愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

食の好み 完結編

2019年05月07日 | 美容

人によってゲテモノだと思う食材は様々だ。

 

 

 

別に私はレストランに行って羊の脳味噌を注文したわけではない。

 

 

 

子牛のステーキを注文したら、頼みもしないのに、肉の上に載っていたのを食べただけである。

 

 

 

 

厚さが約1センチ、直径が500円玉位の大きさで、最初は何だかわからなかった。

 

 

 

バターにしては溶けていないし、つついてみたが、柔らかくもなく,堅くもなく、不思議な感触だった。

 

 

 

一口食べてみると、ほろ苦い。アンキモをちょっとくどくしたような味だった。

 

 

 

「これは何ですか?」と気取ったウエイターに聞くと「羊の脳味噌でございます」とお辞儀をしながら丁寧に答えた。

 

 

 

 

一瞬、ひるんだが、これも経験だと思い、全部たいらげた。

 

 

 

別においしくもなく、まずくもなく、一度食べたら、もう一生食べなくても平気な味だった。

 

 

 

「だいたい、そんなゲテモノを例え500円玉くらいの大きさでも全部食べるなんて僕には信じられない~」と彼はまたまた言った。

 

 

 

私も負けじと「ブリのあら煮みたいなものをゲテモノだという、あなたの方が、ずっと変だよ」と反論しても彼は、こちらの味覚の方がおかしいと言って譲らないのだ。

 

 

 

 

若い頃は肉類を食べ、歳をとるにつれて魚、野菜とさっぱりしたものを好むのは自然ではないかと思う。

 

 

 

 

でも最近の奥様向け雑誌の料理ページを見ると、やたらケチャップやマヨネーズを使った味のものが多くなっていて、和風の煮物の作り方を探すのはひと苦労である。

 

 

 

私はケチャップ味が好きな彼を不思議な人だと思ったけれど、そういう人達が、今や、日本の味覚の中心になっているのかもしれない。

 

 

 

私は年寄りになったとき、毎食、ご飯、味噌汁、焼き魚、煮物を食べている姿を想像するが、きっとケチャップ味の魔力に憑りつかれた人達は、歳をとっても、まっかっかのパスタをフォークで食べるのだろう。

 

 

 

それも面白いような気もするが将来、私が老人ホームに入居して食堂の隣のテーブルにいる老人が、そんなものを食べていたら、やっぱり嫌だろうなと思ってしまう・・・・

 

 

でも、ここだけの話、サロンの冷蔵庫にはケチャップ、マヨネーズは必需品でいつも常備している私である( ;∀;)

 

ちなみに醤油は常備していない(^◇^)

 

 

あ~あ、人間とは、かくも不思議な生き物だねぇ~~おわり

 

 

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