アメリカでの話だが、たばこが発がん物質と言われたとき、たばこ業界は科学者に金を渡して、たばこ業界に都合の良い主張をしてもらっていたという。近年女性の喫煙が増えたのに、肺がんの増加が男性に多いのはなぜか？喫煙率に差がない都市の間でガンの発生率に大きな違いがあるのはなぜか？とか。たばこ業界のキャンペーンが成功した理由の１つは、すべての喫煙者がガンになるわけではないからだそうだ。
原発事故も同じだなと感じる。原発事故のせいでガンになったとの証明はほとんど不可能だろう。福島県人などの被曝者にガンの発生率の上昇等がみられれば疫学的には因果関係が証明できるだろうが。
「世界を騙し続ける科学者たち」を読んでそんな感想を持った。
写真は花見山公園の睡蓮。水温のせいか、まだ咲いていた。