心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

心のサイズ変更

2010年08月05日 | 心理カウンセリング





神戸花時計の施療は、

悩みや問題の原因を

個人が心に定めた規則によるものだと考え、

催眠療法の理論や心理療法の理論を活用して、

原因となる心の規則を

より現在の自分に適応したものへ

書き換えることを目的にしています。



私達は、真っ白なキャンパスの状態で生まれて来ます。

そして、

見て、聞いて、触れ、様々な体験を通して学び

私達が不快な思いを繰り返さないため、

そして、快を感じたり益の行動を起こすために

定めたものが心の規則です。



そして、それは強い感情が伴ったものほど

強く心の刻み込まれます。



本来、心の規則は私達の成長や置かれている立場や状況、

その後の新しい体験等により、

柔軟に変更していくものなのですが、

過去の強烈な感情を伴う体験で定めた規則は、

成長や立場が変わったとしても

変化することを困難にします。



赤ん坊が自分の欲求が満たされない時に、

それを満たそうとして

泣くことで周りにメッセージを送りますが、

大人になると欲求を満たそうとして

泣くことは無いにしても、

怒りを向けたり、

不機嫌な様をあからさまに示したり、

不幸せをことさらアピールしたりすることで、

周りを自分の望むように動かそうとうするのは、

幼少期から青年期までの体験から学んだことを、

今もなお使い続けている可能性があります。



不機嫌になると、両親が欲求を満たしてくれた。

このような経験が何度も繰り返されることで、

その方法を取ることを強化していきます。



それらは最初の頃、

目的を達成するための単に手段であったものが、

いつしかそれが当たり前だと思ってしまうまでになり、

自分の欲求を周りが満たさない事は酷い奴らだと、

許せない奴らだと、

思うまでになってしまうこともあります。



フロイトは、神経症の原因を

幼少期の頃に素直に表現してはいけない感情を、

無意識の中に押し込んだままになっている精神エネルギーがあり、

それを意識化することでカタルシス(精神浄化)が起き、

神経症の症状は、消えてなくなると考えていました。



神戸花時計は、

無意識に押し込んでいる感情を浄化させるのではなく、

体験から学びとった生き抜くためのルールが

感情を作り出していると考え、

心の規則を現在に適応する新しいものに

書き換えることによって、

苦しみや辛さをもたらしている感情を

変えることが出来ると考えています。



また、そのように考えているだけでなく、

その考えを元にして施療に取り組むことで、

施療の期間を大幅に短縮することが出来ています。



心の規則の変更は、

身体が成長し、

それまでの洋服がいくら気に入ったものだとしても、

いまではもうサイズが合わなくなってしまっている。


その窮屈で、不快なサイズの服を、

今の自分に合ったサイズの服に

着替えるのと同じです。



今までの自分を助けてくれた、守ってくれた心の規則に感謝をし

「さよなら。」を、

そして、新しい心の規則に

「こんにちは。」を。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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