KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

自分を信じよう

2023年11月17日 | 俳句
天気 大雨のち一時晴

かなりの雨を連れての前線通過、気圧が急降下して、厭な目眩。でも、空が洗われて青天が。
雨の上がった空を見ようとカーテンを開けたら・・窓に蛾がへばり付いていた。面白いので写真にすると

体長5㎝ほどの蛾なのに、空をゆくモスラみたい。

さて、本気で「私、認知症が始まったかも・・」と思った、一昨日に遡っての話。
朝10時に出て病院へ行き、血液検査とレントゲン、慌てて軽い昼を食べ12時から診察。なので、一昨日は昼食は休む旨、その前日にケアマネさんへ届けていた。口頭でも良いけれど、メモにして渡した方が確実だ。「昼食は休みます」日にちと部屋番号と名前と。そうすれば、ケアマネージャーが厨房へ届けてくれる。ケアマネが居なくてもメモを事務室に居る誰かに渡せばよい。
届けたからといって一食分の食事代を返金はしてくれないが(一日単位になっている)、本人が不在と解っていれば、色々な迷惑は省ける。

と、いつものようにメモは渡したし・・と一昨日は病院へ。当日、ケアマネージャーは非番だった。
ところが、帰ったら一緒に食事する同じテーブルの人が「KUMIさんの昼食、配膳できなくて職員がウロウロしていたわよ」と言われた。テーブルの人にも、早番の介護士にも「今日は通院で夕方帰る」と伝えてあったのに・・

でも、ケアマネさんに渡したメモは?
フラフラな頭で考えてみたが「絶対にケアマネに渡した」という自信がなくなった。書いた覚えはあるものの、もしかしてメモはどこかに置きっぱなしではないか? と狭い部屋の中の心当たりをあちこち見たが、ない。事務室の受付をしている介護士に聞いたが「私、昨日は非番だった」と。あ、そういえばケアマネと所長しか事務室には居なかった。所長は確か、電話していたような・・居たことは確か。ああショック。
最近、スマホで何かするつもりで開き、「私、何をしたかったの?」とすぐに閉じてしまうことがある。暫くしてから、そうだ、〇〇のことを調べたかったのだ、と思い出す。思い出せばまだいい。夜、布団に入ってから、あ、あれを調べるつもりだったのに・・と思い出したり。
やっぱり、「メモを作ったけれど、どこかへ置き忘れてケアマネさんには渡していないのだ」と結論。

でも・・翌朝(昨日)、他の用もあるので事務室へ行ったらケアマネさんが飛んできて「私、厨房へきちんと伝えたのよ、でも入力し忘れらしい」と、私のメモを持ってきた。あ~良かった、私、きちんと渡していたのだ。
「良かった~~私、いよいよ認知症が始まったかと思ったのよ」とほっと胸を撫でおろした。「そんなことない、大丈夫、大丈夫。こちらが悪いのだから」とケアマネさんに頭を下げられた。本当は、厨房のミスなのだが・・入所者は各々、ほぼみんな食事内容は異なる。私は常食でご飯100g、固い麺は禁食・・などなど、量も食事の形状も違うので、数を減らせば良い、ということではない。欠食者のデータをカルテみたいに入力するのだ。それを、調理の人がうっかり私のデータ入力を忘れてしまい、私は自分の認知症が始まるのか、と思ってしまい・・
やれやれ、の事件だった。

要は、私も近くの部屋の認知症のMさんのように自分に自信を持てばいいのだ。「間違いなく、今朝はここに財布を置いたのよ。それがないの」「財布は娘さんに預けましたよ」「そんなことないわ。娘に預けたのは通帳だけよ」いつも、自信満々だ。
ああ、彼女のように自分を信じなくては。

遠富士を大きく見せて冬夕焼  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする