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再浮上した携帯の電磁波と消えたミツバチの関係

2009年09月27日 | 消えたミツバチ
かわいらしいミツバチ


ここ数年、ミツバチがいなくなるという摩訶不思議な現象が、世界各地で起こっています。
その原因について、これという決め手がなくて、研究者の間でも、ダニ、人工の電磁波、農薬や除草剤、遺伝子組み換え植物、農場の単一植物の蜜や花粉が免疫力が低下させたとか、過重労働のストレスによるものだとか・・・結局これらが複合的に作用して、蜂はいなくなって(死んで?)しまったのだろうというような結論に落ち着いていました。
事実、そうなんだとも思います。

が、ここへ来て、インドの研究により、その原因に携帯電話やその基地局の電磁波説が再び浮上しました。「再び」というのは、以前ドイツの大学で同様の実験があり、いなくなったミツバチには携帯電話の電磁波の影響があるのではないかというニュースがあったのです。
しかし、この実験は、このニュースの後再び俎上に上がることはありませんでした。
ハチはなぜ大量死したのか」ローワン・ジェイコブセン著という本によると、もともと携帯電話とミツバチの関係を調べる実験ではなくて、『電磁波放射線の暴露は、ミツバチに行動変化を起こさせるか』という研究。
携帯電話ではなく、コードレス電話の送信機が組み込まれている台を実験用の巣箱の底に突っ込んで電源を入れたものだということです。
ニュース記事は実験への拡大解釈であり、遠くから来る携帯の電磁波と巣に突っ込まれたコードレスホンを同じ土俵に上げるのもどうか…というのが真相らしいです。
その結果、通常の巣箱の蜂に比べ、コードレスホンを自分の巣に突っ込まれたミツバチたちが戻るのに時間がかかった上、巣に戻らないハチがいたのは事実としても。

今度のインドの実験は、どうなんでしょうか。ニュースが真実を伝えているとしたら、やはりミツバチにとって携帯電話や基地局からの電磁波は、よいものではないということでしょう。
以下、青字ニュース記事全文。

ミツバチの減少、携帯電話と基地局の電磁波が原因か インド研究

【9月1日 AFP】携帯電話の端末や基地局から発生する電磁波が、ミツバチにとって脅威になる可能性があるとの研究結果を、インドPTI通信が伝えた。

 インド南部のケララ(Kerala)州で行われた実験から、ミツバチの個体数が激減したのは、携帯電話会社が通信網を拡大しようと、同州全域に設置した基地局が原因であることが明らかになった。

 基地局から電磁波が発生すると、巣から出かけて花の蜜を集め、コロニーに栄養を供給する働きバチの「ナビゲーション能力」が損なわれると、研究を行ったSainuddin Pattazhy博士は指摘する。

 巣箱の近くに携帯電話を置くと、働きバチは巣箱に戻ることができなくなり、巣箱には女王バチと卵だけが取り残された。携帯電話を置いてから10日以内で、ハチのコロニーは崩壊した。

 ケララ州では10万人以上が養蜂業に従事しているため、働きバチの減少は養蜂家の生活を脅かしている。ハチは植生を支えるのに欠かせない受粉を媒介する役割も担っている。

 基地局や携帯電話の数がさらに増えれば、ミツバチは10年ほどで姿を消すかもしれないと、Pattazhy博士は警告する。(c)AFP


ただし、私どものキネシオロジーテストの実験では人体が携帯電話から受けるネガティブな影響は、太陽光線を同時に受けることによって相殺される(晴れていても日陰ならば、ネガティブな影響を受ける)という結果になりました。
ミツバチにもそれが当てはまると言い切れはしませんが、もし同様の反応があるとしたら、外で働くミツバチにとって晴天の日はその影響を受けない可能性もあり、曇りの日や、日が当らない場所や室内での仕事が多ければ、電磁波のリスクは高くなる可能性もあるのではないかと、推察します。(また、巣の中は太陽光が入らないですよね。)

ミツバチがいなくなってしまったこと、それがどのような理由にせよ、このまま同じやり方を続けていれば、人間もミツバチと同じだよと、ミツバチが警告してくれているように思えてなりません。
政治、経済、環境問題、人間の生き方の選択も、私たちが自覚する・しないにかかわらず、時代は大きなチェンジの時を迎えたと感じます。
今までの既得権益に安穏としていた人たちや、強欲・略奪資本主義の上に胡坐をかいていた人たちにとっては、不都合なことなのかもしれないけれど、多くの普通に生きている良心的な人々にとっては、知らないうちに起こってゆく変化であるのかもしれません。しかし、この大きなパワーの流れを、もう止めることはできないのだと感じる今日この頃です。


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4 コメント

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メッセンジャー (ゆりあ)
2009-09-28 08:04:17
>人間もミツバチと同じだよと、ミツバチが
>警告してくれているように思えてなりません

ミツバチなど、小さくて愛らしい生き物たちは
ある意味、メッセンジャーだと思うのです。

目立たないけれど、ひたむきにコツコツ働く彼らは
実は他の生き物以上に、大切な役割を荷っている。
他の生き物にとっても、なくてはならない存在。
(もちろん全ての存在が「なくてはならない存在」ではあるのですが)

人間社会でも、同じように目立たないところで
コツコツと 額に汗を流しながら 頑張って
縁の下の力持ち的な役割を荷ってくれた人々が
社会的弱者として簡単に切り捨てられてきた事実と
決して無縁ではない気がしています。。。

>この大きなパワーの流れを、もう止めることはできないのだと

それに気づく人、気づかない人(気づきたくない人)の間に
今は大きな溝が出来てしまっていますが
溝の中では混沌の渦が巻き起こり
その強大なパワーは螺旋を描きながら上昇しています。
だから、人類は必ずや、
霊的進化の道を進んでいくのだと思います。(^・^)
返信する
ゆりあさんへ (金木犀)
2009-09-28 21:37:32
こんにちは。

>目立たないけれど、ひたむきにコツコツ働く彼らは
実は他の生き物以上に、大切な役割を荷っている。
>縁の下の力持ち的な役割を荷ってくれた人々が
社会的弱者として簡単に切り捨てられてきた事実と
決して無縁ではない気がしています。。。

昆虫の中でも特にミツバチは、集団で目的をもって働く社会性のある虫。
また、受粉を助けてくれるので農業にもなくてはならない人間のパートナー。
おっしゃるように、人間にメッセージを送ってくれる自然の雛型じゃないかとも思います。
ミツバチを守ることは、人間を守ることと同じですよね。

>溝の中では混沌の渦が巻き起こり
その強大なパワーは螺旋を描きながら上昇しています。

おおお~!なんだかすごいぞ。
ゆりあさんのこの一文を読みましたら、何か大きな竜が、空に向かって昇ってゆく姿が心に浮かびましたよ。
ゆりあさん、ありがとう。
返信する
はじめまして (BEEI)
2010-01-02 17:17:31
蜜蜂は最も進化した昆虫だそうですね。
日本にも在来種の日本ミツバチがいるそうです。なんでもダニや病気に強いとかで、最近は人気があるとか。

自然やミツバチと共に生きていけるような、本来の日本の姿を取り戻したいですよね。
たくさんの人が力を合わせれば、きっとできると思う。
返信する
BEEIさんへ (金木犀)
2010-01-03 15:19:03
BEEI様、はじめまして。

ニホンミツバチが、スズメバチの襲来に力を合わせて戦う場面を以前テレビで見て、ちょっと感動してしまいました。
1匹の大きなスズメバチの周りに、小さなニホンミツバチがみんなでよってたかって、自らの熱でスズメバチをやっつけてしまうのです。
外来種である西洋ミツバチには、その能力がありません。
あるがままの自然は、すごいなあと思います。

>たくさんの人が力を合わせれば、きっとできると思う。

そうですよね。それぞれがそれぞれのできることを、十分に生かして、力を合わせること、ミツバチが教えてくれているような気がします。

BEEIさん、ありがとうございました。(^-^)
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