♬坊や よい子だ ねんねしな
今も昔も変わりなく
母のめぐみの子守唄
遠い昔の物語
「小さな笠地蔵」
七十年前の年の暮れ
母さんはぼくに
お米の入った袋を
背負わせ
顔にお地蔵さんの面を
つけました
ぼくは雪の山道を
急ぎました
身寄りのない
おじいさんの家の前に
袋を置きました
ふり返ると
おじいさんがぼくを
拝んでいました
静岡市葵区 安藤勝志さん(79歳)の「朝の詩」を
ご紹介しました
70年前とはいえ
日本昔話に
登場するような
ほのぼのとする善意の
笠地蔵がいたのですね~
「身寄りのないおじいさんの
家の前にお米の袋を置いた少年の
安藤さんとそれを見守ったご母堂の
あたたかい心に思わず涙が溢れました」
・・と選者の詩人・八木先生は仰っています
令和4年1月30日 みずの森にて撮影