
園内の中流域に在る茅葺屋根の農家横の棚田内に、現在では珍しく成ってしまった
多くの案山子が立てられいるに気が付き、この案山子は「田の神様」とも云われ
「春の季節に成ると、山から山の神様が田に降りて来て、田の神様と成って田を守ったり
稲作の生育を守り、秋の季節に成り稲の収穫が終わると、神様はまた山に帰られて
山の神になる」と云う言い伝えがあって、案山子は田や畑等に設置して
鳥等からの害獣を追い払う為の人形や、それに類する形のもので
「鳥威し」の一種として、一般的には人の形や目玉の形等でしたが
今回見たものはテレビの人気アニメの主人公等を模したものが多く有りましたが
この案山子を田んぼに設置する最大の目的は、スズメやカラス等をはじめとする
稲作に害をもたらす鳥類やケモノを追い払う為で、稲を守る為の手段の一つとして
人間がいる所へは、基本的に動物は寄ってこないので「人間がその場にいるかの様に
見せかける」事が考えられた結果、人間に似せた案山子を立たせておく事に依って
不在時の田畑を守ろうと考えられたものの、害獣の側にも学習能力と慣れがあって
動かない案山子が立っていても、徐々に効果が見られ無くなってしまい
現在では、田んぼの中に案山子の姿を見る事が、殆んど出来無くなってしまい
この棚田に設置された案山子は、稲を守る為ではなくて案山子のコンクールの為に
設置されている様でしたが、現在の爺やの住んでいる地方の田んぼの様子は
稲穂が膨らみ始めて頭を垂れている状態で、収獲の早いところでは
来月の上旬頃には収穫作業がソロソロ始まると思ってはいますが
本日のお昼の天気予報に依れば、今月6個目の発生となった台風18号は
本日の正午現在、フィリピンの東の海上を1時間に凡そ35kmの速さで西北西へ進んでいて
先回の台風17号と同じ様なコースを進み、来月の2~4日にかけて日本列島へ
最接近すると予想されていましたので、この地方の農家の人達にとっては
今が水稲を育てる為の一番大事な時期ですので、折角膨らんできた稲穂が
暴風雨で倒されてしまい、稲作の収穫に影響が出ない事を爺やは願っています
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