一句鑑賞

詳細は書けないが、宝船に乗った七福神である。

久しぶりに包みから出して、埃を落とした。

昨日、隣町の文具屋で筆を買って、水で穂先全体をほぐして乾かしていた。

いわゆるふさふさ状態(笑)、の筆で30分ほど埃を払い落としたら七福神の表情が見事だった。

正に名人の手になる作品だなと、しばし感激してから仕舞った。

大正の頃の名人形師の手になるものでわが家の家宝として伝わってます。

弟が持って行ってくれたら、私の肩の荷が一つ下ります(笑)

人形師は我々兄弟の祖母方曾祖父で、祖母が嫁いだわが家へと作ってくれたものです。

人形師は大正皇后様にも人形を献上しております。ここにも一度書きましたが・・

それこそ献上品の制作では、独り籠って制作したと母や祖母から聞かされております。またこの人形が年数がたってからの逸話に、皇后さまがどうしても、もう一体欲しいとのおおせで作って再度献上したそうです。つごう二度も皇居へ参内できたそうです。

ささやかなお礼の品などは、菓子と煙草とかだったとか聞いておりますが・・・うろ覚えですので(^_^;)

この辺で止めておきましょう・・・今の人形師が見たら腰抜かすでしょうから。

私、忙しい身なんで、古き物を整理する間がほとんどなかったのです。

4月からのコロナのせいで籠ることも増えて、少しずつ古きものを整理しております。

次代に繋いでいかないといけません。どういった形で繋ぐかを考えながらですね。

一番いけないのは一人で囲いこむことですね・・・引き継いだものがその歴史をしっかりと語っていかないとと思うのです。

簡単に骨董屋さんなどに手放すのは先祖を否定したことになりますし(笑)

また骨董屋さんも価値、分かりませんしね。

人形師の写真があるのですが、弟とそっくりです。隔世遺伝かな?(笑)

そういった意味でも弟へと思っておるのです。

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