8月1日の読売新聞の夕刊「地球びっくり箱」というコーナーに、ちょっとおもしろい記事が出ていました。毒蛇やサソリの毒を、呪文を唱えながら取り除く、一人の老人。一子相伝の秘密の技術で、彼は1万人以上の人を治療したといいます。
以下全文掲載。
マジットさんを報じる新聞記事と、マジットさん(右)
ヘビの毒呪文で消す
トルコ南部のシリア国境に近い町に毒蛇にかまれたり、サソリに刺された人の毒を呪文を唱えながら手だけで取り除くという老人がいる。「ユランジュ」(ヘビ男)のニックネームを持つハッジュ・マジットさん(78)は、地域の住民から、「神に選ばれし者」と尊敬を集めるが、本当にそんな力があるのか----。確かめにいった。(トルコ南部ダーティオルで福島利之、写真も)
ダーティオルで農業を営むアイハン・ターレネスさん(37)は、マジットさんに助けられた一人だ。1ヶ月ほど前、畑でメロンの収穫をしている際に、毒蛇に右手をかみつかれた。手は痛みでしびれ、マジットさんの家に担ぎ込まれた。
マジットさんは、ターレネスさんの胸の心臓のあたりに、手を当てた後、呪文を唱えながら手を毒蛇にかまれた右手まで血管の上をさするように滑らせた。10分ほどすると、毒は白い液体となって患部から流れ出て、その瞬間痛みがスッと消えたという。ターレネスさんは、「あれは神から与えられた才能だよ」と語る。
この一帯は、岩がごつごつした地形が続き、ヘビやサソリが多い。近所だけでなく、隣国のシリアやイラクから国境を越えて運ばれてくる人もいるという。
マジットさんは、地元の医者からも一目置かれる存在で、病院から転送された救急車が横付けされることも。3ヶ月前には、訓練中に足をヘビにかまれた意識不明の国軍兵士が担ぎこまれた。これまでに「治療」した人は、1万人を超える。
マジットさんによると、この技は家に代代伝わるもので、18歳のとき父から教わり、半年で習得した。ヘビやクモなど自然界の毒には効力があるが、化学物質には対処できないという。
何か仕掛けはあるのか。
尋ねても、マジットさんは、「先祖代代の秘密」と教えてくれない。施術の際に唱える呪文は、イスラム教の聖典「コーラン」の一説というが、どの章句なのかも口外しない。「純正さが失われ効力がなくなる」というのだ。
1981年にテレビでその技を披露し、全国的な注目を集めた。真偽を確かめようと、国立科学研究所の研究者もやってきたが、科学的な解明には至っていない。トルコ人ジャーナリストの中には、故意にサソリに刺され、マジットさんに治してもらったつわものもいるが、なぜ治るのかはいまだ不明だ。
マジットさんは、死ぬ前に4人の息子のうち一人だけに、先祖伝来の技を授けるつもりだ。まだ誰かは決めていないが、長男のメフメトさん(55)は、「そりゃあ、私が後継者になりたい」と期待する。
取材に訪れた日は結局、患者はなく、その技を見ることはできなかった。記者(福島)は、ためしに毒蛇にかまれるような勇気はなく、尻込みした。
代わりにマジットさんは、毒蛇から一生守ってくれるというおまじないをかけてくれた。記者の名前を書いた紙に向かって呪文を唱えた後、記者にイスラム教の聖地メッカの方角を向いて左ひじをつかせ、コショウを口にしながらアラビア語で「慈悲深きアッラーの御名において」と、3回唱えるように言った。これでいいらしい。
別れ際、マジットさんは「掲載された記事のコピーを送ってくれよ」と念を押した。「送らないと、おまじないの効力が現れないよう呪文を唱えるからね」と片目をつぶった。さて、おまじないは本当に効果があるのか-----。幸か不幸か、まだ毒蛇に遭遇していないのでわからない。
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それから、別件なんですが、数年前の新聞記事でも同じようなことが書かれていました。
かわいい顔して恐ろしいモウドクフキヤガエル
高名な白人の学者夫妻がアマゾンで研究中に、ある種のヤドクガエルにさわってしまい毒が体に回ってブラジルの大病院に入院して治療を受けた。しかし、1ヶ月以上たっても病状は回復せず、どんどん衰えていくばかり。そこでアマゾンの原住民のシャーマンを呼んで、治療を行った。その方法は、ある種の薬草を煙草にして、その煙を体全身に吹きかけてゆくというもの・・・すると体からねばねばの液体が出てくる。それをふき取っては煙を吹きかけるということを繰りかえして、治癒に至った、という。
何新聞だったかは、忘れてしまったけど、印象的な記事だったので内容はよく覚えています。
今の医療では、絶対にこういう治療の仕方はしないけど、こういうことであっさりと治るなら、こちらの分野の研究も本気で取り組んだらどうなんでしょうか。人間の持つ自然治癒力を何らかの形で、最大限に働かせる方法であるのだろうと思うのですが。
現代医療が原始的だと断定して馬鹿にしていることって、実は最先端過ぎて単に理解できないだけなんじゃないか、と。
ポイントはマジットさんの言う純正さ。製薬会社がこのやり方を真似て、多額の研究費を使って、お金儲けに利用しようとしても多分だめだろうと思います。
おそらく、施術する人の意識レベルが、高いパワーの領域から発せられるものじゃないと毒を出す体の自己治癒能力は、発動しないだろうと思うから。
ところで、トルコのマジットさんがこの技術を習得したのは、18歳のとき。マジットさんが半年でマスターしたといっても、やる気をみせる長男はすでに55歳。そろそろ、誰かに伝えた方がいいのでは・・・。
以下全文掲載。
マジットさんを報じる新聞記事と、マジットさん(右)
ヘビの毒呪文で消す
トルコ南部のシリア国境に近い町に毒蛇にかまれたり、サソリに刺された人の毒を呪文を唱えながら手だけで取り除くという老人がいる。「ユランジュ」(ヘビ男)のニックネームを持つハッジュ・マジットさん(78)は、地域の住民から、「神に選ばれし者」と尊敬を集めるが、本当にそんな力があるのか----。確かめにいった。(トルコ南部ダーティオルで福島利之、写真も)
ダーティオルで農業を営むアイハン・ターレネスさん(37)は、マジットさんに助けられた一人だ。1ヶ月ほど前、畑でメロンの収穫をしている際に、毒蛇に右手をかみつかれた。手は痛みでしびれ、マジットさんの家に担ぎ込まれた。
マジットさんは、ターレネスさんの胸の心臓のあたりに、手を当てた後、呪文を唱えながら手を毒蛇にかまれた右手まで血管の上をさするように滑らせた。10分ほどすると、毒は白い液体となって患部から流れ出て、その瞬間痛みがスッと消えたという。ターレネスさんは、「あれは神から与えられた才能だよ」と語る。
この一帯は、岩がごつごつした地形が続き、ヘビやサソリが多い。近所だけでなく、隣国のシリアやイラクから国境を越えて運ばれてくる人もいるという。
マジットさんは、地元の医者からも一目置かれる存在で、病院から転送された救急車が横付けされることも。3ヶ月前には、訓練中に足をヘビにかまれた意識不明の国軍兵士が担ぎこまれた。これまでに「治療」した人は、1万人を超える。
マジットさんによると、この技は家に代代伝わるもので、18歳のとき父から教わり、半年で習得した。ヘビやクモなど自然界の毒には効力があるが、化学物質には対処できないという。
何か仕掛けはあるのか。
尋ねても、マジットさんは、「先祖代代の秘密」と教えてくれない。施術の際に唱える呪文は、イスラム教の聖典「コーラン」の一説というが、どの章句なのかも口外しない。「純正さが失われ効力がなくなる」というのだ。
1981年にテレビでその技を披露し、全国的な注目を集めた。真偽を確かめようと、国立科学研究所の研究者もやってきたが、科学的な解明には至っていない。トルコ人ジャーナリストの中には、故意にサソリに刺され、マジットさんに治してもらったつわものもいるが、なぜ治るのかはいまだ不明だ。
マジットさんは、死ぬ前に4人の息子のうち一人だけに、先祖伝来の技を授けるつもりだ。まだ誰かは決めていないが、長男のメフメトさん(55)は、「そりゃあ、私が後継者になりたい」と期待する。
取材に訪れた日は結局、患者はなく、その技を見ることはできなかった。記者(福島)は、ためしに毒蛇にかまれるような勇気はなく、尻込みした。
代わりにマジットさんは、毒蛇から一生守ってくれるというおまじないをかけてくれた。記者の名前を書いた紙に向かって呪文を唱えた後、記者にイスラム教の聖地メッカの方角を向いて左ひじをつかせ、コショウを口にしながらアラビア語で「慈悲深きアッラーの御名において」と、3回唱えるように言った。これでいいらしい。
別れ際、マジットさんは「掲載された記事のコピーを送ってくれよ」と念を押した。「送らないと、おまじないの効力が現れないよう呪文を唱えるからね」と片目をつぶった。さて、おまじないは本当に効果があるのか-----。幸か不幸か、まだ毒蛇に遭遇していないのでわからない。
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それから、別件なんですが、数年前の新聞記事でも同じようなことが書かれていました。
かわいい顔して恐ろしいモウドクフキヤガエル
高名な白人の学者夫妻がアマゾンで研究中に、ある種のヤドクガエルにさわってしまい毒が体に回ってブラジルの大病院に入院して治療を受けた。しかし、1ヶ月以上たっても病状は回復せず、どんどん衰えていくばかり。そこでアマゾンの原住民のシャーマンを呼んで、治療を行った。その方法は、ある種の薬草を煙草にして、その煙を体全身に吹きかけてゆくというもの・・・すると体からねばねばの液体が出てくる。それをふき取っては煙を吹きかけるということを繰りかえして、治癒に至った、という。
何新聞だったかは、忘れてしまったけど、印象的な記事だったので内容はよく覚えています。
今の医療では、絶対にこういう治療の仕方はしないけど、こういうことであっさりと治るなら、こちらの分野の研究も本気で取り組んだらどうなんでしょうか。人間の持つ自然治癒力を何らかの形で、最大限に働かせる方法であるのだろうと思うのですが。
現代医療が原始的だと断定して馬鹿にしていることって、実は最先端過ぎて単に理解できないだけなんじゃないか、と。
ポイントはマジットさんの言う純正さ。製薬会社がこのやり方を真似て、多額の研究費を使って、お金儲けに利用しようとしても多分だめだろうと思います。
おそらく、施術する人の意識レベルが、高いパワーの領域から発せられるものじゃないと毒を出す体の自己治癒能力は、発動しないだろうと思うから。
ところで、トルコのマジットさんがこの技術を習得したのは、18歳のとき。マジットさんが半年でマスターしたといっても、やる気をみせる長男はすでに55歳。そろそろ、誰かに伝えた方がいいのでは・・・。
なるほどアマゾンの副流煙は治療に役立つんですね。タバコ嫌いな私でさえ美女の葉巻を吸うと体力が回復しました。お祓いという精神的なおまじない効果も兼ねてますからね。悲しいことに現代医学はおまじないを排除しちゃってますね。
こういう南米の秘伝の薬草を勝手に先進国の製薬会社が特許を取ってるってボリビアの大統領が批判してました。
もし伝えるとしたら、息子さんよりもお孫さんのほうがいいと思うんですが・・・。
「パワーかフォースか」に書かれていたことですが、煙草はふつう体にとってNOという反応を示すのですが、無農薬で作られた煙草は、イエスという反応になるそうです。
http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/265999cc201e8ee5cf43da08251fcb6e
アマゾンの薬草で作られた煙草は、もちろん無農薬だと思いますし、ヤドクガエルの毒を排出させる力があるなんて、すごいなと思います。
アマゾン、恐るべし。
また、トルコのマジットさんの話は、いわしの頭も信心からといいますが、おまじないだろうが、フラシボ効果だろうが、治っちゃえば勝ちだと思うんですよ。
体ってそんな機能も備えてるって、私は思います。
>南米の秘伝の薬草を勝手に先進国の製薬会社が特許を取ってるってボリビアの大統領が批判してました
製薬会社は、時に治る薬の特許や権利をお金で買って、それであえて市場に出さないってこともあるそうです。
病気が簡単に治ると、ずーっと継続して薬を飲み続けてもらえなくなって困るから。
これは、「病気にならない人は知っている」という本に書かれていました。
http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/656128203f7ac1af2e3789fc3115c323
>もし伝えるとしたら、息子さんよりもお孫さんのほうがいいと思うんですが・
そういう可能性もあるかもしれませんね。
こういうことは、ただ教えればいいってものでもなし、本人の資質も必要ですから、適任者を見極めるのに時間をかけているのかもしれませんね。
たしかに治れば勝ちですね。信じる者は救われる。体が良い方向に変化させるのが治療ですからね。世界のプレシーボ効果は、Change We Can Believe In!
えーと、アマゾンのシャーマンの使った薬草の煙草はは、いわゆる普通の煙草ではなく、薬草を煙にしたものですから、ニコチンが含まれているとは限りません。
具体的な成分はわかりませんが、シャーマンの使う煙草は、現代人の吸っている煙草とは別のものです。
>Change We Can Believe In!
そうですね、パワーの言霊を発し、耳にいれると、筋肉が強くしなやかになります。
オバマさんの支持者は応援しながら、知らないうちに心身ともに元気になってしまうんじゃないでしょうか