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二転三転、高浜原発運転差し止めと、規制委員長の「安全神話になるくらいなら原子力はやめたほうがいい」

2016年03月10日 | 脱原発
高浜原発3・4号機、運転差し止め 大津地裁が仮処分
【高浜3、4号機差し止め】3号機の原子炉停止作業を開始…夕方にも出力ゼロへ たった1カ月余の再稼働
高浜原発、「運転差し止め仮処分」の重い意味 裁判所が安全対策と避難計画を再び問題視


高浜原発3、4号機、運転差し止め仮処分、という判断が、滋賀県の大津地裁によってくだされました。放射線に県境は関係ありません。
福井の原発は、偏西風などの影響もあって、万が一、近畿1400万人の水瓶である琵琶湖が汚染された時は、被害はさらにふくらみます。リスクの大きさ、被害の重大さを考えれば、これは当然の判断だと思います。


政府は、原子力規制委員会の新基準を「世界最高水準」といい、それを錦の御旗にして、再稼働を進めたい方針ですが、当事者である委員会の田中委員長は、
「安全神話になるくらいなら原子力はやめた方がいい」と述べ、政府や電力会社にクギを刺しました。

「新基準、神話にさせない」 福島事故5年で田中規制委員長
(フクナワ 2016年3月8日)
(記事一部抜粋)
東京電力福島第1原発事故の発生から5年となるのを前に、原子力規制委員会の田中俊一委員長が7日、共同通信の単独取材に応じ、事故を踏まえた原発の新規制基準について「新たな安全神話にはさせない。(審査に合格したら)それで十分ということになってはいけない」と述べ、政府や電力事業者が安全への取り組みを怠らないようくぎを刺した。
政府が新基準を「世界最高水準」として、審査に合格した原発の再稼働を進める方針を掲げていることを意識した発言。田中委員長は「安全神話になるくらいなら原子力はやめた方がいい」とも述べた。



明日で、5年。マスコミは、もう5年まだ5年、と決まり文句のようにいいますが、
「ただ時が進んだだけで、区切りにもなってない、折り返し地点にも来ていない」
と、被災者の方の言葉をニュースで聞きました・・・
この1週間ばかり、思い出したように「被災地は今」みたいに騒がれるけれど、当事者にとっては、あの日から、ずっとつながって続いている日々なんだろうと思います。

高浜原発に関しては特に、二転三転と変化していますが、きっと日本は、原発を手放し、安全でエコなエネルギーに変える事ができる、と信じています。
だってこれも、あの日以来、多くの国民がそう望み続けているのですから。


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