kouheiのへそ曲がり日記

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生きることに意味はない

2012-01-14 04:07:42 | 日記
信仰をもつ人、超常現象を信じる人等々は少なからずいるが、彼らはどんな物事にも「意味」を見出さないと気がすまぬ人々なのである。
彼らに「生きるとは?」と問いかけてみると、かなり高い確率で「世の中の役に立つ」ことだと答えるであろう。

だが考えてほしい。
先の大戦中世の中の役に立つことは、お国のため天皇陛下のため、一人でも多くの中国や米英の戦士を殺し、最期には華々しく散って逝くことだった。
だが現在では、そんなこと「世の中の役に立つ」ことでも何でもない。

今日グローバルに展開して金儲けをしている大会社の経営者たちは、近い将来貧富の格差を増大させ、地球環境を悪化させた罪人として非難されるようになるやもしれぬ。
地球環境にやさしかった人々として、ホームレスのおっちゃんたちが表彰されたりして・・・(笑)

とにかく「世の中の役に立つ」なんてことは、時代時代によってころころその意味を変えるから、甚だ心もとない考え方だといえる。
「世の中の役に立つ」なんてことは、考えるだけ虚しいのである。

サマセット・モームも述べているように、生きることに意味などない。
我々は無意味に生まれ、無意味に生き、無意味に死んでいくのである。

誤解を恐れず言えば、生きることは単なる「暇つぶし」である。
その何十年かの無意味な「暇つぶし」期間をどれだけ心豊かに幸せに生きるかについて教えてくれるのが仏教なのであります(合掌)

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