KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

2023年11月01日 | 俳句
天気 晴

そういえば10年以上前、秋田のマタギの宿に泊まって熊のはく製の写真を撮ったっけ・・と思い出した。
出てきました。迫力のある敷物になった熊。昔の職場の同期の人たちで旅行好きが集まり、退職後も年に1.2回はあちこち出かけた。マタギの経営する宿、というから熊鍋を食べられるかと思ったら、鍋はウサギだった。もっとも、熊の顔を見ながら食べる鍋、というのも美味しかったかどうか。熊は、長野と新潟の境の温泉で食べたことがある。さっぱりした味のウサギよりもなかなか美味だった。

Urban Bearとか言って、現代っ子の熊は人間が怖くないようだ。今までの人間の経験値にある、熊の嫌ったような音では逃げない熊も居るらしい。車の音に慣れてしまい、平気で道路を横切って庭先にまで入り込む。都会風の熊、なんてシャレた名前を付けられて、思い上がっているのかも。山に餌がない、というよりはもっと簡単にありつける餌を、都会の近くに見つけてしまったのだろう。柿を美味しそうに食べる熊の映像を見ていたら、柿好きの私は「熊と一緒?」柿をむさぼる熊の気持が解る。
人家のある所では、マタギのような鉄砲撃ちも活躍出来ない。山に居てこその猟の相手なのだ。

毎日、そんな熊に困ったニュースを聞いていたら、昨日は蕨市で、銃を持った人間が郵便局へ人質をとって立てこもったという。自分には関係ないのに、この前の長野とは違い、あまり遠くない場所なので人質が無事か、安否に落ち付けなかった。
で、捕えた犯人はなんと、86歳ですって?びっくり。一生の最後に思い切ったことをしてみたかった? その年齢まで生きてなんという見識のなさ。
外国人観光客が「こんな国は日本だけ」とまで言う日本の治安も、時々こういうのが出てくるから怖い。

剥製の熊の眼光る囲炉裏端  KUMI
コメント (2)
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