華麗なる腑抜けの世界

倦怠感溢れる日々を称揚しつつ

テレビ東京ね

2006-07-30 16:04:05 | 日記
 テレビ欄占いをやってみた。私、廃人貴族は次のような感じだった。

 

廃人貴族さんをテレビ欄に例えるとこうなります。

12
テレビ廃人貴族

5:00 漢詩◇野鳥◇つぼ
5:25 歌壇(再)
6:40 廃人貴族語
7:00 めざまし廃人貴族 杏さゆりが語る、インターネットのこと▽スヌーピーはナゼ美しい
8:30 はなまる廃人貴族 主婦のおこづかい倍増計画▽とことんつくすタイプ山田まりやの愛?▽不器用でも楽しい? ビデオ遊び
10:25 (S)それいけ! 廃人貴族マン(再)「廃人貴族マンとカルメンマン」ほか (声)青木さやか
11:28 ONLY廃人貴族
11:32 廃人貴族かたろぐ◇35(N)(天)
0:00 昼時廃人貴族 鈴木杏樹の元気の源
0:45 (字)廃人貴族の電線(再)
1:00 (S)(字)おかしい鼻毛
1:30 (S)豚計画 内山理名 及川光博ほか
2:00 満点! 廃人貴族テレビ インドを10倍楽しむ▽ミニスカ記念館・幻のミニスカ…いくつご存じですか?▽5代目主人が作るこだわりちり紙▽(N)▽中継…鳥取商店街▽おしゃれ鼻毛
4:00 ワイド廃人貴族でーす(N)(天)▽1匹見つけたら100匹いる!廃人貴族退治の盲点はココだ▽徳島の大物登場▽大阪味めぐり▽海水やねり歯磨きが海水や皮ひもに変身!?▽豚の九州煮ほか
5:54 スーパーニュース千葉▽有馬に激震が走る大統領法案の行方▽軽い鼻毛 ウィノナ・ライダー 加護亜依ほか
7:00 暴れん坊 廃人貴族「大岡裁きでリモコン!」 イライジャ・ウッド 島袋寛子 松本潤ほか
7:54 (S)スリッパの事件簿「ほく毛が低い、深まりゆく謎」 榊原郁恵 勝俣州和ほか
8:48 (N)
9:00 ドラマ・永遠に美しい廃人貴族 「市長はでかい」 さかなクン 加藤夏希 山田花子ほか
9:54 (S)ニューススポッティング 9時54分ですよ▽廃人貴族意味深発言の波紋▽気になる野球の結果▽篠原凉子のぶらり旅お、おいしそう東京街道で
11:00 (S)全力廃人貴族ッ! 原田知世最大のカレンダー
11:30 おどろき廃人貴族 山田玲奈
11:50 お台場ニュース 和歌山の“変”仰天映像▽0:10プロ野球(N)風見しんごが直撃
1:00 はらぺこ廃人貴族 激うま秘伝コマネチ焼きそば豪華神保町牛てんこもりで浅野忠信爆笑
1:55 彼女の部屋
2:05 真夜中買い物パラダイス めだか特集
3:05 (S)村長(3:16終了)




 廃人貴族さんの平均視聴率は、3.9%、
 テレビ局タイプは、テレビ東京系列です!

 テレビ東京系列さんの性格
 天才肌です。人はあなたが何を考えているか、さっぱり分かりません。けれどそれはもっともな印象で、あなた自身にも、あなたが分かっていないことがしょっちゅうなのです。そのため普段は迷走しがちですが、ひとたびインスピレーションを得ると、周囲がついてこられないスピードでぶっちぎります。ただ、あなたの興味が一つのところにとどまっていることはなかなかありません。常に「次」を求めて、あなたはインスピレーションを待ち続けるのです。





 私にとっては満足のいく結果でした。「めざまし廃人貴族」は是非見てみたいです。「ドラマ・永遠に美しい廃人貴族」に関しては、非常に美しい。この上ないエロティシズムとデカダンスが堪能できそうです。澁澤龍彦ファンは間違いなく録画するでしょう。

眠い

2006-07-26 17:08:35 | 日記
 服用している薬の副作用で眠くて仕方ない。今日も電車、バスの中で眠ってしまった。電車は読書に最適の場所なのに…。そんなわけで最近ブログが、単なる食事の記録になりがちである。まあ、最近鬱(うつ)が悪化しているのもあるんですけど、何とかなるように頑張ります。

遊就館に行ってきた

2006-07-15 20:55:55 | 日記
 遊就館。靖国神社の脇にある戦争博物館である。戦争美化、戦争称揚などとは無縁の、健全な博物館である。外交史、戦争史の教科書として、最良の博物館では無いだろうか。なぜなら客観性が認められるからである。余計な思想的なバイアスが無く、事実を忠実に記述することに徹している。もちろん卑屈な歴史観や、屈折した平和論も排されている。
 レプリカも多少含まれるが、展示されているものは基本的に「本物」である。錆び付いた大砲、いかにも良く切れそうな刀剣の不吉な美しさ、部分的に激しく裂けた軍服、変形したヘルメット、よく残っていたなと感じられる歯ブラシの柄等々。もうこの世にいない人たちが、実際に触れたものである。百万の言葉を尽くすより、雄弁に歴史を物語っているではないか。
 しかし、最も心撃たれたのは、靖国の御霊となった人々の遺影である。タイルのように、無数の顔写真が壁いっぱいに並べられているスペースがあったのだ。中には歴史の教科書に載っているおなじみの顔もあるが(坂本龍馬や久坂玄瑞)、大半は無位無官の人々であった。戦死者の中には、顔にあどけなさを残した者や少女の姿もあった。これを見るかぎり、遊就館は決して戦争賛美の施設でない。そう断言できる。戦争で亡くなった人たちの無数のまなざしの方が、リアリティーを欠いたサヨク(左翼は左翼でもどこかズレている左翼)の平和メッセージよりはるかに説得力がある。
 大砲を飾ってあるだけで戦争賛美。どうしたらそういう風に考えることが出来るのだろう。
     
 館を離れ、靖国神社に参拝し、境内でみくじを引いた。吉。二宮尊徳の言葉があった。「今日用いるところの材木は、すなわち前人の植うるところ、然らば、なんぞ後人のためにこれを植えざるをえん」(原文は正かな)。解説に曰く、「いまわれわれが使っている材木は、われわれ自身が植えたものではない。また、われわれの植える木は、必ずしもわれわれ自身が使うものではない。それが、歴史と倫理との中で生きている人間というものの姿なのだ。われわれは、この数十年のいのちを、直接には言葉をかわしたことのない祖先たちの恩恵の中で生きる。そのことを自覚し、感謝するならば、われわれもまた、直接相会うことのない子孫たちのために、懸命に、しなければならぬことをしておかなければならぬ」と。
 私たちは、死者と未生の他者にたいする責任を負うているのである。
 そしてみくじに曰く。待ち人。来ることおそし。ショック。

痛い

2006-07-14 17:34:20 | 日記
 痛風の発作が左手の子指の関節に来ました。いたたたたたた。
 原因は尿酸の結晶(右の写真)。きらきら光る、きれいな結晶ですが、これのおかげで私は大変つらい思いをしております。



▲指輪ではありません。画面左上に足踏みマット(ツボ刺激タイプ)、つや出しローションなどが映っています。

セレブ

2006-07-09 15:37:31 | 日記
 今フジテレビの「ザ・ノンフィクション」というドキュメンタリー番組を見た。なんでも「セレブ」を目指す女性の話であった。カルチャーセンターのような所に通い、マナーやエチケットらしきものを身につけ、ついには立ち居振る舞い教室のようなものを設立してしまった。薄っぺらい付け焼き刃の知識で何が出来ようか。「上品」さをアッピールしていたが、品格なんて一朝一夕にどうこうなるものではないぞ。まさに張り子の虎である。
 品性も風格もなくダサいだけであった。彼女の目指すセレブって、中身のない成金の虚栄なのか。秀吉の黄金の茶室くらいまで行ってしまえば逆にお見事だし(つーか歴史的イヴェントだし)、叶姉妹は「セレブ漫才」なのだからあれで良いのだが、一部のヒルズ族とかそれに憧れる田舎者となるとどうも嫌な気分になる。セレブって経済力+品格とか風格でしょ。モリエールの『町人貴族』の中で、成金がいろいろと教養をつけようと虚しい努力をするのだが、中身のない人間なのでことごとく失敗する。極めて滑稽な仕方で。なんか今日の「ザ・ノンフィクション」のはなしは「町人貴族」今様というか「百姓セレブ」といった感じだった。頭が良いと思われたくて、アホなのにドゥルーズを読んでいたMという男を思い出した。
 朝、「サンデーモーニング」を見た。私の好きな中川農相が飯島愛のインタヴューを受けていた。そのとき中川氏が麻生外相のことについて話していた。麻生氏は吉田茂の孫にして大富豪、まさにセレブである。そんな彼だが、トイレで手を洗ったあとなど、後の人が不快な思いをしないように、ティッシュで洗面台の周辺を全部拭くらしい。そういう細かい心遣いがさらりと出来る人らしい。
 同じ日に対照的な話を見聞きした。




靖国

2006-07-07 17:41:45 | 日記
 おとつい(水曜日)、靖国神社に行ってきた。その前に野暮用があり、その野暮用が野暮用で済まなくなった為、九段に着いたのが17時を過ぎていた。しかるに就遊館の見学は叶わなかった。
 しかし何度見ても立派な神社である。また小さい頃この近くに住んでいたし、神田神保町にもよく行くので、実に親しみのあるところでもある。みたま祭りが近いということもあり、灯籠の飾り付けなども既に始まっていた。薄暗く、小雨も降っていたが人の足は絶えておらず、お勤め帰りの人たちや学童たちもが参拝をしていた。外国人観光客の人も多かった。死者に対して敬意の念を持つということは、人間にとってあまりにもありふれた感情である。私の靖国論は然るべき時期に開陳させていただくが、死者の死を惜しむ気持ちは美しいものである。
 


▲靖国にて、榊の苗を分けていただいた。吉松喜三・元戦車隊長がお育てになり、靖国に奉納されたものだそうだ。500円で分けていただける。それを拙宅の庭に植えた。画像が悪いが、上のものである。これに水を与える都度、私は平和を思うのであろう。

 
▲上野の山ではなく東京理科大を臨む大村益次郎。ばりばりの理系・マス大村は、ばりばりの理系大学を見つめる。靖国の大村像は手に双眼鏡を持っている。私が理科大の学生なら落ち着いて勉学できん。


▲休憩所にいた猫。かなりなついている。まさか「ご神猫」か(わけないか)。カメラを向けても動じず、カメラ目線だったので、撮らせてもらおうと思ったら、尻を向けられた。こういう「聖域」の場合、撮っていい所といけない所があるから、十分気をつけなければならない。マスコミもそこんとこは留意して欲しい。