KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ご近所花散歩

2022年04月25日 | 俳句
天気 晴

また、明日から天気が崩れるというので、買い物がてら少し歩くことにした。昨日のお友達を誘ったら、今日は用あって娘さんがくるのだという。彼女の足では駅前くらいまでが精一杯なので、申し訳ないが遠くまで・・といっても、私の体調も良い訳でななくて、以前の住まいのマンションあたりまでの片道1500歩弱が限度だった。ベンチのある場所を知り尽くしているので、休みながらのこと・・情なや。
それでも、毎年眺めていた花に今年も巡り会えた。ハナミズキの綺麗な所があり、満開になっていた。これ以上日が経つと葉が目立ってしまう。久しぶりの青空。
ジャスミンの香が、マスクをしていても離れた所まで届くようになった。まだ咲き始めたばかりなのに。


いつも通っていた道のアパート横には、いつものように紫蘭が咲き乱れている。毎年、その数が増えていくようだ。あまり好きな花ではないけれど・・


そろそろ鈴蘭が咲いてる? まだ、ハナニラの方が綺麗だった。

毎年咲いていたイカリソウ、去年は見なかったが、まだ元気だった。


別のアパートの横に咲くカンパニュラ。


駅前の市民ホールの花壇に、この菜の花が咲いている。他の雑草は抜いているので、この花は残しているように見える。


スマホのカメラに付いている「植物検索」のアプリで調べたら、西洋カラシナ、に合致していた。何だか、雑草化している花だと思っていたのに。そういえば、北欧へ行ったとき、6月末なのに一面の菜の花畑に遭遇した。現地のガイドさんに訊いたら「芥子菜の畑だと思います」と言っていた。菜っ葉を食べる訳ではなく、根っこが辛子になるような説明だったと思うけれど・・

白いツツジ。リュウキュウツツジ、と木札に書いてあった。


公園で園児たちの遊ぶのを眺めたり、体力は減退したけれど、1年前の自分と同じことをしているのに驚く。医療の進化を喜ぶべきかもしれないが・・今日は薬の副作用の口内炎がキツイ。今日は大丈夫かな、と折角買ってきた甘いデコポンを食べられない。

銀行のドアへぶつかる紋黄蝶  KUMI
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海を侮るなかれ

2022年04月24日 | 料理
天気 曇

昨日、知床の岬を巡る小さな観光船の遭難事故があった。事故は真昼のことだったのに、昨夜遅くなっても手掛かりのないまま、26人もの命が海に消えた状態で捜索打ち切り。
いつもの時間に眠りにはついたものの、なぜか寝汗びっしょりで3時頃に目が覚めてしまい、暫く眠れなくなった。一度流氷が見たくて知床へ行ったのは・・と、記憶を辿ったりして。2006年だったろうか、いや、2005年だったかも。古いパソコンを調べれば写真が保存してある筈。

羽田を出発した朝には流氷が接岸している、と、ツアーガイドの話だった。前日にネットで調べてもウトロ港は流氷に埋もれていた。だが・・
その日の午後、釧路から流氷見物の船に乗る筈が・・前夜の「春の嵐」で、朝になって流氷は沖へ去ってしまった、とか。
「知床へ行けばまだ残っている筈です」と言われてウトロ泊まりだったので楽しみにしていたのに・・着いたらあ~あ、どこかへ行っちゃった。流氷の欠片が港にちょっとだけ浮いていただけ。
・・そんな悔しい思い出がある。ただ、雪原をスキーで歩くツアーに参加して、滝を上から眺めたり鹿の群れに囲まれたり、それなりに楽しめた。

葉牡丹の茎立の菜の花。


観光船は、知床半島の厳しい自然を海から見られる、という観光客からはかなり魅力的な方法らしい。運が良ければ熊にも出逢えるし海が滝壺、という豪快な滝も見られる。若いころ夏に行ったのに観光船はなかったのかも・・何もない海を眺め、今度は夏に行きたい・・と思ったものだ。観光船は、他の船会社との協定で、今日から運行の予定だったという。でもなぜ、この一艘だけが荒天を衝いてまで昨日のうちに「抜け駆け」をしたのだろう。
遠くの戦争よりも、身近な日本人の「命」を思ってしまった(多分、義弟を海での事故で亡くした経験があるからだろう)。すぐに見つからなかったら・・冷たい海底にいつまでも眠る命は、酷いもの。早く見つけてあげて。
合掌

茎立の花や生死のこと少し   KUMI
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どちらが付き添い?

2022年04月23日 | 俳句
天気 晴のち曇

今日も天気が安定したので、午後、冷たい手足を温めに外へ出た。散歩・・とまではいかないが、90歳のお友達と一緒に。実は、ホームの入所者で普通に親しくしているのは彼女だけ。耳も遠くないし認知症もないし、普通の話が出来て、しかも同じ市内の家を処分して入所・・と、私と境遇が似ている。親しくなった理由も、同じ病院へ通院していて、しかも彼女の病気が私の患った病気と同じだった。病気友達。
ともあれ、点滴の副作用であまり良い状態ではない私と、歩行が少し不自由な90媼。駅前の石のベンチで少し温めて、暑がりの彼女には申し訳ないのでカフェに移ってやすんだ。

実は最近、施設の管理も厳しくなって、外出のときは届け出の用紙に行く先など書かねばならない。面倒なので一枚で済ませて、同行者に彼女の名を書いて、普通は付き添いの身内の名前になるのだが・・私は介護保険要支援1、彼女は要支援2、なので、どちらが付き添いになるのやら心もとない話。
でもお互い、何かあったら連絡して貰えるのだから二人の散歩も悪くない。
いつも話は「認知症になりたくないわねえ」という結論になる。体の元気さと頭の元気さとどちらかを・・ということになったら、頭は無事で居たい、というのが二人の結論だ。足の不自由は「車椅子」という代替できるものがある。でも、脳の正常を失ったら、代替できるものがない。本人はもう悩むこともなくなっていいじゃない、という訳にはいかないようなのだ。
「90過ぎて大丈夫なら、もう大丈夫だと思うわよ。私は長生き出来ない病気持ちだから大丈夫」
「解らないわよ、明日起きたら、ここは何処?になるかもよ」
ありそうな話・・。やはり認知症は困る。

駅前の真昼閑散花みづき   KUMI
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木香バラの咲く家

2022年04月22日 | 俳句
天気 晴

ようやく暖かさの(暑い?)落ち着いた日になった。
ちょっと外へ出ると、住宅街には木香薔薇を育てる家が多くて、今は見ごろになっている。駅に近い住宅街にはあまり大邸宅はないので、写真は気をつけないと家を写すことになってしまう。わざわざピンポンして断りを入れるのも面倒だから、塀だけの写真になる。

こちらのハナミズキは市民ホールの横なので、写真に文句は出ないでしょう。以前にも載せた、2本が並んでいる風景も良いが、午後の光線の具合で2本は無理な構図になってしまった。


こちらは、市民ホール横の児童館のチューリップの咲く窓辺。


街行く人たちは皆暑そうにしている日だった。25℃越えの夏日だったようだ。でも、私はちっとも暑さは感じない。日向のベンチに坐っているとさすがに日差しは暑くなるものの、冷え切った手足の末端までは暖まらない。・・この冬から始まった膠原病のレイノー現象の怖さを知らされた。命に関わる症状ではない、と言われても夏日に指先が日向に居ても冷たいまま・・何だか恐ろしい。数ヶ月前から経験しているので、暖かくなれば症状は出ないかと思っていたのに。
若者が半袖になって通る駅前のベンチで、太陽に手をかざしているバアサンは多分、相当の認知症、と思われたことだろう。汗ばんできても指先の冷たさは改善しなかった。それでも、部屋を出たときの痺れはなくなった。

セブンで「東京サブレ」を買えた。


常時売っている訳ではない、地元産牛乳100%使用の製品。え?東京に牧場あるの、ですって?そーいう質問、大嫌い。島しょ部には無論のこと、多摩地域にも牧場くらいありますよ、多摩地域は東京の田舎なのです、モウ。

木香薔薇咲かせ鉄扉を鎖す家  KUMI 
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富士桜

2022年04月21日 | 俳句
写真は、夫と同行した春の墓参の最後となった日・・2018年の今頃・・のもの。忍野村のミツバツツジに混じって咲く富士桜。この桜は花が小さくて低木が多くて、他の桜のように華やかさはない。でも、可憐な花で山梨県の花になっている。


義母が4月初旬、義父が5月初旬の命日だったので、いつもこの時期に行っていた。晩年の夫は、墓参のあとでここの日帰り温泉に寄るのも楽しみにしていたものだ。
この年の秋から、夫は徐々に具合が悪くなっていった。

さて、昨日は肺がんの免疫療法の点滴の日だった。事前に血液検査とレントゲン検査、主治医の診察のあとで点滴。先月のCT検査ではかなりがんが小さくなっていたが、昨日のレントゲンの結果も、大分、写真のがんは薄れて見えた。もう、転移の心配はないでしょう、とドクター。消えることがあるかどうかは解らないがこのまま、次も続けることにした。
頑張った結果ですよ。いつも、仕事を休んで付き添ってくれるあーちゃん、ありがとう。一緒に頑張ったね。心臓が弱っても、脳転移さえなければ私は安心出来そう。

通院の日は、施設の昼食・夕食は断っている。昼食を食べてから出かけたのでは、検査に間に合わないので病院のカフェで食べる。
夕食は、7時までに帰れば食べることは出来るけれど、全部終わって薬局へ寄ると大体5時は過ぎてしまうので、帰ってからが忙しい。冷えた食事を食べる気にもならない。それに、たまには別の味の夕食も食べたい。点滴後は体調低下しているので外食は無理だが・・
昨日は、点滴している間に、病院のコンビニで夕飯を買っておいてもらった。イクラのおにぎり1個、ベーコン入りポテトサラダ、冷奴。
苺は買いおいてあったもの。


冷奴なんて、ここでは何故か絶対に出ない。総じて豆腐をあまり使わないのだ。今年になってから「1年間、豆腐の味噌汁を食べないのは人生で初めての経験」と、事務所に文句を言ったら、やっと少しだけ豆腐が入るようになった。でも、冷奴は食べたくても出てこない。実は、病院の売店なので、このコンビニに豆腐が売っているとは知らなかった。コンビニへは今だけではなく、夫の入院中など、自分の食事を買ったり日用品を買ったりで、頻繁に出入りしていたのに・・
冷奴はすぐに食べられるよう、包装を解くと外側の容器がお皿に使えるようになっていた。おろし生姜と削り節・たれもついている。何でこんなにすぐ食べられるようになってるの? と考えて、な~んだ、と、自分の思慮の甘さに気付いた。
コンビニは24時間営業、病院もまた、24時間動いている。職員食堂は別にあるらしいが、そこも24時間は営業していると思えない。そうなると、コンビニの食料は、夜勤の人たちの糧になるのだ。惣菜まで売っている理由をそう考えれば不思議ではない。
さて、来月も、夕食はこのコンビニで買って帰ろう。

目つむれば地球を覆ふ春愁ひ   KUMI
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