大正琴アンサンブルバンド ≪セブ・アンサンブル≫

大正琴の講師5名からなるアンサンブルバンド≪セブ・アンサンブル≫の練習や活動の様子をお伝えするページです。

さあ、いよいよ本番だ~!

2015-09-15 | バンド

9月13日(日)

朝起きると今日はあいにくの雨模様・・。気温はまあまあ暖かいですが、しとしと雨が降っています。 「お客様にとってこの天気はどうかしら? 出かけ難いのではないかしら・・?」

そんな心配をしながらホールへ。メンバーはとっくに自主練習していました。

本番は14:30~ということで今回はいつもより余裕があるので、午前中は最終リハーサル。

全員揃ったところで第二部のながれを、はじめからやってみました。(最後のあがき?)

第二部は恒例の『歌謡メドレー』です。誰もが知る有名な、なつかしい曲を次々と演奏するというコーナー。 

今回はメドレーのオープニングにメンバー全員でお芝居。

こんな扮装です。さて、曲はなんでしょう?

それからメンバーがいれかわってソロ演奏、デュエット、3人のアンサンブルなど、曲と歌手にふさわしい衣装で登場して身振り、手振り、ダンスなどのパフォーマンスも入れながらの演奏をします。

その中で交代にMC(司会、曲紹介)や伴奏音源のロード、再生もします。

自分の出番を把握するのはもちろんのこと、もろもろの仕事をタイミングよくこなさなければなりません。

着替えのタイミングと速度を計算して動かないと、ステージに穴をあけてしまいます。

衣装も、かつらも、アクセサリーに至るまで、本番どおりに身に着けてステージへ行きます。演奏して終わったら、幕にかくれた途端にダッシュ!もうその衣装は脱ぎ捨てて次の衣装を手に取ります。

もう今から汗をかいてしまって、脱ぎたいものもさっと脱げないもどかしさ。みんな自分の事で精いっぱいですが、その中でふと見ると、さらにコミカルにグレードアップしているメンバーの衣装を発見して笑ってしまいます。みんな工夫して衣装を仕上げて持って来ていましたよ。(笑)

なんとかメドレーもうまくできそうなので、早めに切り上げて昼食タイム。

すると、もう玄関には様子を見にきたお客様が。

能登さんが「14:00開場ですから、まだ2時間ほどありますからね。」と笑顔で対応していました。

食事のあと、身支度をして調弦(琴の弦のピッチを整える)していると、もう開場の時刻がきました。

楽しそうにおしゃべりしながら、お客様が入ってきました。にぎやかな場内。BGMのオルゴール音がきこえないくらいの。(笑)

「さあ、本番だ!行こう!」

ステージ袖で円陣を組んで、朝から一緒に居た菊池も(今回はMCのみの参加ですが)輪のなかにきて、7名でいつもの「セブ・アンサンブル、ファイト!」「おおおお~~!!!」

客席の照明が落ちてステージが浮かびました。順番に胸を張って出ていくメンバーたち。

(もう慣れて余裕かんじるなあ~)と思いました。

いよいよ演奏スタート!今回のオープニング曲は、ジプシーキングスの『ボラーレ』です。

バラード調のイントロから、リズムがスタートしたところで、パッと照明が明るくつきました。

今回はステップを付けて弾きました。YOUTUBEにも以前演奏したこの曲の動画をアップしてありますが、今日の演奏はメンバーの動きが揃うことで、ひとあじ違う印象になっています。

クラシック曲「ます」、ミュージカルCatsから「MEMORY」ではちょっとしたパフォーマンスもあり、ラテンダンス曲「ランバダ」はステップを合わせてノリノリで。フォークソングから「神田川」、アニメのテーマ曲「銀河鉄道999」など、ジャンルをたくさん選んで演奏しました。

第一部最後の『ベンチャーズメドレー』では、お客様から「おお~」という声とたくさんの拍手をいただきました。「テケテケ・・」もちゃんとやりましたよ。

第二部は、菊池のあいさつと曲紹介から。菊池のセリフもひとつありました。さすが、菊池先生の流暢なお話は説得力があり、かといっておしつけがましくない、本当に聞きやすくわかりやすく、ほっとするかんじのMCです。今年は札幌公演に限るとのことで、旭川のファンは残念・・。

歌謡メドレーはハプニングなく無事、楽しい演出ができました。

歌詞カードをプログラムにはさんでお渡ししていたので、お客様は大きな声で(音程よく)歌ってくださいました。

なつかしいヒット曲を歌うことは、脳の活性化にも良いと聞きます。

忘れかけていた曲のイントロが聴こえると、「ああ、この曲、よく知っているわ。」とうれしくなりますよね?メロディはわかるけど、歌詞がはっきり思い出せない、なんてこともありますね。

今回はメンバーがソロで弾く曲の歌詞カードを8曲分つくりましたので、客席をずっと明るくしてもらいました。ステージと客席が一体になった実感がありました。

歌声と笑いと拍手のなか、にぎやかにメドレーは終わり、その後またアンサンブルを数曲披露しました。

ラストでは私達のおはこ(?) 『みだれ髪』を心を込めて弾きました。(これも依然のコンサートで演奏したものをYOUTUBEに入れてあります。)

お客様から手拍子とともに「アンコール!アンコール!」のうれしい声が。

それで、今までのコンサートで好評をいただいた曲を1曲

さらにアンコールでもう1曲弾きました。

おおきな拍手のなか、深くお辞儀をしながら、感動で胸がいっぱいになりました。

すべて終わってハケると、すぐに玄関ロビーへ走ってお客様のお見送りをするのも、毎回の事です。

「良かったですよ。来年もまたやってください。」 「先生たち役者さん揃いですねえ。楽しかったですよ。」 

握手をしながら、そんなお客様からの暖かいお言葉に、うれしさのあまり涙が浮かびます。「ありがとうございます。」 「はい、来年もきっとやります。」「また来年もきてくださいね。」と言い続けていました。「大正琴をやってきて良かった。」という思いでいっぱいになります。

(こうなると、やっぱり来年もコンサートをやるながれとなります。^^;)

これからまた、もう一回、この内容で旭川公演があります。10月15日(木)旭川市民文化会館にて。

開場13:00  開演13:30  料金 同じ 1,000円です。まだまだチケットあります。当日でも大丈夫です。

今日は演奏中の写真をあまり載せないでごめんなさい。もっと見せたいですが、これから旭川で同じコンサートをするので、そのあと、また詳しく書きますね。

今年も札幌公演が無事終わって良かったです。

忘れてはいけない大事なことは、協力してくれた方々、たくさんおいでいただいたお客様のおかげで今年も札幌公演が盛会となったことです。

応援いただいたみなさんに、深くお礼の言葉を申し上げます。

大変ありがとうございました。

次の旭川公演もがんばりますので、どうぞみなさまご来場ください。