心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

蜘蛛恐怖症

2023年07月22日 | 雑感・愚見

 

2017年 アメリカのアリゾナ州に住む

蜘蛛恐怖症の男が、家の中に蜘蛛を発見するやいなや

ガスバーナーの火炎で一匹残らず焼き殺そうと

放射した火炎で自宅を全焼させました。

 

 

室内でガスバーナーの火炎を放射するって、

これ完全にパニックってますやん。

 

火炎放射器で全て焼き払うとか、

火炎瓶を投げつけるよりは

火事になるリスクは低いかと思いますが

まあ火事になってもおかしくないですよね。

 

そこまで蜘蛛に嫌悪感や恐怖心を感じることが

分かっておきながら何故ゆえに

殺虫スプレーを置いてないかったのだろうか。

 

室内で蜘蛛を発見して

わお可愛いなんて思う人は殆どいないでしょうけど

パニックになる位に嫌悪感や恐怖心を感じる場合は、

恐怖症の可能性を少しは考えなくてはなりません。

 

ある特定のものに対して、

日常生活に悪影響を及ぼすまでの過剰な恐怖を抱き、

過剰な反応してしまう状態にある場合には、

恐怖症の可能性について考える必要があります。

 

恐怖症は、ありとあらゆるものに対して見られる反応で、

 

高所恐怖症、閉所恐怖症、広場恐怖症、匂い恐怖症、

犬恐怖症、会食恐怖症、対人恐怖症、

赤面恐怖症、視線恐怖症、不潔恐怖症等々の他にも

 

ボタン恐怖症、色恐怖症、空気恐怖症、

数字恐怖症、性愛恐怖症等々、

多過ぎて全てを書き出せない程です。

 

自宅を全焼させた人物の反応行動から

昆虫恐怖症(蜘蛛恐怖症)と思われるのですが

多くの場合は、虫(蜘蛛)にまるわる恐怖体験をし、

蜘蛛は、怖くて危険な存在だとの強い認識が

芽生えることで発現すると言われていて、

他の恐怖症も何かのトラウマ体験によって

引き起こされると言われています。

 

つまり、恐怖症の防御反応に関係する認識やイメージを

何らかの方法で変えれば反応も変化することになります。

 

恐怖症反応を起こす対象への

直接的な認知の場合もありますし、

恐怖症反応を引き起こす対象は、

単なる何かの象徴かも知れませんが

 

何にせよ、大きく影響している認知やイメージが

何であるかを突き留めて変えることが出来れば、

恐怖症の反応も穏やかになります。

 

恐怖症の反応によって

自宅を全焼させるまでの行動をする人は、

そうそういないと思いますが、

 

恐怖症の反応によって行動が制限されて

自分の能力を十分に発揮できなかったり、

楽しい日常を送ることが難しかったりと

何かと不便で窮屈な日常を送ることから

抜け出して欲しいと思うのです。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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