はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

丹波哲郎氏の遺した言葉

2006年10月17日 | はなこ的考察―良いこと探し
恨み、妬(ねた)み、嫉(そね)み、嫉妬。

試みに、これを一気にまくしたててみましょう。

うらみ、ねたみ、そねみ、しっと。

昨日、今日と『徹子の部屋』で、先頃亡くなられた丹波哲郎氏の追悼として、過去の出演場面のダイジェストが放映されました。

冒頭と終わりには現在の黒柳徹子女史とゲスト席側に在りし日の丹波氏の大ぶりの写真が映し出されたのですが、遺影に向かって黒柳女史が話しかけるたびに、丹波氏もその場におられるような気がしてなりませんでした。”気配”とでも言いましょうか?

さて、冒頭に挙げた言葉。これは丹波氏曰く、『人間が幸せに生きるために避けなければならない感情』とのことでした。

特に最後の嫉妬。これが人間を不幸に陥れる素だと。

人と自分を比べるな。比べるから嫉妬の情が湧くのだと。人のことを羨ましがるな。人は人、自分は自分だと。

番組では、これら4つの言葉を一気にまくしたてる丹波氏に、黒柳女史が面白がって「わー凄い!もう一回言って下さる?」とねだっている姿から、お二人の仲の良さが窺え、幼子のような天真爛漫さがほほえましくも感じられました。もうこのようなお二人の楽しいやりとりが、VTRでしか見られないのかと思うと一抹の寂しさも。

亡くなる直前の最後の言葉が「ありがとう」だったという丹波氏。自分も死ぬ時はそんな境地でありたいし、そういう境地に至った丹波氏の生き様から生まれた言葉には説得力があると思うのです

「うらみ」
「ねたみ」
「そねみ」
「しっと」

幸せになりたければ、この4つの感場は封印すべし❗️

丹波氏の遺言として、「頂門の一針」として、心に留めたいですね。
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