先日、自宅一階の一部を改装して画廊を経営している知人に招かれ、高輪まで行って来た。
画廊では今日まで、ある作家父子の木版画展が開催されていた。
浮世絵のように何度も刷りを重ねて、繊細な色彩のグラデーションが美しい作品が20枚ほど展示即売されていた。
私でも手の届きそうな小品もあったので、買おうか買うまいか最後まで迷ったけれど、結局、私の一存では決められないので、買わずに帰ることになった。
知人が周辺を案内がてら、最寄りの泉岳寺駅の近くまで送ってくれると言ったので、画廊を出て、近くの緩やかな下り坂に向かった。
暫くして、左手にある高い塀に囲まれ、楠の大木が鬱蒼と生い茂る一角が、退位される天皇陛下ご夫妻が5月から仮住いされる「高輪皇族邸」だと教えてくれた。
ご夫妻の仮住いの決定を受けて、急遽、周辺の雑草は刈られ、幾つもの監視カメラが設置されたそうだ。
この一帯は江戸時代には細川家の領地で、その後、高松宮邸として用いられた築百年は超える邸を改装して、ご夫妻が仮住いされるらしい。
ご近所にそんな高貴な方々が来られたら、私なら畏れおおくて、道も気安く歩けないだろうなと思った。
画廊では今日まで、ある作家父子の木版画展が開催されていた。
浮世絵のように何度も刷りを重ねて、繊細な色彩のグラデーションが美しい作品が20枚ほど展示即売されていた。
私でも手の届きそうな小品もあったので、買おうか買うまいか最後まで迷ったけれど、結局、私の一存では決められないので、買わずに帰ることになった。
知人が周辺を案内がてら、最寄りの泉岳寺駅の近くまで送ってくれると言ったので、画廊を出て、近くの緩やかな下り坂に向かった。
暫くして、左手にある高い塀に囲まれ、楠の大木が鬱蒼と生い茂る一角が、退位される天皇陛下ご夫妻が5月から仮住いされる「高輪皇族邸」だと教えてくれた。
ご夫妻の仮住いの決定を受けて、急遽、周辺の雑草は刈られ、幾つもの監視カメラが設置されたそうだ。
この一帯は江戸時代には細川家の領地で、その後、高松宮邸として用いられた築百年は超える邸を改装して、ご夫妻が仮住いされるらしい。
ご近所にそんな高貴な方々が来られたら、私なら畏れおおくて、道も気安く歩けないだろうなと思った。






