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日本人の「もてなしの心」のもとをたどれば、茶の湯に行き着く・・・ 産経抄 八葉蓮華

2009-04-15 | 産経抄(コラム)

 外食産業やコンビニで、外国人の店員さんの姿が目立ってきた。先日見たNHKの番組で、各社が外国人従業員への社員教育に、力を入れていることを知った。一番問題になるのは、日本語よりも接客マナーだという。  

 なぜ、客に笑顔を見せなければならないのか、ということから、理解してもらわなければならない。「もてなしの心」と言い換えてもいい。そんな日本人の特質を、大いに発揮する機会がやってきた。2016年夏季五輪の招致をめざす東京都を視察するため国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員の一行がきょう来日する。  

 評価委員がIOCに提出する報告書は、開催地が決定する際に重要な資料となる。一昔前なら候補都市の間で、猛烈な接待合戦が繰り広げられたはずだ。もっとも、1998年に、米国ソルトレークシティー冬季五輪の招致で、IOC委員に金品が提供されたスキャンダルが発覚してから、過剰な接待はご法度となっている。  

 せめて昼食においしいものを食べてもらおうと思っても、10の国籍にわかれる委員全員の好みに合わせるのは難しい。制約のなかで、いかに評価委員の心をつかむか。迎える側の東京都や招致委員会は、悪戦苦闘しているようだ。  

 日本人の「もてなしの心」のもとをたどれば、茶の湯に行き着く。亭主は茶室に迎える客のために、庭を掃除し、道具を取り合わせ、季節の花を飾り、おいしいお茶をたてる。  

 安土・桃山時代に茶の湯を完成させた千利休が、極意として7カ条をあげたと伝えられる。「刻限は早めに」から「天気にても雨の用意」まで、当たり前のことばかり。評価委員に対しても、奇をてらわずに、「もてなしの心」を理解してもらうしかないようだ。

産経抄 産経新聞 4/14
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