
本作は、カリブの美しい海を舞台に、
若きトレジャー・ハンター達が繰り広げるアドベンチャー。
全編海のシーンで、その景色や海中で魚たちが回遊する
様子を見るだけでも気持ちが良い。
本作を演出したジョン・ストックウェル監督は自身も優れた
サーファーで、映画「ブルー・クラッシュ」を手がけるなど、
海を舞台にした映画はお手の物らしい。
今回も海の美しさ、海を舞台にしたアクションを見事に
描ききっている。
彼はハーバード大で映画製作と演技を学び、
大学在学中から俳優としても活躍し、
「トップガン」ではトム・クルーズの同僚パイロット、
クーガー役を務めたという。
ジェシカ・アルバ。今年に入って私が見た彼女の主演映画は
これで3本目。旬な女優の一人だ。作中、無駄な肉のない
均整の取れた体を褒められるシーンがある。
こんがり焼けた肌と相俟って、セクシーというより健康的な
色気を発散している。
今回、全編に渡ってその肉体を惜しげもなく晒しているが、
いやらしさは微塵もない。
今や肥満大国とも言われるアメリカでは、
彼女のような体型は理想なんだろうな。
同じく主演のポール・ウォーカー。「ワイルド・スピード」
で頭角を現し、彼もまた若手注目株の一人。
SFアドベンチャー「タイムライン」でも主演したが、
私的には印象が今ひとつ薄かった。
今回は髪を短く刈り上げ、筋骨逞しい体を披露している。
生粋のカリフォルニアっ子の彼はサーフィン、ダイビングの
名手で、今回のトレジャー・ハンター役はうってつけだ。
「タイムライン」の時より断然輝いて見えた。
まさに水を得た魚のよう。