華麗なる腑抜けの世界

倦怠感溢れる日々を称揚しつつ

神田神保町のビアレストラン

2006-07-18 16:16:11 | 外食
先週の土曜、今週の日曜、二日連続で神田神保町に出かけた。三省堂本店の地下に、放心亭というビアレストランがある。私の神田巡りは、神保町の書店を何軒かまわり、このお店で買った本を読みながら、ビールを呑むというパターンが多い。
 店の内装は、いかにも古びた洋食屋という感じで、渋みがあって実によろしい。店全体の雰囲気が熟れており、落ち着くし、品もいい。「放心亭」という屋号そのものが、店の風合いをみごとに言い表している。
 おいしいドイツのお酒、ドイツの料理を堪能できる。メニューの中にアイスバインというドイツ料理がある。塩漬けの肉を蒸したものらしいが、二、三人で行かないと食べられない(食べきれない)ようだ。私はだいたい一人で店に来る為、それをいまだに注文できないでいる。お勧めはソーセージ類、ロールキャベツ。安く済ませたいならジャーマンポテトなど。ビールは黒ビールを頂いている。ワインはよくわからないのでまだ試していない。結構食べて。結構呑んでひとり2000円から3000円のあいだ。標準的な値段である。
 楽しい書見を、楽しいお店で。好きなビールを飲みながら。なんと贅沢な時間なのだろうか。

夜鳴き軒@相模原

2006-06-23 22:21:54 | 外食
 またまたラーメン屋さん。夜鳴き軒
 めちゃくちゃ車が往来している国道16号線沿いのお店。飲食店というよりテーマパークといった感じ。レトロが売りなのだろうが、「つくられた」感じがありありでかえって白けた。昨今の安易な昭和回帰指向には辟易している。トタンの外装、古い映画のポスター、白黒テレヴィなど、道具立てがあまりに陳腐。飲み水は金物のタンクから注ぐタイプだった。片岡鶴太郎の絵の様な店構えであった。まー結局入ったんだけど。それでもフアミリーレストランのチェーン店が林立する16号線沿いにあっては異彩を放っていた。
 肝心のお味ですが、そこそこでした。お魚系の出汁で脂っこいスープ。九条ネギと柚子のおかげか、あまりくどく感じられず、全体としてよく調和がとれていた。麺がぱさぱさだったのが難。
 
 なんかこう批判ばかりしてるのって虚しいな。

酢辣湯麺

2006-06-20 08:12:43 | 外食
 首都圏にチェーン展開しているラーメン店・揚州商人に行ってきた。通院先に近いので、よく利用する。
 店の雰囲気はといえば、細部の装飾品などにも凝っており、アジア雑貨を感じさせるものがある。ラーメン屋にしては演出多寡か。少し間違えれるとださくなりかねない危うさがある。しかしファミレスだと思えばあれでも良いのではないか。サイドメニューもそこそこあるし(ただし白米のおかずになりそうな品が少ないかもしれない)、デザートの杏仁豆腐は舌触り、香り、味、すべてにおいて及第点である。
 私は酢辣湯麺(すーらーたんめん)と支那のビールを頼んだ。酢辣湯麺のスープは、字の如く酸味の利いたものあり、辣油の辛みが全体のバランスを整えている。具材は刻んだ椎茸、タケノコ、豚肉、溶き卵である。好き嫌いがはっきり別れそうだが、私の口に合った。酢が入っているため、身体にもいいのだろう。大いに汗を流す(辣油、つまり唐辛子には発汗作用があるからね)。昨日の東京は30℃近くまで気温が上がったいたため、熱い食べ物が余計に美味しく感じられた。なおこの店には黒酢ラーメンというものもあるが、こちらも美味であった。
 ビールは青島ビールをいただく。口当たりも、のどごしもよい、軽く、切れのいいビールであり、普段濃厚なものを召し上がる向きには物足りないかもしれない。ヨーロッパでも飲んだことがあったが、かなり廉価であった。しかしこのお店で飲むそれは、決して安いものではなかった。
 この店についてもうひとつ特筆するべき点として、お店で働いている女の子が可愛い。少なくとも私が行く時は、いつもそうだ。

5年ぶりの天一

2006-06-17 13:41:27 | 外食
 久しぶりに天一こと天下一品にいってきた。京都の屋台から始まった、鶏ベースの濃厚スープで有名な、あの天下一品である。京都にいた時はよく行ったものである。5年ぶりであろうか。
 ところで、天一は本店から離れれば、離れるほど美味しくないという都市伝説がある。その通りだとすると、ホノルル店は相当まずいことになるが、まあ、いい。私が今日行ったのは都下の支店である。ホノルルほどではないが、本店からは相当離れている。とはいえ、フランチャイズなのだから、ある程度規格に沿っているわけで、私の知っている天一の味を享受することが出来た。懐かしさが手伝ってか、美味しく頂くことが出来た。
 ポタージュ系の天一のスープだが、果たしてスープなのだろうか。どうもたれのような気がしてならない。