てなくて
おばあからは「何の役にも立たんやつ」呼ばわりされて
小学校にもいってないのに
近所で拾ってきた本からいろんな知識を得てて
どうしても花や猫に挨拶したいから外出は欠かせなくて
料理が上手で
新井浩文の母ちゃんだと言うし(笑)

彼女が恒夫(妻夫木くん)に「いかんといて」って頼むところが可愛くて可愛くて
好きな人が出来たら、世の中で一番怖いものを二人で見に行こうと思ってた、なんて
こんなに可愛い子が世の中にいるんだろうか

でも、ジョゼは最初から最後まで
いつかは海底を一人でコロコロ転がる覚悟をしてるんだよね
なんでかわからないけど、それが最初からずっと伝わってた

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いつも髪がぼさぼさだったのが
最後は綺麗に束ねて
凄いスピードでひとり電動の車椅子で出かけるジョゼが
綺麗で凛々しくて
ひとりで生きてくんだって顔してた
かっこいい

妻夫木くん、いっぱいラブシーンがあって可愛かったね
全力なラブシーンが潔くて気持ちよかった
ジョゼとのシーンの「泣きそうだ」が好きです

本編を観て、コメンタリを観て
最後に日本語字幕つけてもう1回観ちゃった(計3回)
でもまたしばらくしたら、また観たくなる映画だと思う



ジョゼと虎と魚たち  2003年  ☆☆☆☆☆
監督:犬童一心
出演:妻夫木聡、池脇千鶴、新屋英子、上野樹里、新井浩文

大学生の恒夫(妻夫木聡)は、深夜に麻雀屋でアルバイトをしている。今日の客の話題は、最近近所で見かける謎の老婆のこと。決まって明け方に乳母車を押して歩く老婆が乗せているのはミイラか?札束か?はたまたヤクか。明け方、恒夫は坂の上から乳母車が走ってくるのに遭遇する。恒夫が近寄り、中を覗くと、包丁を握り締めた少女(池脇千鶴)がいた。恒夫は危うく刺されそうになるが、間一髪で難を逃れる。乳母車の中身は、老婆の孫だった。


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