はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

本日の新作「猫のいる風景」(ブックカバーね♪)

2021年10月09日 | 日々のよしなしごと

 またまたカレンダーの写真があまりにも素敵なので無下には捨て難く、ブックカバーにしてしまいました。中身は原田マハさんの旅行記『フーテンのマハ』(集英社文庫、2018)です。

 カレンダーは普段台所の壁に掛けており、昨年、東急ハンズで購入したもの。ベルギーや北欧の街角に一匹の猫が凛とした姿で写り込んでいます。この文庫カバーの写真はベルギーブリュッセルの街角で撮ったものらしい。

 ベルギーのブリュッセルは4年程前に訪ねたのですが、EU本部や国連機関があり多国籍の人々が住む国際都市と言うこともあってかフレンドリーな人が多く、隣国のフランスと比べても食事は遜色ない美味しさで価格もリーズナブル、佇まいもとても素敵な街でした。また訪れてみたい街のひとつです。

 ところで、中身の本の著者である原田マハさんは私と同世代なのですね。同じ時代を、よくもまあ、これほど自由闊達に生きてこられたものだと半ば感心、半ば羨望(笑)。

 彼女の近年の旺盛な執筆活動は、わずか10年の製作期間で2,000もの作品を描いたと言われる画家フィンセント・ファン・ゴッホを彷彿とさせます。そう言えば、彼女はゴッホが大好きで、ゴッホに纏わる作品も何点か出されていますね。

 かくいう私も小学校5年生の時に学校の図工の課題でゴッホの「アルルの跳ね橋」の鑑賞文を書いて以来の筋金入りのゴッホファン。

 上京後、初めて見た美術館の展覧会が国立西洋美術館で開催された「ゴッホ展」でしたし、新婚旅行でフランスのパリを初めて訪れた際も、ちょうどゴッホのアルル移住100周年を記念してオルセー美術館で大規模な「ゴッホ展」が開催されていたので、夫婦で見に行きました。その後も渋谷のBunkamuraミュージアムや国立新美術館、上野の森美術館で開催された「ゴッホ展」には漏れなく足を運んでいます。

 そして、今回、東京都美術館で開催中の「ゴッホ展」にも先日行って来ました。ゴッホを見出した慧眼のコレクターとも言えるオランダはクレラーミュラー美術館の創設者ヘレーネ・クレラーミュラーに焦点を当てた今回のゴッホ展、懐かしい作品《レストランの内部》との再会もあって、感慨もひとしおでした。

 そう言えば、ベルギーを訪ねた折に、ベルギーのホテルの部屋に大きな荷物を置いたまま1泊2日の日程でオランダのアムステルダムやハーグも訪れ、約30年ぶりにゴッホ美術館を訪ねたのでした。さすがにクレラーミュラー美術館への再訪は叶いませんでしたが…その意味でも今回の展覧会に行けたのは本当にラッキーでした!

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