華麗なる腑抜けの世界

倦怠感溢れる日々を称揚しつつ

似て非なるもの

2006-06-13 15:14:41 | 政治
 味噌。よく似ているが、ものは全然違う。では下の写真を見ていただこう。


 写真A

 
 写真B


 よく似ているが、別人である。

 写真Aはやっかみ抜きにしても底辺レヴェルの国会議員・杉村太蔵氏である。テレヴィやゴシップ誌でよく見る顔だ。最終学歴は大学中退(筑波だがテニス推薦で入学し、留年を繰り返す)、すなわち高卒。外資系証券会社に勤務(派遣社員)。浮かれた面を晒しつつ放言(呆言)。大いにひんしゅくを買う。言動に品格なし。政策も持論も持っていない。ニート、フリーター、ヒラリーマンの味方を装いつつ、腹ではそれらを見下していることが、言葉の端々から読み取れる(ブログを見れば明らかです)。真偽のほどは知らないが醜聞多し。婚約報告の為に職場放棄することも。無能なのに傲慢という、最悪な男である。
 
 写真Bは、民主党の小川淳也議員である。東大卒。官僚出身。大好物はうどんである。杉村(←呼び捨て)同様一回生議員。予算委員会では麻生太郎と中川昭一を説教する。初めは「何様のつもりか」と思ったが、言っていることは正論であり、嫌味もなく、熱い何かが感じられ、私は感心してしまった。説教する相手が相手だけに、肝も座っているのだなあ、思った。今現在、与謝野馨(「みだれ髪」孫)に質問をしている。民主党議員に見られがちな不毛な揚げ足取りもなく、さわやかである。はっきりものを言うが、棘がない。話し方もエレガントである。

 少し顔が似ているだけで、小川議員が、「よう、タイゾー」などと声をかけられていたら嫌だな、などと案じている。「この国を変えたい。この国の政治を変えたい。熱い思いと多くのみなさまの共感を胸に」活躍される小川議員と、「自分の暮らし向きを変えたい。この国の政治などどうでもいい。辛辣な批判と多くのみなさまの反感」を喰らっているタイゾー。一緒にしちゃいかんよ。

蹴球

2006-06-13 00:13:03 | 日々のひとりごと
 結局見てしまった。呑みながら観戦した。酒精が回りきっており、青と黄色、どちらが我が朝のチームで、どちらがオーストラリアチームかがわからぬまま、しばし合戦を眺めていた。途中、ニュースショーを見るべくフジテレビにチャンネルをまわした。観音様に似たクリステル滝川アナウンサーを拝みつつ、世の中の動きを確かめ、日本の行く末を憂いていた。「クリステル嬢はウルトラマンにも似ているな」と思いつつ、湯のみの葡萄酒を飲み干した。ニュースショーの終盤にて、滝川アナにより、我が朝の派遣したチームの敗戦を知る。どうやら青が日本軍であったらしい。
 無念残念。私も単純な人間である。ナショナリズムの高揚などは、実に些細な端緒によるものだな、と己に呆れる。