予定になかった割り込みの記事になります。
神戸の街も選挙カーから何やら言いながら走り回っていますが、
関西のメディアが関心を示す大阪部ブル&クロス選挙の方が
私が学生時代に4年間住んだ愛着ある街なので
ついつい気になってしまいます。
大阪の事情について奥の奥まで知らないので
大阪維新が進める大阪都構想の是非について、
ああだこうだと胸を張って言える立場ではないのですが、
真の雑感、愚見と言うことで書かせてもらうことに。
私の印象として維新は、
これまで夫婦が別々の財布だったので、
それぞれが自分用の風呂、テレビ、トイレがあったのを
財布を一つにして夫婦共有の風呂やテレビやトイレを設置すれば、
もっと立派なお風呂やテレビやトイレを設置出来るし、
さらに支出も抑えることが出来て、
ゆとりの分を他にまわせて生活が豊にもなると
言っていると理解しています。
もう一方は、
夫婦ではなく隣人の感覚で、
いくらゆとりが出来て立派なものが設置出来たとしても、
自分の自由にお風呂やテレビやトイレを
買えなくなるやろと反対している感じなんですよね。
大阪を一つ屋根に住む家族とみると、
一方の言い分が正しく思えますし、
府と市の関係を隣人だと見ると、
経済効率がどうのこうのと言われたとしても
二つ返事で「はい。そうしましょう。」とは、
ならないのも致し方ないと思います。
政治権力とか利権を貪る人達にとって、
どうなのかは5番手、6番手の話であって、
大事なのは大阪に住む住民にとって、
どちらが正しいのか、良いのかだと思うのです。
私の経験からですが、
バブルがはじけた悪影響が薄れて
全国の景気が上向きに転じ始めた頃に
大阪でタクシーを利用したことがあるのですが、
「景気が良くなってきたようですね。」
と話しかけたら、
タクシーの運転手が、
「とんでもないですよ。大阪のトップがアホばかりやら
大阪は駄目、大阪は景気悪くなるばかりです。」と、
かなりボヤいていたのが印象的に残っています。
それと、いざ鎌倉の際には
政党の違いを乗り越えて力を合わせて
困難に立ち向かうのは理解できますが、
はたして維新は元寇なのか。
私としては、選挙の結果がどうであれ、
大阪は東京に匹敵するほどの大都市になって欲しいし、
京都、奈良、滋賀は、古都の雰囲気を残して欲しいし、
神戸は、こじゃれた都市として発展して欲しいと思っています。
はたして大阪の人達の選択は、どうなるのでしょうか。