はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

正式配属

2015年12月02日 | 家族のことつれづれ
 息子が某メーカー入社後、都内の関係会社での研修を経て、約半年間に渡る東海地方の工場での現場研修をこの度漸く終え、北関東にある研究所への配属が正式に決まりました。

 縁もゆかりもない土地、しかも賑やかな都会を離れて、コンビニさえ殆どない人通りも少ない地方に住むのは(逆に私は地方から都会へ出て来たパターンなので、都会の賑やかさに救われた面があり…)正直どんな気持ちなんだろうと私などは思うのですが、本人にしてみれば漸く自分の居場所が定まり、人生の新たな一歩を踏み出せることで期待と不安が半々と言ったところなのでしょうか?

 赴任の前日まで東海地方での勤務だったので、ひとり暮らしを始める新居探しもネット頼み。不動産会社とは数回のメールのやりとりを経て、物件も見ずに契約に至ったようです。私の時代には考えられないことですが、最近のネット上の不動産情報では室内の様子を動画で確認できるようになっているんですね。住所で検索してグーグルアースで周辺の様子も大雑把ながら確認できます。

 とりあえず赴任直後の2週間は経過措置として会社の寮に入るようですが、それこそ最低限の服以外は何も持たないところからの新生活のスタート。これから本格的に冬に入るし(しかも今まで住んでいた所が出身地も含め温暖だっただけに)、初めて経験する北関東の冬は寒さが一入厳しいのではないかと想像します。冬支度は大丈夫なのかしら?

 息子は徹底した合理主義者と言いますか、「服にお金をかけるのはナンセンスだ」の一点張りで、学生時代は必要最低限の服しか持たず、春夏秋冬の殆どをTシャツとジーンズで過ごした人間です。仕事中は作業着とは言え、通勤時にはどうするのと聞くと、「ビジネスカジュアル」との答えが返って来ましたが、そんなの持っていたっけ?状態。もうその辺りから北関東仕様で準備が必要だと思うのですが、今は配属先での仕事のことで頭が一杯なのかもしれません。本当に大丈夫なのかしら?

 勤務先の研究所は山の中にあり、通勤の足はとりあえず車を購入するまで、会社が出している研究所と寮と県庁所在地周辺の主だった駅に停車するシャトルバスを利用するようですが、県庁所在地の駅からひと駅の住宅街にある駅から徒歩2分のアパートの周辺には(駅前にさえ)食べ物屋さんらしいものも殆どなく、食事の面でも心配です。あまりコンビニ弁当は食べて欲しくないのですが、本人に確認したら、「自炊を心がける」とのこと。今まで家でしたこともないのに、いきなり出来るものかしら?

 夫には「もう独立したんだから、自分のことは自分で考えるしかないだろう?放っておけ」と言われていますが、母親の立場としては、不慣れな土地で新生活を始める息子のことが何かと気がかりです。特に健康面が。おそらく全国の殆どの母親が、同じ立場なら心配することだろうと思います。

 写真は近所の猫。日曜の昼下がり、気持ちよさそうに広めの歩道でうたた寝していたのが可愛らしくて、思わず写真に収めました。よく肥えていて、何の警戒心もない様子から、飼い主に可愛がられている家猫なんでしょうね。


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