心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

喜劇王 チャップリン

2022年09月25日 | 雑感・愚見

 

1977年 スイスの墓地から

喜劇王チャップリンの棺を盗んだ男2人が

遺族に身代金を要求して逮捕されました。

 

主犯の男には、1年から4年半の懲役刑が

言い渡されました。

 

 

彼の映画作品を見たことがなくても

殆どの人が名前位は聞いたことがあると思われる

喜劇王チャップリンは、

スイス西部の自宅で88歳の生涯を閉じました。

 

ところがその約2ヶ月後に

チャップリンの遺体を納めた棺が墓地から盗まれます。

 

身代金約1億円を電話で要求した犯人は、

何度目かの交渉の電話を公衆電話からかけている所を

巡回中の警察官に発見され逮捕されます。

 

しかし、犯人達が盗んだ棺の置き場所を

本当に思い出せなかったことから

しばらくの間発見されませんでした。

 

そんなことってある?

どうもあったようでなんです。

 

 

チャップリンは、大の親日家として知られていて

それは1916年に運転手として採用した

日本人『高野虎市』との関係から始まったようです。

 

チャップリンは、広島県出身の高野虎市氏の

仕事に対する真摯な姿勢に感銘を受けて

自宅の使用人を全てを日本人にしたほどです。

 

1932年に初来日して

生涯で4回来日したチャップリンは、

古き良き日本の風景が残る京都が特にお気に入りでした。

 

私は、最初に日本人の高野虎市氏を信頼し好きになり

次に日本人に興味を持ち、実際に来日をしてみたら

チャップリンが抱いた日本人の印象が崩れるどころか

さらに日本を好きになってくれたのは嬉しいですね。

 

高野虎市氏がいい加減な仕事をして

自分1人が信頼を失うだけならまだしも

日本人全体に悪い印象を持たれてしまってはならぬと

日本を背負っていたからこそチャップリンの仕事に対して

真摯な態度で向き合っていた訳ではないと思うのですが、

 

おそらく密に接した最初の日本人であったと思われる

高野虎市氏へのチャップリンの印象が日本人への興味となり

日本、日本人への好印象へと広がっていきました。

 

これがもし逆で

僅かであればバレないだろうと金品を掠め取ったり、

必要以上の仕事をする必要が無いとするばかりか

少しでも楽に仕事をして報酬を得たいと

ずぼらな姿勢を見せていたとしたら

日本人へのチャップリンの印象が違っていたでしょうし、

訪日したいなんて思うことも無かったのかなと。

 

 

また『旅の恥は掻き捨て。』何て言いますが、

あれって旅先なので顔も指さないし、

素性も知られることも無いので

思う存分に好き勝手に我儘放題やっても

その場限りなので大丈夫!

 

と言う意味もあるのかも知れませんが、

素性も知られることもないその場限りなので

思い切ってそれまでの自分の殻を破ってみよう!

と言う意味でもあるかと思うのです。

 

私の東京での施療時代に

日本では閉塞感を感じて生き辛く

留学名目で日本を脱出した海外での生活をしていた時は、

開放感があり生きやすく神経症の症状が治まっていたと

数人から話を聞いたことがあるのですが

 

これらのことも本人が意識して努力した訳ではなく

自分を自分で何らかの価値観に閉じ込めていたのを

旅の恥は掻き捨て的な精神状態を

自然と実践していたからなのかなと思ったりもします。

 

 

「と言うことは〇〇さん。海外ではなれていた精神状態を

日本でもなれると問題が解決するということでしょうか。」

 

悩みや問題を解決するための資質も材料も能力も

すでにもう全て持っているものです。

 

 

 

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