母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

白い色に還る

2021年11月07日 | 
人は生まれて様々な色を知る
人は彩にあこがれ色に染まり
人はひとの彩を着る

空の色海の色風の色
この世に色は美しすぎ
人は何時か彩に疲れる
疲れ傷つき人は末枯れて
静かに静かに眠りにつく
思い出を語る色は
白いカーネーションか
人は人の心に多くを残し
悲しみ色の白を残す

純粋とは
あなたのためにある亡き人よ
秋の夕暮れひそかに咲く

あなたの人生今は白く咲け
純白に黙す花よ白いチャペルの
いとしきカーネーション

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2 コメント

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Unknown ( くぁんみぃ )
2021-11-08 15:05:19
なぜか、読み終わった後、頭の中で言葉を反芻していたら、ボロボロと泣けてしまいました。
今日は、子供の笑顔を思い浮かべながら、美味しい晩御飯を作ってあげたいです。
ごめんなさい。上手く言葉に出来なくて。
けれど、ありがとうって、伝えたくなりました。
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くぁんみぃさま (はな)
2021-11-08 19:16:16
こんにちは。
読んでくださり、コメントも頂き有難うございました。 ことしの困難な夏に『永遠にもう、逢えなくなった大切な人』を想い作りました。

いまは一日一日が、とても大切に思えてなりません。
平凡でも明るく日々を過ごしたいですね、
何時も美味しい晩ご飯の湯気の立つ、幸せなおうちでありますよう。
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