羽黒蛇、大相撲について語るブログ

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稀勢の里は柏戸を想起させる(羽黒蛇)

2013年05月26日 | 歴史
稀勢の里は14日目白鵬との全勝対決を熱戦ながら敗れ、千秋楽は勝てば決定戦への望みをつなぐ一番で、琴奨菊に完敗。

ファンの期待を裏切ったのが、稀勢の里らしい。

柏戸もそうだった。



稀勢の里が本格的に強くなったので、上位陣は柏鵬時代を想起させる。

大鵬が、白鵬

柏戸が、稀勢の里

栃ノ海が、日馬富士

北葉山が、鶴竜

栃光が、琴奨菊



全勝の大鵬・柏戸が14日目に全勝対決。大鵬が勝ち、決定戦の可能性を残して千秋楽へ。

結び前の一番で、栃光に完敗し、優勝の可能性がなくなった柏戸。

栃ノ海を一蹴して、全勝優勝の大鵬。



柏鵬時代は、大鵬・柏戸が先に横綱になり、栃ノ海・佐田の山が追いかけて横綱になった。

白鵬時代は、白鵬の一人横綱、日馬富士、(期待を裏切らなければ)稀勢の里と、順番は異なる。

しかし、現時点での強さは、白鵬・稀勢の里・日馬富士の順と言える。



柏戸の相撲は、四つと差し手にこだわらず、前に出て相手を圧倒する相撲だった。それだけに、ポカで負ける相撲が多かったので、守りの相撲で取りこぼしの少ない大鵬が優勝する。



柏戸は大鵬には互角の勝負だった。

稀勢の里は柏鵬に大差をつけられている。白鵬の31勝、稀勢の里が8勝。



平成22年九州、白鵬を63連勝でストップさせた稀勢の里は、翌場所も白鵬を倒し、当時は、白鵬に勝つ可能性のある一番手が稀勢の里だった。

その後、白鵬に勝つ可能性一番の座は、日馬富士に奪われたが、

今場所は一位の座を取り戻したように見える。



稀勢の里には、苦手力士がたくさんいる。

白鵬・日馬富士・把瑠都・琴欧洲。

琴奨菊も苦手だったが、ここ一年克服したに見えたが、今日は完敗。

稀勢の里の相撲が開花したと考えると、来場所以降は日馬富士・把瑠都・琴欧洲を圧倒する可能性があると考える。



双葉山が一度も勝てなかった玉錦に勝ってから対戦成績で連勝したのは有名。

強くなる前の双葉山は玉錦だけでなく他の上位力士にも対戦成績で悪かった。

強くなってからの双葉山は玉錦だけでなく、他の力士にも負けなくなった。

稀勢の里は、双葉山のように負けない相撲ではないが、今後対戦成績で圧倒する可能性がある。



どんどん強くなる稀勢の里、全盛を過ぎた日馬富士・把瑠都・琴欧洲。

自己の強さの頂点は下ったものの、まだまだ全盛期の白鵬。

この二人の優勝争いが、輪島・北の湖のように、拮抗すれば面白い。



羽黒蛇

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