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日本昔話のような・・・「小さな笠地蔵」

2022年02月01日 | 朝の詩

♬坊や よい子だ ねんねしな

今も昔も変わりなく

母のめぐみの子守唄

遠い昔の物語

 

 

「小さな笠地蔵」

七十年前の年の暮れ

母さんはぼくに

お米の入った袋を

背負わせ

顔にお地蔵さんの面を

つけました

ぼくは雪の山道を

急ぎました

身寄りのない

おじいさんの家の前に

袋を置きました

ふり返ると

おじいさんがぼくを

拝んでいました

 

静岡市葵区 安藤勝志さん(79歳)の「朝の詩」を

ご紹介しました

 

 

70年前とはいえ

日本昔話に

登場するような

ほのぼのとする善意の

笠地蔵がいたのですね~

 

「身寄りのないおじいさんの

家の前にお米の袋を置いた少年の

安藤さんとそれを見守ったご母堂の

あたたかい心に思わず涙が溢れました」

・・と選者の詩人・八木先生は仰っています

 

令和4年1月30日 みずの森にて撮影