虹色オリハルコン

人工的でお金を目標にした人生ではなく

自然と生命を豊かにすることを目標にした生き方を選ぶ

山に木を植え、海に鉄をまく人

2008年07月31日 | パワーな人々・パワーな本

何はさておき、とてもよい本だと思ったので、ご紹介します。

鉄が地球温暖化を防ぐ 畠山重篤(はたけやましげあつ)著 文芸春秋

森は海の恋人」という粋なキャッチコピーで、カキ養殖の漁師さんでありながら植樹運動を実践している著者の最新の本です。
以下著者について、牡蠣の森を慕う会HPプロフィールより抜粋。

高校卒業後、カキ・ホタテの養殖に従事。家業のかたわら「森は海の恋人」をキャッチフレーズに、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を始める。
また、子供たちを養殖場へ招き、環境教育のための体験学習を行っている。その活動に対し、表彰・受賞多数。2004年には宮沢賢治イーハトーブ賞、河北文化賞受賞。現在、京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。


アマゾンのブックレビューもわかりやすく、共感してしまったので、あわせてご紹介しますね。

★★★★★この人の行動力には敬服します, 2008/7/10
海に鉄を撒く→溶ける→植物プランクトンの栄養になる(この栄養が今までは足りなかった)→海中のCO2を吸収して(光合成)植物プランクトン大発生→空気中のCO2が海中に溶け込み、その結果空気中のCO2が減る---ということだ。プランクトンが死ねば体内のCは海底に積もって泥に閉じ込められる。だから地上の植物のようなCの循環からは切り離される。すばらしいアイデアだ。ただしこの人のオリジナル・アイデアではない。この人は実行者であり、もう始めて実績を上げている。植物プランクトンが増えれば動物プランクトンも増え、魚が増える。一石二鳥いや一鉄二魚か(笑)
温暖化の原因追求で他人を攻撃するばかりのいやな人が増えてしまったが、この人は攻撃しないでひたすら行動する。そこがすばらしい。


人は、自然に対して無力なのか・・・ある意味では無力であり、ある意味では無力ではないと私は思う。
どこが違うのかと聞かれれば、万人がわかるようにうまく答えられないのだけれど。そこに自然や命に対する謙虚さと愛があるなら、自然は何らかの形で人に答えてくれるのではないかという、漠然とした予感があるのである。

多くの人々が、環境問題について語っているが、それが単なる自己主張、自己保身、誰かに対する攻撃で終わってしまうならむなしいだけだ。その意味で、このレビュー氏の最後の一言は、ガツンと来た。
著者の自然と命を愛する気持ちが、行動の原動力となっていることが、やはり素晴らしいと思う。

なお、レビュー氏に補足するなら、この理論の先駆者であるアメリカの海洋化学者ジョン・マーチン博士は、1993年58歳の若さでこの世を去った。同僚の研究者たちによって、この研究は続けられ、複数の海洋における鉄散布実験によって植物プランクトンが爆発的に増えたという結論が出ている。鉄仮説は、鉄理論になり、日本各地でもこの取り組みはすでに始まっている。

また、なぜ山に落葉樹を植えるとカキの養殖によいかというと、落ち葉の堆積物の中で、ある種の酸が生成され、それが山から溶け出した鉄イオンと結びついて、酸素と結びつくことなく海に流れて、カキのえさとなる植物プランクトンの細胞の中に入りやすくなるからだという。
ところが、鉄イオンがそのまま流れると、海に注ぎ込まれるまでに酸素と結びついて植物プランクトンが吸収できない形になってしまうのである。
そして植樹の結果として、赤潮が頻繁に発生していた気仙沼湾を、戦前のような豊かな海にもどすことに成功し、おいしいカキが再び獲れるようになったのである。(詳しくは、こちら
著者には、このような下地があったからこそ、この鉄理論の実践者としての説得力も増している。

★参考サイト
森は海の恋人 牡蠣の森を慕う会

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10 コメント

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素晴らしい情報を有難うございます (☆★☆★☆★☆)
2008-07-31 17:36:06
金木犀さん、こんにちは。
いつも素晴らしい情報とエネルギーを有難うございます。

森の生命が再生されることで、土壌の養分が河川ー海へと続き、水の生命も再生されるということは、「ある牡蠣の漁師さんの話」という簡単で概要的なお話を聞いたことがあり、(こちらの畠山重篤さんという方のお話だったんですね。有難うございます。)「やはり全てはつながっているんだなー」と感覚的に知っていた程度だったのですが、このようなエネルギーの連鎖だったのですね。
そして、温暖化防止・CO2減少にも役立つのですね。

また、「赤」という色のエネルギーは
海の赤潮も生命の血もそうですが
何か「警鐘・注意!」を現すような
自然が発するメッセージの色なのかもしれないなと思いました。

そして、人それぞれの得意分野を活かした理解と多面的な行動はとても素晴らしいことなんですね。

「他人を攻撃するばかりのいやな人が増えてしまったが、この人は攻撃しないでひたすら行動する。そこがすばらしい。」
本当にその通りですね。
そしてとても大切なことですね。有難うございます。
早速友人達にも知らせさせていただきますね。


URLはまたまた面白いエナジーを見つけましたのでよかったらご参考までにご覧下さい。
亜子さんのお話も記載されていて興味深いかもしれません。

everything is connected
私もガンバルゾー☆
有難うございます☆
全てはつながっている (金木犀)
2008-08-01 11:47:18
☆★☆★☆★☆さん、こんにちは♪
こちらこそいつもありがとうございます。

リンク先の亜子さんのお話で、

>私たち人間があまりにも 「無防備に」 テレビや雑誌などの

>メディアに接している姿でした。「みなさんは毎日食べるものには、相当気を遣っているのに、どうして

>見る番組や読む雑誌を、注意深く選ぼうとしないのでしょうか?」 霊的な目で見ると、テレビからも

>雑誌からもそしてテレビゲームからも、一定の波動(彼女はそれを実体のある煙のようです、と言って

>いました)が放出されていて、私たちが自分の思考を停止し、画面に吸い込まれるように見ている時は、

>その波動に完全に取り込まれているそうです。つまり、目や耳を通して、波動を「食べて」いるのだそう

>です。それは食事と全く同じように、精神と肉体に取り込まれて、影響を与えずにはおかないのです。

これ、すごくよくわかりますよ。
夏休み、子どもたちは何してるのでしょう。テレビやゲームに時間泥棒され、心は情報に洗脳されていないだろうか。
「パワーかフォースか」でも、フォースの本は手に持っているだけでもだめ。不思議なことですが、文を読んでもいないのに、力が弱くなってしまうのですから、そのものや情報が発する「波動」というものは、絶対にあると思います。

畠山さんは、森、川、海、すべてはつながっているのに、行政が縦割りで分割してきた結果だと言っていますが、いろんな場面で、同じようなことがあるりますね。
医療でも、臓器別に縦割り診察されますが、体も全てつながっているのに、変だなーと素朴に思います。

そうそう、赤は、自然界では、警告・注意の色ですよね。
毒のある生き物や、虫が天敵を威嚇するときなどに赤が有効に使われています。
赤潮も、人間への海の警告である、と考えると、海にも全体の大きな意志があるように思われてきますね。

私の友人は、低血圧なんですが、赤い色の服ばかり着ていますよ。なぜか赤色に惹かれてしまうんですって。元気が出てくるのかも。
そういった意味では、還暦のとき着る赤いちゃんちゃんこ(今はあまり見ないけど・・)も、やはり年齢を重ねた人が、これからも元気でいるように、赤を着るのは理にかなっているかなと思いました。

>everything is connected

そうですね。私もそう思います。
 (sable de sesoko)
2008-08-05 00:19:37
>私の友人は、低血圧なんですが、赤い色の服ばかり着ていますよ。なぜか赤色に惹かれてしまうんですって。元気が出てくるのかも。

かなりビックリしてしまいました。
私も赤が好きなのですが、低血圧&貧血気味なんです・・・。
関係があるのかなって。

>温暖化の原因追求で他人を攻撃するばかりのいやな人が増えてしまったが、この人は攻撃しないでひたすら行動する。そこがすばらしい。

これにも全く同感です。
私は2ちゃんねるとかブログとか(ブログに関しては今はかなり考え方が変わりましたが)中傷するだけで終わってしまう、最近ではプロフ?でしたっけ?で頭に来る事を書かれ殺してしまうなんて事件も多発していますが、ネットの怖さを痛感していました。

特に文章と言うのは気をつけないと誤解を生む事が多いですよね。
だからこそ慎重に書かなくてはいけない。
私もこうやってコメントを書いている時、一番神経を遣っているように思います。

本当に地球を思っている人は行動している。
テレビが壊れ静かな夜を過ごすと、自分を冷静に見られる気がしました。
他のサイトで書いてあったのですが、地デジ等でテレビの質は良くなるのに見たい番組がないって。
これにも同感です。
 (金木犀)
2008-08-05 15:54:54
実は、亡くなったうちの母は、高血圧だったんですが、緑色が好きで、着るものとか小物とか緑のものが多くあったんですよ。
家電もみんな緑(笑)

高血圧と関係あるかどうかはわからないけど、赤だと興奮して血圧上がっちゃいそうだとか、緑だと落ち着いてくるとか?・・・・理由はわからないけど、sable de sesokoさんのコメントを読みながら、そういう心理ってあるのかなあって思いました。
カラーセラピーという分野もありますものね。

>特に文章と言うのは気をつけないと誤解を生む事が多いですよね。

そうですね。同感です。
昨今の事件はネットがらみのことも多いですよね。

パソコンの前にいると、自分ひとりなので、ついつい気安さから、日記感覚でいいたいことを一気に書いてしまうこともあります。
だけど、パソコンのむこうにどれだけの人たちがいるのか、また、どんな人たちが読んでくださっているのか、想像して襟を正すことも多いです。

私のブログは、アクセス数こそ少ないけど(笑)、毎日見に来てくださる方はきっと、ピュアな心の方が多いに違いないと勝手に自負しており、そういう方たちに影響されて、自分も成長してきた感じです。

>地デジ等でテレビの質は良くなるのに見たい番組がないって。

私も地デジにずっと疑問ありです。
いっせいに捨てられるテレビのごみ問題も気になります。
テレビのない生活もいいと思うんです。
ただ、小さいときからテレビっ子だった私。
主にNHKBSで時々はっとするような良い番組もあるから、sable de sesokoさんの家のテレビのように、不可抗力でもない限り、完全に見ないという選択は、難しいかも。
ピュアな心の一読者です(笑) (sable de sesoko)
2008-08-06 00:27:57
ブログって、アクセス制限をかけていない限り、色んな人が見る事を想定して、場合によっては都合の悪い気に障るコメントもあるかもしれない事を理解した上で書く必要があると思うんです。

何も書かれたくなかったら、普通に自分だけが見る日記に書けば良いのですから。

誰かに読んで貰いたいと思うからブログに書く訳で、私もgooでブログを始めるまでは一般公開なんてした事なかったです。

でも勇気を出して自分が信じる事柄を書いて行こうと始めたら、同じ様な気持ちの人達と金木犀さんもそうですが知り合う事が出来て、今は本当に始めて良かったと思っています。

特にテレビの壊れたこんな夜には、ブログ巡りやコメント書きなどは私の楽しみになっていますから(笑)

またまた不思議な話で実は緑も大好きなんです・・・。
お母様、お亡くなりになられたんですか・・・。
金木犀さんの年齢が分からないのですけど、お母様ってまだ若かったのではありませんか?

両親共に健在でいてくれる、それだけでも感謝しなくてはいけませんね。
年齢は・・・ (金木犀)
2008-08-06 21:41:46
私、精神年齢は、7~9歳と非常に若いのですが(若すぎ?)実年齢は、その5~6倍、そんなところです。
ということは、35歳から54歳の間。範囲広すぎますか。えへへ。
sable de sesokoさんよりは年上だと思います。
まあ、高校生の息子がおりますのでお察しください。

>でも勇気を出して自分が信じる事柄を書いて行こうと始めたら、同じ様な気持ちの人達と金木犀さんもそうですが知り合う事が出来て、今は本当に始めて良かったと思っています。

そうですね。
ネットを通して、同じ価値観をもった方たちと、すばやくコミュニケーションが取れたり、つながったりできることは、昔なら考えられませんでした。
今では、ブログは私にとって生活の一部になっています。

時々、普段の会話なら、とてもここまで深く話せないってこともブログには書いています。
そういうことにも怒らないで(たまに怒られる?汗)、つきあって読んでくださっている方たちは、本当に奇特な方たちでもあり、うれしいな、ありがたいなといつも思っているんですよ。
sable de sesokoさんとのご縁にも、感謝しています。
嬉しいです♪ (sable de sesoko)
2008-08-06 22:51:08
高校生の息子さんがいらっしゃるとは、えーっと、って計算してはいけませんね(笑)

人との出会いって不思議なもので、私は生まれてこのかた本当に良い出会いに恵まれていると感じています。

勿論両親ともそうだし、今周囲にいる全ての人達は、中に奇怪な人もいたりするけど、全て自分にとってプラスの人達だと思っています。

今置かれている環境ですら自分にとって必要な状況だと思っています。

金木犀さんとの出会いも必然だったのでしょうか。
運命論者ではないけど、自分と同じ様な人と出会う事、また優しい心の方と触れ合う事ができると言う事は、私にとってはかけがえのない宝のようなものに感じます。

うまく言えないけど、このgooコミュニティーから広がった世界は今ではなくてはならないものになっています。

金木犀さんは本当に色んな事を知ってらっしゃいますね。
とても感銘を受けています。

この地球の美しい姿を私達はどれくらい残して行く事ができるのでしょう。
gooコミュニティのご縁ですね (金木犀)
2008-08-07 17:25:36
日々何かといっぱいいっぱいで、ミクシーもやめたくらいなんですが、沖縄にサンゴを植えるプロジェクトに参加したくて、gooの環境コミュニティに登録しました。

とはいえ、ほとんどSNSは見てなかったのに、たまたま開いたとき、sable de sesokoさんのコメントの中の「地球が本来あるべき姿へ自浄活動を始めているよう」、「地球の自然治癒力」といった言葉に、「そうだっ!そのとおりだっ!」と思ったのですよ。

私の家族も、奇怪だったり(笑)、認知症兼アスペルガーだったり(汗)、でも、こういう人たちといっしょに暮らすことには、必ず理由があって、生まれる前に自分の意志で決めてきたことなんだと思っています。
だから、どんな時でもなんとか踏みとどまってきたのかもしれません。

袖振り合うも他生の縁と申します。多少ではなくて、他生です。
sable de sesokoさんなら、わかってくださいますよね。

それから、私がいろんなことを知っているのではなくて、Aからの又聞きも多いのです。何しろものすごく本を買う人なので、資料は本屋さん並みにそろってますし、キネシオロジーテストというやり方で、意識レベルの高い本しか買わないので、無駄がないです。
それに、記事を書くために泥縄で勉強をかねて、ネット検索。
大学の研究でさえ、ネットで知ることができるのですから、やはりインターネットの威力はすごいですね。
畠山重篤エッセイブログのご案内 (宮城県 水山養殖場)
2010-07-08 15:33:57
宮城県 水山養殖場(代表 畠山重篤、牡蠣の森を慕う会)と申します。代表、代表著書に関してコメントいただき誠にありがとうございます。このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしましたのでご案内いたします。ご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。(水山養殖場WebStore HP管理者)
宮城県 水山養殖場さま (金木犀)
2010-07-10 11:22:41
このたびは、畠山重篤さんのエッセイブログのご案内をありがとうございました。
インターネットという大海の中では、見えなくなりそうな、ちいちゃなちいちゃな私のブログですが、みんなが元気になれるような、畠山さんのようなパワーのある方々を応援できたらいいなと思っています。
さっそくブックマークに入れさせていただきますね。

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