ハンダエンのお茶屋日記

日本茶専門店「東京繁田園茶舗」のブログ

新茶情報・鹿児島編

2017-04-26 16:25:52 | 産地情報

今年も弊社社長が“新茶仕入れの旅”に出ております。

 

昨年4月17日、鹿児島の茶畑ではすでに手摘みがされていました。

その時の様子がコチラ↓

 

 

そして今年4月23日に訪れた際の様子↓

まだ芽は伸びず、26日頃からの手摘み作業となりそうです。

このように今年の新茶は育成が遅れていますが

霜にもあたらず大変良質の茶が収穫出来そうです!

 

青みを出すために覆いをかけ、3日ほど経ってから摘採をします。

 

こちら↓の銀の覆いは碾茶(てんちゃ・抹茶の原料)用。

 

こちらの茶畑はすべて有機栽培、認証もとっております。

認証取得については、毎年厳しく設備に至るまで検査を受けます。

『RA』とは「レインフォレスト・アライアンス」という認証で

”生物多様性の維持と人々の持続可能な生活の確保を使命とする”(団体ウェブサイトより)ものです。

 

4月末には手摘みの新茶他、様々な新茶商品がご用意できます。

ご来店をお待ち申し上げます!

毎年ながら美しい緑・・・桜のお花見も良いですが

茶畑の緑を眺めるのも一興かと

 


2016年新茶 鹿児島より

2016-04-20 11:00:37 | 産地情報

弊社社長が 今年も産地・鹿児島に新茶の仕入れに参りました。

晴れ渡った青空と、お茶の緑が何とも清々しい風景です。

新茶がすくすくと育っています。

この柔らかい新芽の部分を手摘みしていきます。

ほとんどが機械化されている中、

この大変な手間暇をかけた“手摘み茶”は希少です。

この日は4月17日の日曜日。

生産者のお子さんの小学生も、しっかり戦力です!

このような手摘みをはじめ、これから新茶が続々入荷致します。

どうぞご期待下さい!


茶正月

2015-04-20 11:05:55 | 産地情報

鹿児島県 霧島の茶園から、“茶正月” のご挨拶を申し上げます。

4月11日より16日にかけての、新茶・手摘みの様子をお届けします!

 

 ご覧ください、この瑞々しい若葉のミドリ!

 

 

↓は玉露の茶畑。

玉露の産地といえば 福岡県八女京都が有名ですが、

ここ 南国鹿児島でも玉露の畑があちこちに見受けられます。

 

「寒冷紗」という黒い布で茶畑を被い 太陽光を遮り、玉露はじっくりと育てられます。

支柱を立て、柔らかな新芽を守っています。

 

 生育に時を要するため、弊店での玉露の新茶入荷は6月中旬以降です。

 

 

↓ お次は3年前に植えた 「さえみどり(品種)」の茶園。

腰の高さまで順調に成長し、今年から収穫が始まりました。

 

畑から場所を移して、お次は“手揉み”の様子を。

↑ この台は“焙炉(ほいろ)”といいます。

台の表面には丈夫な和紙が貼ってあり、

内部にはガスを引いて(昔は炭火)、台上が熱っせられる仕組みになっています。

この上で新茶を揉んでゆきます。

そもそも「なぜ揉むのか?」と申しますと、

揉むことによって葉の表面に傷をつけているのです。

 

お茶の葉は比較的しっかりしているので、

ただお湯を注いだだけでは成分が抽出されません。

そこでこの“揉む”という工程が必要になってくるのです。

茶産地の労働歌?に ♪ しっかり揉め揉め ♪ というフレーズもあるように、

この作業を4-5時間も行うという、それは大変な作業です!

(通常一般のお茶は機械で行われています。)

この手揉みの技術、なんと流派もあるのです!

 最後の仕上げの段階では、相撲の土俵入りよろしくキメの所作もあったり。

↑ かなり “よられ”て 細くなりました。

 

このように生産者が丹精込めて作った新茶が 次々と入荷して参ります。

どうぞ若葉の雫をお愉しみ下さい!

 

店主


2014新茶紀行~鹿児島編

2014-04-24 17:02:15 | 産地情報

今年も新茶の季節到来、産地である鹿児島・霧島へ。

防風林、溜池(防霜スプリンクラー用)、雄大な霧島の自然に育まれ、どこまでも拡がる茶園。

 

 

強力なシャワーと風で茶畑を洗浄中。

鶯のさえずりが響くなかで新茶の手摘み。

 

まさに新芽のじゅうたんの上を歩いているよう!

(写真下:茶葉の収穫機)

丹精込めて育て、摘み取り、お茶を作り上げる・・・

幾人もの手と気持ちが重なり、出来上がる茶の葉。

新茶は若葉の滴です。

どうぞ馥郁たる緑の香りとまろやかな旨みを、

ゆるりとお愉しみ下さい。