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100円ショップと 一筆啓上と とんび?

2018年01月27日 12時20分43秒 | 文学・詩・短歌・五七五

100円ショップを見るのが楽しかったりして

スパカット 三徳包丁 100円 スキマテープワイド お料理バット小3個入 カラー封筒長4 携帯トイレ袋  アルコールウエットティッシュ (01/26)

あっちとこっちをウロウロしている間に

こちらで何を書いたかが不明になってきました

いま ゲーム・オブ・スローンズ が 面白い Hulu では

三匹の龍が成長して火を噴けるようになっています

あの時代では 女は男の玩具みたいなものですが

女も それを武器にして 男を操る てなところもあって

 

どちらがどちらで 悪いのか正しいのか利巧なのか解りませんが

面白い駆け引きがいっぱい出てきます

 

今日の発見は

「第25回一筆啓上賞」の入賞作品 (01/27)

『お母さん、星空で一しょになったら、二人だけの新しい星ざを作ろう。』

お母さんは大幸せですが こんな風に言える子供も幸せ者です

わたしだったらどうだろう

「おかあさん、星空で一緒になったら、みてみぬふりしてねぇ♪」

っかなぁ

おいらだって次の世界では自由が欲しいよ

 

2017年12月30日撮影

この日 こんな風な鳥が いっぱい飛んで来ました

トンビなんだろうか 鷹なんだろうか

 

冬の空 私に羽が あったなら ひゅーひゅーとして 風を追いたい

突然に 空を回って 舞い降りて 魚くわえて また飛び去った

(ネズミもってけぇ~

 


63歳主婦デビュー 芥川賞 「おらおらでひとりいぐも」 若竹千佐子

2018年01月18日 11時08分43秒 | 文学・詩・短歌・五七五

63歳主婦デビュー

芥川賞 「おらおらでひとりいぐも」

  

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おらおらでひとりいぐも [ 若竹 千佐子 ]
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旦那様を亡くし 毎日を がっくりと元気なく過ごしていた母に

 

息子からの掛け声

お母さん! 外に出るべしだよ

どこへでも好きなとこへお行き

 

そんなところからが始まりで

千佐子さんは もともと書くことが好きで

日記をいっぱいつけていたこともきっかけになり

そうだ!小説を勉強しよう と いうことになり

小説を書くための学校に入ったそうです(名前不明)

 

そんなこんなで このような大作が出来たと言う

羽鳥モーニングショーでは もうすでに読んだ方もいて

「うんうん 東北弁と標準語が交互に出てきて

そのリズムがなんとも言えず心地良く 読みやすくて良かったですよ」

とのことです

 

題名は、宮沢賢治の詩「永訣の朝」のなかで、

唯一ローマ字で表記されているフレーズ

「Ora Orade Shitori egumo」から

岩手弁で「私は私で1人で逝くから」の意味

 

宮沢賢治の傑作は永訣の朝 : 冬は必ず春となる - livedoor Blog

blog.livedoor.jp/tetuun1/archives/1493887.html
2012/10/14 - 宮沢賢治の傑作は永訣の朝(訳あり) 宮沢賢治と言えば銀河鉄道の夜、雨にも負けずなどが有名であるが、私が一番好きで傑作だと思っている詩は永訣(えいけつ)の朝である。 永訣という言葉はあまり使われないが、永遠の別れを意味する。 この詩は賢治の最大の理解者であると共に、最愛の妹だったトシ(作中ではとし子)が24歳の若さでこの世を去る折の心情を綴ったものである。 トシがどのような人物だったかについてだが、大正7年トシが母に宛てた手紙の一節にこうある。 私は人の真似はせず、 ...

 

 

若竹千佐子さん、63歳主婦デビュー作で芥川賞「何歳でも遅いということは ...

www.hochi.co.jp/topics/20180116-OHT1T50304.html
1 日前 - 第158回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、都内で開かれ、芥川賞は若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」と石井遊佳さん(54)の「百年泥」に決まった。直木賞は門井慶喜さん(46)の「銀河【社会】

【芥川賞・一問一答】若竹千佐子さん 今の気持ち「千佐子、いがったな」 亡き ...

www.sankei.com/life/news/180116/lif1801160047-n1.html
2 日前 - デビュー作でいきなり芥川賞を射止めた若竹千佐子さん(63)は作家として世に出てまだ3カ月余り。16日夜、帝国ホテル(東京都千代田区)で行われた記者会見では、赤銅…

【きょうの人】「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞の若竹千佐子さん 涙こらえ ...

www.sankei.com/life/news/180117/lif1801170012-n1.html
1 日前 - 芥川賞の若竹千佐子さん(佐藤徳昭撮影). 作家として世に出てまだ3カ月。単行本が増刷を重ね6万5千部に達した話題のデビュー小説で、芥川賞も射止めた。史上2番目の年長受賞。16日の記者会見で「どんな世界に生きてても無駄なことはないんだなと思いました」と語った。 東北弁の語り口が印象的な受賞作「おらおらでひとりいぐも」では、東京オリンピックの年に上京し子を育て、夫もみとった74歳の主婦が老境の自由を見つける。タイトルは宮沢賢治の詩「永訣(えいけつ)の朝」の一節。〈ひとりで ...

若竹千佐子(芥川賞)の出身高校と大学はどこ?経歴やおすすめ作品一覧 ...

https://driptime24.com › 芸術・文化 › 作家・小説家
1 日前 - 若竹千佐子プロフィール; 出身高校と大学はどこ? 若竹千佐子の経歴は? おすすめ作品一覧. などを見ていきましょう。 この記事の最後に、第158回芥川賞・ 直木賞の受賞前の様子から受賞後の作者インタビューまでの様子を記録したノーカット動画をご紹介します! スポンサーリンク. 目次 [非表示]. 1 若竹千佐子WIKIプロフィール; 2 若竹千佐子の学歴(出身高校・大学); 3 若竹千佐子の経歴; 4 若竹千佐子のおすすめ作品一覧; 5 まとめ. 若竹千佐子WIKIプロフィール. 文芸賞:最年長・若竹千佐子 ...

63歳主婦の若竹千佐子さん、史上2番目の年長芥川賞 - 社会 : 日刊スポーツ

https://www.nikkansports.com › 社会 › ニュース
1 日前 - 第158回芥川賞・直木賞の選考会が16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」と石井遊佳さん(54… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
 

『さよなら、田中さん』 鈴木るりか 中学生が本をヒットさせました^^

2017年12月20日 19時15分58秒 | 文学・詩・短歌・五七五

テレビで紹介していました

 

さよなら、田中さん
鈴木 るりか

  • ユーザ評価5.00

1,296円(税込)送料無料

 

大きな笑顔と 少しの涙をもらえる本

作者の るりかさんは 小さな時から図書館が大好きで

毎日たくさんの本を読んでいたそうです

 

いまが やっと中学生ですから 才能と感覚は

とても素晴らしいものだという事です

 

(正しく書けるかどうかわかりませんが・・・・)

とても貧しい母子がいました

お母さんが言いました

お腹が空いたからと言って泣いてばかりではだめよ

今そこにある いっぱいのご飯を食べなさい

食べてから悲しいことを思いなさい

(お腹が起きたら 悲しくなくなるよね・・・)

 

そうこうして

そのお母さんはますます痩せて行きました

まるで 海辺に干されたぺったんこのタコのように

お母さんの 洋服からは

どこからも 手が出ます 足が出ます 胴体が通ります

(体が痩せて 手と足と胴体と 同じに見える・・・・)

 

・・・・私の記憶力も 遠のくなぁ・・・・

テレビでは もっと素敵に説明して下さったのですが

悲しいようで なぜか笑いをもらえる本だということですよ 

 

音がする わたしのあたまは からりんこ

 

 

coquidv経由で

1日前  /  3,291リアクション  /出典:wabbit-mugwump

http://fancylady2012.tumblr.com/archive


瀬戸内寂聴さま 『いのち』誕生ですね^^

2017年12月08日 11時08分29秒 | 文学・詩・短歌・五七五

瀬戸内寂聴さま

 

今日も元気なお顔を拝見出来て幸せです

今朝のテレビでも 沢山の教えを受ける事が出来ました

 

寂聴さんが ミックスさせて作ったお酒 『白道』

『びゃくどう』を検索しましたが どこにも売ってませんでした

とても美味しい出来だと言うので 飲んでみたいなぁって

思ったのですが・・・残念・・・・

 

美味しいものをしっかり食べて 美味しいお酒を毎日飲む

可愛いトレーナーを着て 運動にも励む

そんな寂聴さんの一番大好きな言葉は 『情熱』

恋にも仕事にも なにをするにも

情熱が無ければ始まりませぬ

 

燃えて出来上がった本が 『いのち』

できたてほやほや

 

最初は自分の闘病生活を書いて欲しいと言われたけれど

そのようなせまい話では面白くないと

考え抜いた揚句 決めたのが 『いのち』

 

 

 

そして

最後に

「今思う文字は何ですか」

と聞かれ 答えた文字が

 

『和』 平和の和

 


言の葉に癒されて 都会の冷気 春が来ると いぬふぐり

2017年12月07日 20時31分48秒 | 文学・詩・短歌・五七五

言の葉に癒されて

日常の出来事や心模様を詩や短歌で綴ります(^^) (BGMが流れます。ご注意を!!)

 

都会の冷気

ブログに入った途端 流れるピアノのせつなさ

なぜ 私の心を悲しくさせるのかしら

 

刺す様な冷気
音も無く
部屋に忍び込んで
この身震わす

暖房の消えたリビング
冷蔵庫になって
茶碗に注いだお茶
アイスティーに変える

・・・・・

 

ここで

私は プルプルと震えてしまった

 

私も寒いのは大嫌いです

正直に作られた詩だと思います

 

頑張ってくださいね

 

冬の後には必ず春がやってきます

私も楽しみにして待ちたいと思います~

 

IMG_2031

2016年4月3日 撮影 いぬふぐり

春が来た 春が来たよと 犬ふぐり

 

どうしてどうしていぬふぐりわんわんわん

 

季語めぐり ~俳句歳時記~

単なる季語の解説ではなく、読み物としても面白い、自己流の俳句歳時記を目指しています。
自らの俳句や先人の俳句を例に、季語の用い方・俳句の作り方も紹介しています。 by凡茶(ぼんちゃ)

犬ふぐり (春の季語:植物)

     おおいぬのふぐり いぬのふぐり イヌフグリ

 

 

 


まんが日本昔ばなし かくれ蓑かくれ笠.

2017年11月25日 18時30分37秒 | 文学・詩・短歌・五七五

まんが日本昔ばなし かくれ蓑かくれ笠.

 

大好きな市原悦子さんの病気回復が思うようにいってないと聞いて

昔話を思い出したのですが 一体何話あったのでしょう・・・・

単純な物語のようで 単純でなく

子供たちに 大人たちに

色々な教えを伝えて下さいました

 

 

ほんの一部分だけ写させていただきましたが
なんと~すごいことでした
 
 
まんが日本昔ばなし~データベース~
1975年~1994年、TBS系列で放送されたTVアニメ「まんが日本昔ばなし」の全話総まとめ、全話あらすじデータベースです。
 
 
まんが日本昔ばなしの全話を、とにかく1474話を一覧表にしました。

まんが日本昔ばなしの全話一覧です。ブラウザ機能の検索で「文字列検索」するために作った一覧表です。 それぞれパート分けしています、狢工房さんのサイト「まんが日本昔ばなし資料室」を参考にしています。 並び順は「放送日」順、再放送されたお話には色分け(薄いピンク色)しています。

※もし、間違いを見つけた方がいれば、教えてください。よろしくお願いいたします。(2012年8月21日)

パート1(第1期)当時のNET系列で(火)19:00~19:30放映
放送回数 放送日(和暦) 通しNo (放送回)Aパート 通しNo (放送回)Bパート
1 1975年01月07日
(昭和50年01月07日)
No.0001(0001-A)
こぶとり爺さん
(こぶとりじいさん)
No.0002(0001-B)
笠地蔵
(かさじぞう)
2 1975年01月14日
(昭和50年01月14日)
No.0003(0002-A)
八つ化け頭巾
(やつばけづきん)
No.0004(0002-B)
舌切り雀
(したきりすずめ)
3 1975年01月21日
(昭和50年01月21日)
No.0005(0003-A)
さるかに合戦
(さるかにがっせん)

No.0006(0003-B)
たのきゅう
(たのきゅう)

 

4 1975年01月28日
(昭和50年01月28日)
No.0007(0004-A)
ぶんぶく茶釜
(ぶんぶくちゃがま)
No.0008(0004-B)
火男
(ひおとこ)
5 1975年02月04日
(昭和50年02月04日)
No.0009(0005-A)
桃太郎
(ももたろう)
No.0010(0005-B)
豆つぶころころ
(まめつぶころころ)
6 1975年02月11日
(昭和50年02月11日)
No.0011(0006-A)
しっぽの釣り
(しっぽのつり)
No.0012(0006-B)
雪女
(ゆきおんな)
7 1975年02月18日
(昭和50年02月18日)
No.0013(0007-A)
夢を買う
(ゆめをかう)
No.0014(0007-B)
三年寝太郎
(さんねんねたろう)
8 1975年02月25日
(昭和50年02月25日)
No.0015(0008-A)
カチカチ山
(かちかちやま)
No.0016(0008-B)
天福地福
(てんぷくちふく)
9 1975年03月04日
(昭和50年03月04日)
No.0017(0009-A)
鶴の恩返し
(つるのおんがえし)
No.0018(0009-B)
たにし長者
(たにしちょうじゃ)
10 1975年03月11日
(昭和50年03月11日)
No.0019(0010-A)
雀とキツツキと山鳩
(すずめときつつきとやまばと)
No.0020(0010-B)
かぐや姫
(かぐやひめ)
11 1975年03月18日
(昭和50年03月18日)
No.0021(0011-A)
花咲か爺さん
(はなさかじいさん)
No.0022(0011-B)
塩ふきうす
(しおふきうす)
12 1975年03月25日
(昭和50年03月25日)
No.0023(0012-A)
浦島太郎
(うらしまたろう)
No.0024(0012-B)
わらしべ長者
(わらしべちょうじゃ)
パート2(第2期)これ以降JNN系列で(土)19:00~19:30放映
放送回数 放送日(和暦) 通しNo (放送回)Aパート 通しNo (放送回)Bパート
13 1976年01月03日
(昭和51年01月03日)
No.0025(0013-A)
一寸法師
(いっすんぼうし)
No.0026(0013-B)
ききみみ頭巾
(ききみみずきん)
14 1976年01月10日
(昭和51年01月10日)
No.0027(0014-A)
貧乏神と福の神
(びんぼうがみとふくのかみ)
No.0028(0014-B)
うばすて山
(うばすてやま)
15 1976年01月17日
(昭和51年01月17日)
No.0029(0015-A)
初夢長者
(はつゆめちょうじゃ)
No.0030(0015-B)
牛若丸
(うしわかまる)
16 1976年01月24日
(昭和51年01月24日)
No.0031(0016-A)
龍の淵
(りゅうのふち)
No.0002(0001-B)再放送
笠地蔵
(かさじぞう)
17 1976年01月31日
(昭和51年01月31日)
No.0032(0017-A)
力太郎
(ちからたろう)
No.0033(0017-B)
猿地蔵
(さるじぞう)
18 1976年02月07日
(昭和51年02月07日)
No.0034(0018-A)
ちょうふく山の山んば
(ちょうふくやまのやまんば)
No.0017(0009-A)再放送
鶴の恩返し
(つるのおんがえし)
19 1976年02月14日
(昭和51年02月14日)
No.0035(0019-A)
養老の滝
(ようろうのたき)
No.0036(0019-B)
しょじょ寺の狸ばやし
(しょじょじのたぬきばやし)
20 1976年02月21日
(昭和51年02月21日)
No.0037(0020-A)
鉢かつぎ姫
(はちかつぎひめ)
No.0023(0012-A)再放送
浦島太郎
(うらしまたろう)
21 1976年02月28日
(昭和51年02月28日)
No.0038(0021-A)
一休さん
(いっきゅうさん)
No.0011(0006-A)再放送
しっぽの釣り
(しっぽのつり)
22 1976年03月06日
(昭和51年03月06日)
No.0039(0022-A)
風の神とこども
(かぜのかみとこども)
No.0040(0022-B)
髪長姫
(かみながひめ)
23 1976年03月13日
(昭和51年03月13日)
No.0041(0023-A)
梨とり兄弟
(なしとりきょうだい)
No.0001(0001-A)再放送
こぶとり爺さん
(こぶとりじいさん)
24 1976年03月20日
(昭和51年03月20日)
No.0042(0024-A)
ねずみのすもう
(ねずみのすもう)
No.0021(0011-A)再放送
花咲か爺さん
(はなさかじいさん)
25 1976年03月27日
(昭和51年03月27日)
No.0043(0025-A)
三枚のお札
(さんまいのおふだ)
No.0044(0025-B)
絵姿女房
(えすがたにょうぼ)
26 1976年04月03日
(昭和51年04月03日)
No.0045(0026-A)
古屋のもり
(ふるやのもり)
No.0046(0026-B)
小太郎と母龍
(こたろうとははりゅう)
27 1976年04月10日
(昭和51年04月10日)
No.0047(0027-A)
雷さまと桑の木
(かみなりさまとくわのき)
No.0048(0027-B)
大工と鬼六
(だいくとおにろく)
28 1976年04月17日
(昭和51年04月17日)
No.0049(0028-A)
かしき長者
(かしきちょうじゃ)
No.0050(0028-B)
かもとりごんべえ
(かもとりごんべえ)
29 1976年04月24日
(昭和51年04月24日)
No.0051(0029-A)
旅人馬
(たびびとうま)
No.0009(0005-A)再放送
桃太郎
(ももたろう)
30 1976年05月01日
(昭和51年05月01日)
No.0052(0030-A)
座頭の木
(ざとうのき)
No.0053(0030-B)
きつね女房
(きつねにょうぼう)
31 1976年05月08日
(昭和51年05月08日)
No.0054(0031-A)
湖の怪魚
(みづうみのかいぎょ)
No.0015(0008-A)再放送
カチカチ山
(かちかちやま)
32 1976年05月15日
(昭和51年05月15日)
No.0055(0032-A)
キジも鳴かずば
(きじもなかずば)
No.0056(0032-B)
乞食のくれた手ぬぐい
(こじきのくれたてぬぐい)
33 1976年05月22日
(昭和51年05月22日)
No.0057(0033-A)
大沼池の黒竜
(おおぬまいけのこくりゅう)
No.0003(0002-A)再放送
八つ化け頭巾
(やつばけづきん)
34 1976年05月29日
(昭和51年05月29日)
No.0058(0034-A)
タヌキと彦市
(たぬきとひこいち)
No.0008(0004-B)再放送
火男
(ひおとこ)
35 1976年06月05日
(昭和51年06月05日)
No.0059(0035-A)
金太郎
(きんたろう)
No.0060(0035-B)
天狗の羽うちわ
(てんぐのはうちわ)
36 1976年06月12日
(昭和51年06月12日)
No.0061(0036-A)
河童の雨ごい
(かっぱのあまごい)
No.0018(0009-B)再放送
たにし長者
(たにしちょうじゃ)
37 1976年06月19日
(昭和51年06月19日)
No.0062(0037-A)
さだ六とシロ
(さだろくとしろ)
No.0063(0037-B)
熊と狐
(くまときつね)
38 1976年06月26日
(昭和51年06月26日)
No.0064(0038-A)
田植地蔵
(たうえじぞう)
No.0006(0003-B)再放送
たのきゅう
(たのきゅう)
パート3(第3期)JNN系列で(土)19:00~19:30放映
放送回数 放送日(和暦) 通しNo (放送回)Aパート 通しNo (放送回)Bパート
39 1976年07月03日
(昭和51年07月03日)
No.0065(0039-A)
七夕さま
(たなばたさま)
No.0066(0039-B)
おいてけ堀
(おいてけぼり)
40 1976年07月10日
(昭和51年07月10日)
No.0067(0040-A)
耳なし芳一
(みみなしほういち)
No.0024(0012-B)再放送
わらしべ長者
(わらしべちょうじゃ)
41 1976年07月17日
(昭和51年07月17日)
No.0068(0041-A)
イワナの怪
(いわなのかい)
No.0069(0041-B)
幽霊のさかもり
(ゆうれいのさかもり)
42 1976年07月24日
(昭和51年07月24日)
No.0070(0042-A)
ふとんの話
(ふとんのはなし)
No.0013(0007-A)再放送
夢を買う
(ゆめをかう)
43 1976年07月31日
(昭和51年07月31日)
No.0071(0043-A)
あずきとぎ
(あずきとぎ)
No.0072(0043-B)
猿神退治
(さるがみたいじ)
44 1976年08月07日
(昭和51年08月07日)
No.0073(0044-A)
子育て幽霊
(こそだてゆうれい)
No.0074(0044-B)
地獄のあばれもの
(じごくのあばれもの)
45 1976年08月14日
(昭和51年08月14日)
No.0075(0045-A)
船幽霊
(ふなゆうれい)
No.0020(0010-B)再放送
かぐや姫
(かぐやひめ)
46 1976年08月21日
(昭和51年08月21日)
No.0076(0046-A)
牛方と山んば
(うしかたとやまんば)
No.0077(0046-B)
水の種
(みずのたね)
47 1976年08月28日
(昭和51年08月28日)
No.0078(0047-A)
そこつ惣兵衛
(そこつそうべえ)
No.0014(0007-B)再放送
三年寝太郎
(さんねんねたろう)
48 1976年09月04日
(昭和51年09月04日)
No.0079(0048-A)
あとかくしの雪
(あとかくしのゆき)
No.0080(0048-B)
赤ん坊になったお婆さん
(あかんぼうになったおばあさん)
49 1976年09月11日
(昭和51年09月11日)
No.0081(0049-A)
河童のくれた妙薬
(かっぱのくれたみょうやく)
No.0010(0005-B)再放送
豆つぶころころ
(まめつぶころころ)
50 1976年09月18日
(昭和51年09月18日)
No.0082(0050-A)
赤神と黒神
(あかがみとくろがみ)
No.0083(0050-B)
にんじんとごぼうとだいこん
(にんじんとごぼうとだいこん)
51 1976年09月25日
(昭和51年09月25日)
No.0084(0051-A)
かみそり狐
(かみそりぎつね)
No.0005(0003-A)再放送
さるかに合戦
(さるかにがっせん)

青空文庫 高見順 より  庭で~失われたタヌキ

2017年11月12日 13時58分26秒 | 文学・詩・短歌・五七五

青空文庫 高見順 より

 

 

 

草の実

 

小さな祈りが葉のかげで実っている


 

祈り

 

それは宝石のように小さな函(はこ)にしまえる 小さな心にもしまえる


 

カエデの赤い芽

 

空をめざす小さな赤い手の群(むれ) 祈りと知らない祈りの姿は美しい
 
 
 
手ですくった砂が
痩せ細った指のすきまから洩れるように
時間がざらざらと私からこぼれる
残りすくない大事な時間が

そのかわり私の前にいくら君が立ちはだかっても
死の世界にしては明るすぎる向うの景色が丸見えだ
そのかわり君が敵か味方か私にはわからないが
なぜ君は君の見ている景色を私に見せまいとするのか

たしかに死の世界ではないのだ
しかしそこに人はひとりも存在しない
かつては客が大勢いたらしいのに今は去って
そのかわりたくさんの盃(さかずき)がにぎやかに残されている

飲み残しの酒を今なおたたえた盃
その周囲にからの盃が倒れている
杯盤(はいばん)狼藉(ろうぜき)のわびしい華やかさ
ころがっている盃のほうが多いのだ

私にははっきりわかるのだが
からの盃は盃が倒れたので酒がからになったのではない
人がぞんぶんに飲みほしたのち盃を投げたのだ
乾盃のあと床にたたきつけられた盃もある

なぜあと片づけをしないのだろう
宴のはじめはさぞかし楽しかったにちがいない
楽しさがまだ消えやらず揺曳(ようえい)しているのを
その場に残すためそのままにしてあるのか

その楽しさはすでに過去のものだ
しかし時間が人とともに消え去っても
過去が今なお空間として存在している
私という存在のほかに私の人生が存在するように

楽しそうでほんとは惨憺たる過去の景色を
君は私の味方として私に見せまいとするのか
それとも私の敵として過去の楽しさすら拒みたいのか
君は私の過去とは別に存在する私の作品なのか

景色は次第に夕闇に包まれて行く
砂上に書かれた文字が崩れるように
すべての盃も姿を消して行き
時間の洩れる音だけがいそがしく聞えてくる
 
 
旗行列の小学生が手に手に振っている日の丸の赤インキが雨ににじみ よそゆきのハカマのうしろに泥がいっぱいはねあがっていた



少女の髪は火薬のにおいがして わがテロリストの手のスミレがしおれていた



姐(ねえ)さんはこう言ってました 芸は売っても 身は売らぬ あたしはオヒゲのお客に言いました 身は売っても 芸は売りません
 
 
あなたの頭上に飾られた讃歌がいまタンポポの種子のように飛び散って行く
春が来たからである
 
 
 
人工食道が私の胸の上を
地下鉄が地上を走るみたいに
あるいは都会の快適な高速道路のように
人工的な乾いた光りを放ちながら
のどから胃に架橋されている
夜はこれをはずして寝る
そうなると水を飲んでももはや胃へは行かない
だから時には胃袋に睡眠薬を直接入れる
口のほかに腹にもうひとつ口があるのだ
シュールリアリズムのごとくだがこれが私の現実である

私にまだ食道があった頃
東パキスタンのダッカからB・O・A・C機で
インドのカルカッタへ飛んだ
機上から見たガンジス河のデルタ地帯は
超現実派の画のように美しかった
太古から流れてやまない大河の
河口のさまざまな支流が地上に描く
怪奇でモダンな線
現実の存在とは思えぬさまざまな微妙な色
自然はひと知れずその内部にシュールリアリズムを蔵しているのだ

カルカッタから私はブッダガヤへ行った
釈迦がその木かげで悟りを開いた
菩提樹が今なおうっそうと繁っていた
その葉を一枚私はみやげにつんだ
チベットから歩いて来たという巡礼団がいた
暑いインドなのに黒衣をきつく身にまとっていた
黄色い衣(ころも)を着たビルマの僧侶もいた
私にはなつかしいヒナヤーナ僧の姿だ
私は戦争中ビルマに一年いた
しばしば私はラングーンのシュウェ・ダゴン・パゴダに詣でた

金色にかがやく仏塔の下で
大理石の仏像に合掌して眼をとじていると
暑さのためもうろうとなった頭が
日かげの風で眠けをもよおし
ノックアウトされたボクサーの昏睡に似た
一種の恍惚状態に陥ったものだ
暑熱がすごい破壊力を発揮しているそこの自然は
眼に見える現実としての諸行無常を私に示し
悟りとは違うあきらめが私の心に来た
蓮の花の美しさに同じ私の心が打たれたのもこの時だ

仏に捧げるその花はこの世のものと信じられぬ美しさだった
人工的な造花とは違う生命の美
しかも超現実の美を持っている
まさに極楽の花であり仏とともにあるべき花だ
それが地上に存在するのだ
涅槃(ねはん)がこの地上に実現したように
おおいま私は見る
涅槃を目ざして
私の人工食道の上をとぼとぼと渡って行く巡礼を
現実とも超現実ともわかちがたいその姿を私は私の胸に見る
 
 

この埋立地

この埋立地はいつまでも土が固まらない
いつまでもじくじくしていて
草も生えない
生き埋めにされた海の執念を
そこにみるおもいがする
たとえ泥んこのきたなさ醜さでも
しつこい執念は見事だ
雨あがりの一段とひどい泥濘の
今朝の埋立地に足跡がついている
危険な埋立地を歩いたやつがいる
その勇ましさも見事だ
なんの執念だろうか
がぼっと穴になって残っている足跡は
まっすぐ海に向っている
それはそのまま海のなかに消えている

 

心の部屋


一生の間
一度も開(ひら)かれなかった
とざされたままの部屋が
おれの心のなかにある
今こそそれを開くときが来た
いや やはりそのままにしておこう
その部屋におれはおれを隠してきたのだ

 

近くの円覚寺に本堂ができた
杖をついて見に行った
大正十二年の大地震で
旧本堂がこわれて以来
ずっと空地のままだった
終戦の年の冬 ひとげのないそこへ
ある朝散歩に行ったら
礎石の間の砂地から
チチチと小さな声が聞えてきた
かすかな声なのに だからかえって私の耳をとらえた
地面に白くおりた霜が朝日にとけて
砂が虫のように鳴いていたのだ
砂のささやきのようであり
つぶやかれた砂上の文字のようであった
再建された本堂の前でいま私は
異様で可憐なその音を思い出した
砂の空地だった方がよかったとも思う
同時に最近のある思い出がよみがえった
私がガンになる前のこと
安房鴨川の春のことだ
ある午後 浜辺を行くと
小鳥が砂の上をつんつんと飛びながら歩いていた
モミジのような足あとを
文字のように砂上に書きつらねた
たしかにそれは何事かを伝えんとする文字に相違ない
波音に消されて小鳥の声は聞えなかったが
円覚寺の砂の声が
小鳥の声として連想された
それほどこの小鳥にふさわしい声はない
二つは不思議に調和していた
 
 
まだでしょうかと そいつがうしろから
猫撫で声で おれにささやく
まだ? まだとはなんだ
おれは何も共同便所で小便をしているのではない
まだ達者で歩いているおれのあとを
足音を忍ばせてこそこそつけてくるのはよせ

なまぐさいそいつは何物だろう
そいつはどんな面をしているか
そいつの正体を見とどけてやりたいが
振り向いたおれに
眼鼻のないずんべら棒の顔を
そいつは見るにちがいない
そしてそいつは一向に驚かないで
すぐですねと言うかもしれぬ
そいつにそんなことを言わせたくないから
おれは振り向かないで我慢しているのか

そいつはそいつ自身のことを
おれに聞いているのかもしれないのだ
まだなまぐさいそいつは
おれのことを何かカンちがいしている
そう思うことがおれの口をとじさせている
おれをすたすたと脇目もふらず足早やに歩かせている
 
 
 

醜い生


あなたは私から去って行く
闇のかなたにやがてあなたは消える
闇のなかにあなたが溶解するとき
私はここでこのまま溶解する
まぶしいぎらぎらする光のなかで
私はすべてを失うのだ
それは決してあなたのせいではない
美しいあなたが私のなかから出て行って
私に残されたものが何もないからではない
ひとえにこのすばらしい光のせいだ
醜い生にも惜しみなく注がれるこの光のなかで
生きられるだけは生きたいのだ

 


初夏の
夕暮の
どこかの

オルガンがやむと
遠くの犬が
吠え出した

オルガンがやむと
それまで外をのぞいていた
おれのたましいが
窓から立って
病んで寝ているおれの所へ戻ってきた

 

ラムネの玉


忘れた頃に出てきた可憐な失(う)せ物のように
おとなには無意味でも
子供には貴重ながらくたのように
みんなに親切にしたい気持がおれの胸にもどってきた
ところがそいつが古風なラムネのガラス玉のように
おれののどにひっかかって息ができぬ
誰か親切な人よ おれを叩き割ってくれ
ぶざまなラムネのびんを割るように

 

おれの幼い頃には
タヌキが徳利をさげて
大ギンタマをぶらさげて
町の酒屋へ酒を買いに来たものだ
しょっちゅう会っているうちに友だちになったのだが
おれがおとなになったら
タヌキはどこかへ消えてしまった

 

そのタヌキは酔払うと
カッポレを踊ったり
キレイな娘に化けたりして
幼いおれを喜ばせたものだ
うまいうまいとおれは手をたたいた
これなら人間のおとなもころりとだませる
人をだますのは面白いだろうな

 

ふとタヌキはまじめな顔をして
幼いおれを相手にこう言ったものだ
坊や それは違うよ
人間さまをだますために化けるんじゃない
だまそうとしてだませるもんじゃない
これはおいらの楽しみなのさ
おいらひとりのケチな楽しみさ

 

坊や あのサクラをごらん
あれだってひとさまのために咲いてるんじゃない
普段ずいぶんとつらいおもいをしているのに
苦労を花に出してないのもえらいもんだ
あんなきたない枝から
あんなキレイな花を咲かせている
上手に化けたもんじゃないか

 

タヌキの言うことが幼いおれには分らなかった
今は分る
あのタヌキもやっぱりずいぶんさびしい気持だったのだ
今のおれにはそれが分るが
分ると告げたいタヌキが今はいない
すでにおれから失われてしまったタヌキは
もはやふたたびおれに戻ってはこないのだ
 
 



底本:「死の淵より」講談社文芸文庫、講談社
   1993(平成5)年2月10日第1刷発行
底本の親本:「詩集 死の淵より」講談社文庫、講談社
   1971(昭和46)年7月刊
初出:死の淵より「群像」
   1964(昭和39)年8月号
   老いたヒトデ「風景」
   1963(昭和38)年11月号
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
入力:kompass
校正:酒井裕二
2016年1月1日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
 

 


青空文庫 高見順 より  汽車は二度と来ない~陽気な鬼

2017年11月12日 13時28分15秒 | 文学・詩・短歌・五七五

私の小学校時代の友達が 高見順を好きだったけれど

わたしは その名を 綺麗に忘れ去っていた


 

#526;残り少ない時間

2017-11-09 10:00:28 | 読み書きの~と
 残り少ない時間

私にとり心の詩集でもある
高見順『死の淵より』講談社 文芸文庫 の94頁に
「過去の空間」がある。

『死の淵より』に邂逅したのは 32歳のときだった


「過去の空間」の最初の連に

手ですくった砂が
痩せ細った指のすきまから洩れるように
時間がざらざらと私からこぼれる
残り少ない大事な時間が


7連に

その楽しさはすでに過去のものだ
しかし時間が人とともに消え去っても
過去が今なお空間として存在している
私という存在のほかに私の人生が存在するように


護施介護施設で働いていたとき
よくスタッフは「時間がない」と口癖のように発していた。
高見順は食道癌になり、52歳の若さで私の誕生日に永眠された。

時間がないのは、介護施設職員ではななく
老人たちであることに気づかずにいる。

老人は死の隣り合わせに生きており
いつ死神が迎えにきても不思議ではない
指のすきまから時間という砂が洩れるように
時間がざらざらと私からこぼれる

私は老人の残り少ない大事な時間を奪わってはいないか、と
高見順の詩に気づかされた。設で働いていたとき
よくスタッフは「時間がない」と口癖のように発していた。
高見順は食道癌になり、52歳の若さで私の誕生日に永眠された。

時間がないのは、介護施設職員ではななく
老人たちであることに気づかずにいる。

後略・・・・・


 


わずかばかりの黙りこくった客を
ぬぐい去るように全部乗せて
暗い汽車は出て行った
すでに売店は片づけられ
ツバメの巣さえからっぽの
がらんとした夜のプラットホーム
電灯が消え
駅員ものこらず姿を消した
なぜか私ひとりがそこにいる
乾いた風が吹いてきて
まっくらなホームのほこりが舞いあがる
汽車はもう二度と来ないのだ
いくら待ってもむだなのだ
永久に来ないのだ
それを私は知っている
知っていて立ち去れない
死を知っておく必要があるのだ
死よりもいやな空虚のなかに私は立っている
レールが刃物のように光っている
しかし汽車はもはや来ないのであるから
レールに身を投げて死ぬことはできない

 

水のない河床へ降りて行こう
水で洗ってもよごれの落ちない
この悲しみを捨てに行こう
水が涸れて乾ききった石の間に
何か赤いものが見える
花ではない もっと激烈なものだが
すごく澄んで清らかな色だ
手あかのついた悲しみを
あすこに捨ててこよう

 

魂よ

この際だからほんとのことを言うが
おまえより食道のほうが
私にとってはずっと貴重だったのだ
食道が失われた今それがはっきり分った
今だったらどっちかを選べと言われたら
おまえ 魂を売り渡していたろう
第一 魂のほうがこの世間では高く売れる
食道はこっちから金をつけて人手に渡した
魂よ
生は爆発する火山の熔岩のごとくであれ
おまえはかねて私にそう言っていた
感動した私はおまえのその言葉にしたがった
おまえの言葉を今でも私は間違いだとは思わないが
あるときほんとの熔岩の噴出にぶつかったら
おまえはすでに冷たく凝固した熔岩の
安全なすきまにその身を隠して
私がいくら呼んでも出てこなかった
私はひどい火傷(やけど)を負った
おまえは私を助けに来てはくれなかった
幾度かそうした眼に私は会ったものだ
魂よ
わが食道はおまえのように私を苦しめはしなかった
私の言うことに黙ってしたがってきた
おまえのようなやり方で私をあざむきはしなかった
卑怯とも違うがおまえは言うこととすることとが違うのだ
それを指摘するとおまえは肉体と違って魂は
言うことがすなわち行為なのであって
矛盾は元来ないのだとうまいことを言う
そう言うおまえは食道がガンになっても
ガンからも元来まぬかれている
魂とは全く結構な身分だ
食道は私を忠実に養ってくれたが
おまえは口さきで生命を云々するだけだった
魂よ
おまえの言葉より食道の行為のほうが私には貴重なのだ
口さきばかりの魂をひとつひっとらえて
行為だけの世界に連れて来たい
そして魂をガンにして苦しめてやりたい
そのとき口の達者な魂ははたしてなんと言うだろう
 
 
生と死の境には
なにがあるのだろう
たとえば国と国の境は
戦争中にタイとビルマの国境の
ジャングルを越した時に見たけれど
そこには別になにもなかった
境界線などひいてなかった
赤道直下の海を通った時も
標識のごとき特別なものは見られなかった
否 そこには美しい濃紺の海があった
泰緬(たいめん)国境には美しい空があった
スコールのあとその空には美しい虹がかかった
生死の境にも美しい虹のごときものがかかっているのではないか
たとえ私の周囲が
そして私自身が
荒(あ)れはてたジャングルだとしても
 
 

みつめる

犬が飼い主をみつめる
ひたむきな眼を思う
思うだけで
僕の眼に涙が浮ぶ
深夜の病室で
僕も眼をすえて
何かをみつめる

 

小石


蹴らないでくれ
眠らせてほしい
もうここで
ただひたすら
眠らせてくれ

 


たえず何かを
望んでばかりいた私だが
もう何も望まない

望むのが私の生きがいだった
このごろは若い時分とちがって
望めないものを望むのはやめて
望めそうなものを望んでいた

だが今はその望みもすてた
もう何も望まない
すなわち死も望まない

 


夢に舟あり
純白の帆なり
美しいかな
涙あふれる

風吹き来り波立ちて
そが美しき舟
波間に傾き没すると見えつつ
夢の外へと去りゆくをいかんせん

 


病室の窓の
白いカーテンに
午後の陽がさして
教室のようだ
中学生の時分
私の好きだった若い英語教師が
黒板消しでチョークの字を
きれいに消して
リーダーを小脇に
午後の陽を肩さきに受けて
じゃ諸君と教室を出て行った
ちょうどあのように
私も人生を去りたい
すべてをさっと消して
じゃ諸君と言って

 

巻貝の奥深く


巻貝の白い螺旋(らせん)形の内部の 

つやつや光ったすべすべしたひやっこい奥深くに 

ヤドカリのようにもぐりこんで 

じっと寝ていたい 

誰が訪ねてきても

蓋(ふた)をあけないで眠りつづけ 

こっそり真珠を抱いて 

できたらそのままちぢこまって死にたい 

蓋をきつくしめて 

奥に真珠が隠されていることを誰にも知らせないで

 

陽気な鬼

茶碗のふちを箸でたたくな
餓鬼(がき)がやってくる
大事なごはんを餓鬼に食われる
幼児の私に祖母が言った

食後静かに横たわった
今は年老いた私のところへ
奇妙な鬼どもがやってきた
なんの物音も立てはしなかったのに

外には雪が降っている
雪に足跡を残さず
足も濡らさずに庭から
私の部屋にはいってきた

小肥りした鬼どもは
顔の色艶もよく餓えてなどいない
きっと私なんかよりずっといい暮らしをしているのだ
病み衰えた私のほうが餓鬼のようだ

何をしに来たのだろう
私を慰めに来たのか
こんな陽気な鬼のほうが
骨と皮の餓鬼よりむしろ気味が悪い

私のベッドのまわりでツイストをはじめた
箸で私の肋骨をシロホンがわりにたたいて
音が悪いと
食道のない私の胸に耳を当てたりした

するうちなににおびえたのか
鬼どもは一斉にキャーッと叫んで
部屋からあたふたと飛び出した
否 私から一目散に逃げ出した

 

青空文庫 高見順 より

 

君死にたまふこと勿れ 朗読:森繁久彌 与謝野晶子wmv ☆ 日本の名詩朗読選(1)

2017年10月21日 08時48分43秒 | 文学・詩・短歌・五七五

散り花の 香り忘れた 金木犀 認知かすみて たたずむ母子(おやこ)

扇風機 私はなぜに ここにいる 夏から冬が 早すぎるのさ

おれおれの 詐欺にまだまだ だまされる そんな爺婆 お金持ちだね

選挙来て 大型台風 吹き荒れる そんな現実 どれも本物

金持ちは どこまで行っても 我知らず 貧乏人の 独り芝居か

生きるって 米食う事だと 言ったのは 昭和のよき日 お父ちゃんだよ

真珠湾 石油欲しさに 攻めたって 燃えカスだけが むなしく残る

そうなんだ 戦争なんて 無駄なもの 欲しけりゃ知恵さ 貿易しろよ

ぽーすけに 言っても無駄と あきらめず 教え諭すが 先生様よ

暴力が 誰を素直に 変えさせる 君が治らにゃ 生徒もあわれ

ああおとうとよ おとうとよ 君死にたもうことなかれ

   口から出まかせ 5・7・5・7・7 はな

 


 

 

君死にたまふこと勿れ 朗読:森繁久彌 与謝野晶子wmv

 

 

 

 

 

 

日本の名詩朗読選(1)

 


”シルバー川柳”の自虐っぷりが脱帽レベル 笑う門には福来る^^

2017年10月11日 19時22分12秒 | 文学・詩・短歌・五七五

”シルバー川柳”の自虐っぷりが脱帽レベル

 

マイナンバー ナンマイダー と聴き違え

 
LED 使いきるまで 無い寿命
 
物忘れ このまま全部 忘れたい
 
恋かなと 思っていたら 不整脈
 
五郎丸 まねて念仏 かと訊かれ
 
 どこで見る 東京五輪 天か地か
 
 三時間 待って病名 加齢です
 
年上が タイプだけれど もういない
 
いびきより 静かなほうが 気にかかり

厚化粧 笑う亭主は 薄毛症

紙とペン 探してる間に 句を忘れ

改札を 通れずよく見りゃ 診察券

未練ない 言うが地震で 先に逃げ

クラス会 食後は薬の 説明会

何回も 話したはずだが 初耳だ

万歩計 半分以上 探し物

味のある 字とほめられた 手の震え

突然に 医者が優しく なる不安

孫達に アドレス聞かれ 番地言う

目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ

ワシ3高 血圧、血糖 尿酸値

「いらっしゃい」 孫を迎えて 去る諭吉

振り返り 犬が気遣う 散歩道

無農薬 こだわりながら 薬漬け

糖尿病 甘い生活 記憶なし

元酒豪 今はシラフで 千鳥足

景色より トイレが気になる 観光地

オレオレと 名乗って妻に すぐ切られ

中身より 字の大きさで 選ぶ本

バラのよう 枯れても妻は トゲを持ち

まだ生きる つもりで並ぶ 宝くじ

おわり


 

ひねってる じぃじもばぁばも かわいいなぁ

ブラックと言われてみたい おつな歳

もうひとつ味のたりないおでんかな

 

”シルバー川柳”の自虐っぷりが脱帽レベル 様まで行っていただくと

すべての句に ぴったしな画像が使われています

どこからのものか リンク名が出されていますから

興味があれば 画像サイトにも飛べそうですよ

 

5・7・5 だけで こんなに感動的な言葉になるのです

ボケてる時間は無いかも知れませんね

認知予防に ちょいと 考えてみませんか

ポッケには忘れちゃならぬ紙とペン

 

 


第一生命のサラリーマン川柳 歴代一位作品^^ ちょさくけんにちゅーい⇒川柳の作り方

2017年10月11日 15時36分19秒 | 文学・詩・短歌・五七五

第一生命のサラリーマン川柳を持ってこようとしたら

それはだめ何より大事 著作権 と言われましたので

みなさま ぜひご訪問くださいね

 

たのしいですよ~ 5・7・5 

歴代一位作品

第15回

デジカメの エサはなんだと 孫に聞く

浦島太郎
 
 

 
食べなはれ
  それがオカンの
   おもてなし

出典平成25年 第17回入選作品紹介 | NAMBAなんなん | おおさかの地下街

平成25年 第17回 なんなん大賞
母の愛が感じられます。

 

落ち込むな!
  ほされて昆布は
   味を出す

第五回 こんぶ大賞


正岡子規の短歌 100

2017年10月10日 21時11分33秒 | 文学・詩・短歌・五七五

 

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一つ一つの歌に解説して下さっていますので良く解ります

私の好みとしては 正岡子規のほうが 好きでございますわ

ほらね なんか 優しさを感じますでしょう~

 

神無月 夏蘇り 片腕に 迷い蚊ひとり 吸う血の哀し


万智の一人百首 - gtpweb

2017年10月10日 19時58分53秒 | 文学・詩・短歌・五七五
100 Best of my tanka    

自選百首です。歌集別に並べました。どの一首があなたの心に響くでしょうか。

 

砂浜のランチついに手つかずの卵サンドが気になっている(『サラダ記念日』)  

寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら(『サラダ記念日』)

思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ(『サラダ記念日』)  

大きければいよいよ豊かなる気分東急ハンズの買物袋(『サラダ記念日』)

生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る(『サラダ記念日』)

「また電話しろよ」「待ってろ」いつもいつも命令形で愛を言う君(『サラダ記念日』)

落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し(『サラダ記念日』)

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(『サラダ記念日』)

愛人でいいのと歌う歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う(『サラダ記念日』)

たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる(『サラダ記念日』)

潮風に君のにおいがふいに舞う 抱き寄せられて貝殻になる(『サラダ記念日』)

「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの(『サラダ記念日』)

母の住む国から降ってくる雪のような淋しさ 東京にいる(『サラダ記念日』)

手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛(『サラダ記念日』)

万智ちゃんがほしいと言われ心だけついていきたい花いちもんめ(『サラダ記念日』)

我という三百六十五面体ぶんぶん分裂して飛んでゆけ(『サラダ記念日』)

今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海(『サラダ記念日』)

パスポートをぶらさげている俵万智いてもいなくても華北平原(『サラダ記念日』)

いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える(『サラダ記念日』)

愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに(『サラダ記念日』)

シャンプーの香をほのぼのとたてながら微分積分子らは解きおり(『サラダ記念日』)

親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト(『サラダ記念日』)

「クロッカスが咲きました」という書きだしでふいに手紙を書きたくなりぬ(『サラダ記念日』)

ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石(『サラダ記念日』)

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日(『サラダ記念日』)

白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる(『サラダ記念日』)

なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き(『サラダ記念日』)

さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園(『サラダ記念日』)

思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花(『サラダ記念日』)

自転車のカゴからわんとはみ出してなにか嬉しいセロリの葉っぱ(『サラダ記念日』)

「スペインに行こうよ」風の坂道を駆けながら言う行こうと思う(『サラダ記念日』)

愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人 (『サラダ記念日』)

はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり(『かぜのてのひら』)

ここからは海となりゆく石狩の河口に立てば、立てば天啓(『かぜのてのひら』)

ひかれあうことと結ばれあうことは違う二人に降る天気あめ(『かぜのてのひら』)

お互いの心を放し飼いにして暮らせばたまに寂しい自由(『かぜのてのひら』)

今何を考えている菜の花のからし和えにも気づかないほど(『かぜのてのひら』)

男には首のサイズがあることの何か悲しきワイシャツ売場 (『かぜのてのひら』)

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる(『かぜのてのひら』)

母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ(『かぜのてのひら』)

恋という遊びをせんとや生まれけん かくれんぼして鬼ごっこして(『かぜのてのひら』)

「風よりも火だね」と我を呼びし人葉桜のした火を抱かず行く(『かぜのてのひら』)

チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月(『かぜのてのひら』)

多義的な午後の終わりに狩野派の梅だけがある武蔵野の春(『かぜのてのひら』)

かすみ草にいたるやさしさ花束のできあがりゆくさまを見ており(『かぜのてのひら』)

さみどりの葉をはがしゆくはつなつのキャベツのしんのしんまでひとり(『かぜのてのひら』)

「うちの子は甘えんぼうでぐうたらで先生なんとかしてくださいよ」(『かぜのてのひら』)

なんとなくわかったような気になって「登校拒否」とその子を呼べり (『かぜのてのひら』)

古文漢文の解答欄の余白には尾崎豊の詞を書いてくる(『かぜのてのひら』)

四万十(しまんと)に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら(『かぜのてのひら』)

水平線を見つめて立てる灯台の光りては消えてゆくもの思い(『かぜのてのひら』)

四国路の旅の終わりの松山の夜の「梅錦」ひやでください (『かぜのてのひら』)

我という銀杏やまとに散りぬるを別れた人からくるエア・メール(『かぜのてのひら』)

折りたたみ傘をたたんでゆくように汽車のりかえてふるさとに着く(『かぜのてのひら』)

定期券を持たぬ暮らしを始めれば持たぬ人また多しと気づく(『かぜのてのひら』)

『あい』という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし(『かぜのてのひら』)

いくつかのやさしい記憶 新宿に「英(ひで)」という店あってなくなる(『かぜのてのひら』)

やわらかな秋の陽ざしに奏でられ川は流れてゆくオルゴール(『かぜのてのひら』)

海荒れしのちに鎮まりきらぬもの我が少女期のように内灘 (『かぜのてのひら』)

早春のアンビバレンス日記にはただ〈∞(無限大)〉の記号をしるす (『かぜのてのひら』)

「もし」という言葉のうつろ人生はあなたに一度わたしに一度(『かぜのてのひら』)

明治屋に初めて二人で行きし日の苺のジャムの一瓶終わる(『チョコレート革命』)

眠りつつ髪をまさぐる指やさし夢の中でも私を抱くの(『チョコレート革命』)

日曜はお父さんしている君のため晴れてもいいよ三月の空(『チョコレート革命』)

優等生と呼ばれて長き年月をかっとばしたき一球がくる(『チョコレート革命』)

「勝ち負けの問題じゃない」と諭されぬ問題じゃないなら勝たせてほしい(『チョコレート革命』)

愛することが追いつめることになってゆくバスルームから星が見えるよ(『チョコレート革命』)

幾千の種子の眠りを覚まされて発芽してゆく我の肉体(『チョコレート革命』)

地ビールの泡(バブル)やさしき秋の夜ひゃくねんたったらだあれもいない(『チョコレート革命』)

蛇行する川には蛇行の理由あり急げばいいってもんじゃないよと(『チョコレート革命』)

この星のオアシスとしてゆるやかに眠れる水を湿原と呼ぶ (『チョコレート革命』)

資本主義のとある街角必要に応じて受けとるティッシュペーパー(『チョコレート革命』)

昨日逢い今日逢うときに君が言う「久しぶりだな」そう久しぶり(『チョコレート革命』)

年下の男に「おまえ」と呼ばれていてぬるきミルクのような幸せ(『チョコレート革命』)

水蜜桃(すいみつ)の汁吸うごとく愛されて前世も我は女と思う(『チョコレート革命』)

深く厳しく我を愛せよ「地獄の門」刻んでいたるロダンの手より(『チョコレート革命』)

肉じゃがの匂い満ちればこの部屋に誰かの帰りを待ちいるごとし(『チョコレート革命』)

別れ話を抱えて君に会いにゆくこんな日も吾は「晴れ女」なり(『チョコレート革命』)

きつくきつく我の鋳型をとるように君は最後の抱擁をする(『チョコレート革命』)

星をもぐ女が夢にあらわれてマンゴスチンひとつ置いてゆきたり(『チョコレート革命』)

まっすぐな棒を一本刺してくれ脳のだるさにねじれるぼくに(『チョコレート革命』)

そそり立つなめらかな木のその下で泣くなよな傷ついたからって(『チョコレート革命』)

さりげなく家族のことは省かれて語られてゆく君の一日(『チョコレート革命』)

ブーゲンビリアのブラウスを着て会いにゆく花束のように抱かれてみたく(『チョコレート革命』)

「愛は勝つ」と歌う青年 愛と愛が戦うときはどうなるのだろう(『チョコレート革命』)

葉月里緒菜(はづきりおな)になれぬ多数の側にいて繰り返し読むインタビュー記事(『チョコレート革命』)

男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす(『チョコレート革命』)

妻という安易ねたまし春の日のたとえば墓参に連れ添うことの(『チョコレート革命』)

響き合う土の昔や君という鈴を盗むに耳を掩わず(『チョコレート革命』)

「です・ます」で話し続けている君の背景にあるファミリーランド(『チョコレート革命』)

家族にはアルバムがあるということのだからなんなのと言えない重み(『チョコレート革命』)

焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き(『チョコレート革命』)

ぶらんこにうす青き風見ておりぬ風と呼ばねば見えぬ何かを(『チョコレート革命』)

ポン・ヌフに初夏(はつなつ)の風ありふれた恋人同士として歩きたい(『チョコレート革命』)

シャンプーを選ぶ横顔見ておればさしこむように「好き」と思えり(『チョコレート革命』)

二週間先の約束嬉しくてそれまで会えないことを忘れる(『とれたての短歌です。』)

何層もあなたの愛に包まれてアップルパイのリンゴになろう(『とれたての短歌です。』)

「今いちばん行きたいところを言ってごらん」行きたいところはあなたのところ(『とれたての短歌です。』)

まっさきに気がついている君からの手紙いちばん最後にあける(『とれたての短歌です。』)

一枚の葉書きを君に書くための旅かもしれぬ旅をつづける(『もうひとつの恋』)

 

 


 

もっとやさしい短歌が好きだけど・・・・

誰を探せばよいのやら

 

昔の人のは 本格的で なおわからへん

 

 

青空文庫 Aozora Bunko

 

www.aozora.gr.jp/
インターネットの電子図書館、青空文庫へようこそ。 初めての方はまず「青空文庫早わかり」をご覧ください。 ファイル利用をお考えの方は、こちらをご一読ください。 ブラウザでは読みにくいと思った方は、「青空文庫のXHTML, TEXTの読み方」をどうぞ。

 

 

かすんでる探し物さえ透明でまさぐるポッケって歌の世界?


短歌の作り方のコツ!中学生や初心者でも簡単に♪

2017年10月10日 18時48分51秒 | 文学・詩・短歌・五七五

自分の気持ちを ここに書いて すかっとする

母の事 ははのこと 母のこと

自分の人生を振り返ったり 不思議に思ったりして

ここに書いてみる。

 

でもねぇ

あんまり ばっさりと 本心を書くのは

自分でも照れくさかったりして

 

短歌だと どうなんだろうと

ふと思って見ました

 

俳句は 短いけれど

季語とかなんとか ややこしいみたいだから

 


 

短歌の作り方のコツ!中学生や初心者でも簡単に♪

 

まず言葉集め

この言葉を使いたいな、この言葉いいな、と思える言葉を多く集めると良いでしょう♪

 

思ったこと、感情面は想像してもらえるような短歌を目指しましょう。

直接は書いてないのに、ああ~凄い伝わってくる~!という短歌は素敵ですよね。

  『楽しい』なんぞと すっぱり言ってしまってはいけないそうな

 

次に、自分の心に残っている印象を大事にしながら組み立てましょう。

ここでは、華やかだけれども、一瞬で燃え尽きてしまってちょっと寂しいような虚しいような気持ちがした、という風な短歌にします。

 

「空いっぱい 色とりどりの 花火咲き 一瞬のちに 暗闇となる」
 

最後に「くらやみ」と少しオーバーな表現で暗くなったことを言い、寂しいとか虚しいという言葉は、読んだ人に想像してもらいましょう。このあたりが短歌の醍醐味ですね♪

続いては、上記の作成した短歌の、5音7音に調整した補足部分です。

 

最初の5音(初句といいます)と最後の7音は字余りになっても、あまりリズムが崩れないので大胆に言葉遊びができます。

ただし、最後が字足らずの6音は尻切れトンボのようになるので要注意です。

 

俳句の作り方も以前、記事にまとめましたので、良かったどうぞ^^
俳句の作り方!中学生向け!夏の季語もご紹介♪

 


・・・・・

なんやしらんむつかしい

 

ぼけた母 毎日書くのに 手がとまり あほらしなって 涙が出るよ

総選挙 日本を変える そうなんだ 人の命も 図っておくれ

真実を 言ってみたいが 敗戦は 嫌だとばかり 嘘を吠えるか 


 

現代短歌100選を選ぶとしたら、選に入ると思・・・・・

現代短歌100選を選ぶとしたら、選に入ると思われる貴方のお薦めの短歌を何首でも上げて下さい。

 

ベストアンサーに選ばれた回答

themachidaさん

編集あり2009/2/2520:00:57

寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら

思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ

「また電話しろよ」「待ってろ」いつもいつも命令形で愛を言う君

落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し

「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ

愛人でいいのと歌う歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う

たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる

潮風に君のにおいがふいに舞う 抱き寄せられて貝殻になる

「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの

母の住む国から降ってくる雪のような淋しさ 東京にいる

手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛

今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海

いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える

親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト

ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底(みなそこ)の石

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き

さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園

思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花

自転車のカゴからわんとはみ出してなにか嬉しいセロリの葉っぱ

「スペインに行こうよ」風の坂道を駆けながら言う行こうと思う

愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人

はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり

男には首のサイズがあることの何か悲しきワイシャツ売場

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる

母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ

恋という遊びをせんとや生まれけん かくれんぼして鬼ごっこして

「風よりも火だね」と我を呼びし人葉桜のした火を抱かず行く

チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月

多義的な午後の終わりに狩野派の梅だけがある武蔵野の春

かすみ草にいたるやさしさ花束のできあがりゆくさまを見ており

さみどりの葉をはがしゆくはつなつのキャベツのしんのしんまでひとり

「うちの子は甘えんぼうでぐうたらで先生なんとかしてくださいよ」

なんとなくわかったような気になって「登校拒否」とその子を呼べり

古文漢文の解答欄の余白には尾崎豊の詞を書いてくる

四万十(しまんと)に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら

 

 バックにカラーを入れたのは私です人目を引くし好きなんですよ

あわせて知りたい

 

 

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今日はわたくしには何の関係もない「敬老の日」です。「敬老」「老人」の俳句。

2017年09月21日 09時11分09秒 | 文学・詩・短歌・五七五

2017年09月18日

今日はわたくしには何の関係もない「敬老の日」です。「敬老」「老人」の俳句。

2017.09.18.

今日はわたくしには何の関係もない
「敬老の日」です。
「敬老」「老人」の俳句。
 
 
・・・・中略・・・・
 
 
俳句から拾い上げてみました。



八十路とて敬老の日を嫌ふ母

稲畑廣太郎



敬老の日とて人事なりしこと

稲畑汀子



木守柿老人という自覚なし

津野丘陽



おもしろくなし敬老の日のテレビ

右城暮石



人生に余りなどなし敬老日

小松誠一



毎日が出発と言ふ敬老日

松田都青



敬老の日とて何祝ぐこともなし

石塚友二



老人の日といふ嫌な一日過ぐ

右城暮石



敬老日余計なお世話と思いつつ

貝森光洋



反逆す敬老の日を出歩きて

大川俊江



一番に嫌ひな日なり敬老日

木田千女



敬老の日にも動ぜずなりにけり

相生垣瓜人



なくもがなの敬老の日に在りあはす

能村登四郎



敬老の日娘等は素知らぬ顔をして

熊谷みどり




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九十九の母の命へねぶか汁



「あんみつ」の考案者だという橋本夢道は
老衰の床にあった99歳のお母さんに
「ねぶか汁」を作って匙で飲ませてあげました。



その葱は長さ三十センチほど見事に太い下仁田葱で、
幼くして母を失った上村占魚が親孝行ができなかった想いを託して、
わざわざ送ってくれたものでした。



「ほんに、世には親切な人もあったもんじゃなあ」



お母さんはそういって喜び、
それが最後の食べ物となり、
約3ヶ月後に静かに亡くなったそうです。








母よもう一年生きよと云えば「たった一年か」と



この橋本夢道の句は子の想いと母の想いの結晶ですね。




せっかくこの世の生まれ出てきて、
あの戦争をも生き延び、
この年まで大きな病気もせずに来られたのですから、
その幸せに感謝しながら、
さらにさらに貪欲に貪欲に、
そうですね、最低あと20年は、
この世を楽しみますよ。





ではまた、ごきげんよう。。。
 
 
 

八十路小町の青春これから日記

わたくし、来年は八十歳になります小町でございます。娘からお古のノートパソコンを貰って約半年が過ぎました。たどたどしいながらも、今日から八十路の青春日記をつけます。どうぞ、お付き合い下さいませ。
 
 
 
 
 
朝のお散歩から 元気いっぱいのブログ発見
 
そっかぁ 青春これからかぁ
 

忘れてはいけないもの💝

大切なので すぐ見つかるように😊🌟🌿

【寝る前3分】1か月間手をもんだら、勝手に中性脂肪も減らし脳の老化 視力回復トレーニング【老眼の治し方】 https://blog.goo.ne.jp/haha2017/e/623828167b84316704997a01a69254ba

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「尿もれ」にもう悩まない!1回5秒の超簡単“骨盤底筋”トレーニング!【泌尿器科医監修】

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