手元の日経夕刊に掲載された記事(警察庁まとめ)によれば
昨年の「いじめに絡む小中校生の暴行などの事件」
の摘発・補導件数:165件(前年比4件増で3年連続増加)
摘発・補導された児童生徒:326人(内、中学生が7割を占める)
■いじめた理由(複数回答)
①力が弱い、無抵抗だから 27.3%
②いい子ぶる、生意気 27.0%
③よく嘘をつく 11.7%
④態度、動きが鈍い 11.3%
■被害者203人の相談状況(複数回答)
誰かに相談した:6割以上。その内訳は以下の通り。
①保護者 41.9%
②教師 31.5%
③警察などの相談機関 13.8%
④友人 3.0%
この数値は、あくまでも暴行事件として摘発されたものであり、
実際には警察沙汰に至っていないいじめ事件(問題)は
相当数あると考えられる。万、10万単位だろうか?
数値から見えてくるいじめられっ子像は、
比較的おとなしめで、やられてもやり返さない子や
生真面目な子、正義感の強い子だろうか?
どう考えても、いじめる側に屈折した心理が透けて見える。
いじめる側の病理を徹底的に分析、ケアしないと、
いじめはなくならないと思う。
それは家庭環境かもしれないし、親の養育態度かもしれない。
学校の人間関係かもしれないし、何らかの劣等感かもしれない。
とにかくいじめる側のストレス発散の矛先が、
力関係においてより弱い方へ向けられている。
いじめた側には、いじめ行為がいかに愚かしい行為で、
自分自身が抱えている問題を解決する糸口にはなり得ないことを
自覚させる必要がある。案外いじめている本人だけでなく、
親も問題を抱えているケースが多いのではないか?
いじめっ子の親に限って、我が子に無関心であったり、
我が子の姿がよく見えていないのはよく聞く話。
その意味で親子一緒の手当が必要なのかもしれない。
さらに気になったのは、被害者の相談状況だ。
60%超の誰かに助けを求めた子供達はともかく、
それ以外の40%弱の誰にも相談できなかった子供達の
ケースは深刻だ。いじめを苦に自殺するケースの殆どは、
このグループに入るのではないか?
苦しい時にはひとりで我慢したり、立ち向かうだけでなく、
誰かに助けを求め、
時には逃げることも自分を救うひとつの道だ。
そういうことを、親は日頃から我が子に言い聞かせることが
大切なのかもしれない。我が子を守るために。
特に我が子が、おとなしい子、優しい子、生真面目な子、
正義感の強い子の場合。
あなたにはさまざまな道が開かれているし、
自分で抱えきれない問題に直面した時には
いつでも親が手を差し伸べる、と。
さきほど、息子に
「どうして自殺した子はいじめのことを
親に相談しなかったんだろうね」と聞いてみると、
「そういうことは親に話したくないって思う子はいると思う」
「どうして?」と理由を尋ねると、
「親に心配をかけたくないから。その子の気持ちはわかる」
という答えが返って来た。
「あなたなら、どうする?」と聞くと、
以前なら「相談する」と即答したであろう息子が、
「わからないな。どうだろう?」と一瞬迷った様子だった。
いろいろな意味で、一番危ない中学の時期は過ぎたけど、
まだまだ親のやるべき仕事(責任)は残っている、という感じだ。
今日もいじめの話題とは直接関係ないけど、
日頃から親しくしている息子の同級生のお母さんと、
「子育ては責任が重くて大変だけど、
お互い助け合って行こうね」とエールの交換をした。
親同士連携しあって行かないと、今の子育ては荷が重過ぎる。

自宅マンションの敷地内で、秋を見つけた。
昨年の「いじめに絡む小中校生の暴行などの事件」
の摘発・補導件数:165件(前年比4件増で3年連続増加)
摘発・補導された児童生徒:326人(内、中学生が7割を占める)
■いじめた理由(複数回答)
①力が弱い、無抵抗だから 27.3%
②いい子ぶる、生意気 27.0%
③よく嘘をつく 11.7%
④態度、動きが鈍い 11.3%
■被害者203人の相談状況(複数回答)
誰かに相談した:6割以上。その内訳は以下の通り。
①保護者 41.9%
②教師 31.5%
③警察などの相談機関 13.8%
④友人 3.0%
この数値は、あくまでも暴行事件として摘発されたものであり、
実際には警察沙汰に至っていないいじめ事件(問題)は
相当数あると考えられる。万、10万単位だろうか?
数値から見えてくるいじめられっ子像は、
比較的おとなしめで、やられてもやり返さない子や
生真面目な子、正義感の強い子だろうか?
どう考えても、いじめる側に屈折した心理が透けて見える。
いじめる側の病理を徹底的に分析、ケアしないと、
いじめはなくならないと思う。
それは家庭環境かもしれないし、親の養育態度かもしれない。
学校の人間関係かもしれないし、何らかの劣等感かもしれない。
とにかくいじめる側のストレス発散の矛先が、
力関係においてより弱い方へ向けられている。
いじめた側には、いじめ行為がいかに愚かしい行為で、
自分自身が抱えている問題を解決する糸口にはなり得ないことを
自覚させる必要がある。案外いじめている本人だけでなく、
親も問題を抱えているケースが多いのではないか?
いじめっ子の親に限って、我が子に無関心であったり、
我が子の姿がよく見えていないのはよく聞く話。
その意味で親子一緒の手当が必要なのかもしれない。
さらに気になったのは、被害者の相談状況だ。
60%超の誰かに助けを求めた子供達はともかく、
それ以外の40%弱の誰にも相談できなかった子供達の
ケースは深刻だ。いじめを苦に自殺するケースの殆どは、
このグループに入るのではないか?
苦しい時にはひとりで我慢したり、立ち向かうだけでなく、
誰かに助けを求め、
時には逃げることも自分を救うひとつの道だ。
そういうことを、親は日頃から我が子に言い聞かせることが
大切なのかもしれない。我が子を守るために。
特に我が子が、おとなしい子、優しい子、生真面目な子、
正義感の強い子の場合。
あなたにはさまざまな道が開かれているし、
自分で抱えきれない問題に直面した時には
いつでも親が手を差し伸べる、と。
さきほど、息子に
「どうして自殺した子はいじめのことを
親に相談しなかったんだろうね」と聞いてみると、
「そういうことは親に話したくないって思う子はいると思う」
「どうして?」と理由を尋ねると、
「親に心配をかけたくないから。その子の気持ちはわかる」
という答えが返って来た。
「あなたなら、どうする?」と聞くと、
以前なら「相談する」と即答したであろう息子が、
「わからないな。どうだろう?」と一瞬迷った様子だった。
いろいろな意味で、一番危ない中学の時期は過ぎたけど、
まだまだ親のやるべき仕事(責任)は残っている、という感じだ。
今日もいじめの話題とは直接関係ないけど、
日頃から親しくしている息子の同級生のお母さんと、
「子育ては責任が重くて大変だけど、
お互い助け合って行こうね」とエールの交換をした。
親同士連携しあって行かないと、今の子育ては荷が重過ぎる。

自宅マンションの敷地内で、秋を見つけた。