yabmaroom

☆yabmaruとその仲間たちののほほん日記☆

コブクロライブツアー2007“蕾” ~後々編~

2007年07月04日 21時02分58秒 | ミュージックる~む
ライブが終わったあとはアンケート。
いつもは時間がないのでさっさと帰って後で送るんですが、
今回はなんかその場でどうしても書きたい気分だったので
書いて帰りました。

ちなみに前日の回収率は70%だったそうです
コレってすごくないですか?
だって7000枚ですよ
普通のライブでそれだけアンケート書いてるとこ
私が知ってる限りではありません
それを考えてもコブクロのライブがどれだけ心に残るものなのか、
どれだけありがとうを伝えたいと思うものなのかが分かると思います。


アンケートを書きながら、今回初参加のyukiちゃんに感想を聞いてみました。
そしたら…また行きたいって
その一言が、なんだかとっても嬉しいんですよね

昔と言うほど前でもありませんが、デビューしてからずっと
応援してた私にとっては、初めてコブクロのライブに参加する人の
反応が、実は凄く気になったりします。
それはどちらかと言うと親心みたいなもので、
「良かった」と言って貰えることが、自分の喜びに変わるんです。

長く応援してればしてるほど、みんなそんな気持ちなんじゃないかな。
それがコブクロなんですよね



余韻に浸りながら会場を後にし、歩きながらまた思い返して
ライブの話をする私達
その言葉のどれもが、また心を暖めてくれるようなものばかりでした。



ところが…



少し休憩して帰ろうとプロントに立ち寄ったときのこと。
その雰囲気がぶっ飛ぶような出来事がありました。

とりあえずパスタを注文する、私とモリコとyukiちゃん
まずは私の注文したものが運ばれきました。
「お先~」と食べ始めた2分後ぐらいに、
今度はyukiちゃんの注文したものが運ばれてきた。
そして更にその2~3分後、最後にモリコのが運ばれてきた。

時間も10時を回ってたし、先ほどの興奮で胸がいっぱいのヤブ丸。
あまり食は進まなかった
yukiちゃんも同じく
ところがモリコだけはガッツリ食ってる
興奮も感動もおかまいなく、腹が減ってるようだ。
そして先に出てきた私達がまだたくさん残ってると言うのに、
アッと言う間に平らげてしまった
しかもだ、その後の一言に私達はフリーズした。



もう1杯食べれる…


うそ~~~ん
恐るべし食欲
yukiちゃんも「噂にはお聞きしてましたが…」と、
あまりのすごさに言葉も出ないようだった。

そして「良かったらこれどうぞ」とパスタを差し出すyukiちゃん。
あ~~、またエサ与えちゃったよー

パスタを目の前にして「いいんですかぁ」と目が輝くモリコ
そして半分は残ってるであろうyukiちゃんのパスタを
食べ切ってしまった
更に狙われるは私のパスタ
もうお腹いっぱいだったので残していたんですが、
横からサッと手が出てきたと思ってたら、
アッと言う間に食べられてました。


結局モリコは2皿分食べたと思う…
恐るべし食欲に、ライブの感動が吹っ飛んでしまった2名であった



最後はいい気分で帰りたかったのに、締めが悪いライブとなりました





コブクロライブツアー2007“蕾” ~後編~

2007年07月01日 23時56分20秒 | ミュージックる~む

ここにしか咲かない花を唄い終わったところで、
小渕くんがそっと口を開く。

黒田とやってると、嬉しい思いをした時って、
ガッツポーズをして嬉しさを表現し合うんですけど、
悔しい思いをした時って同じ気持ちを持ってるから、
言葉交わさなくても、顔見合さなくても、分かるんですよね。
でも悔しいって思ったエネルギーが周りのいろんなとこに伝わって、
少しずつ変わってく。

ゆっくりイスに腰掛けて生きて行きたいのかって言われたらそうではない。
自分の目指してるところに早く辿り着いて、いろんな人と出会って、
そんな中で本当の自分を見付け、そして大切な人と頑張っていきたいと言うのは、
黒田と僕だけでなく、みんなも同じ気持ちだと思います。

でもそう言う悔しい思いとか悲しい思いをした時でしか、人は成長できない。
そんな時もう先に進めないって思っても、先に行くのではなくて、
少しずつでも進み続けることが大事なんですよね。
そんな想いを込めて書きました。


そう言って唄ってくれたのがWHITE DAYS
コブクロの大きな愛に包まれて、自然と涙がこぼれる。
言葉と音楽とが完璧に融合し、それが心の深いところに届く。
あまりにも壮大な1曲でした。

そしてその流れで夢唄へ。
これもインディーズ時代の曲。


“遠まわりしても先には 同じゴールがあるのなら
 目をそらさずに 本当の自分 探しに行こう
 夢を叶える一番の方法君に教えよう
 それは叶うまでやり続けること 自分を信じて”


新しいアレンジが不安より自信をかもし出す。
それはやはり、あの頃ではなく今のコブクロが唄うから
言葉の一文字一文字にチカラを感じ、それが一人一人への
メッセージのように聞こえる。

そして
ドラマの為に書き下ろされた曲だが、この曲があまりにもリアルなのは、
小渕くんが自分に重ねて書いたからだろう。


18の時に大阪に出てきたんですけど、
家族と過ごした18年間にはすごくいろんな事があって…

ずっと母親が感謝をしなさいって言ってたんですけど、感謝されるんじゃなく
感謝するってことの意味が良く分からなくて、社会に出てから分かるようになって、
そしたら尻上がりに売り上げ成績が上がって。
新人の受注報告書ってのがあって100社全社に送られるんですけど、
バーンと僕の名前が(トップに)載って、嬉しくて母にfaxして、
そしたら母も喜んでくれて…
でもそれから1~2ヵ月後には母の調子が悪くなって、
その2週間後には天国に行きまして、
その時に見た景色と言うのは…母親を囲んで「ありがとう」しか言えないんですよね。
最期の最期まで、「ありがとう、ありがとう」って。

それで写真を整理してるときにfaxが出てきたんですけど、
そのfaxが行く先々であって、親戚の家にも、お世話になった人の家にも、
一体どれだけfaxしたんだろうってぐらいあって、
母親の特別な存在と言うのを感じました。

この曲の歌詞をたくさん書いて最初に黒田に見せたとき
「違うやろ」と言われたんです。
「小説とかそんなんええから、もっとお前が思うこと書け」って。
いいのかなと思いながらも、自分が見た景色を書いた「蕾」になりました。


涙が溢れた。
もう次から次へ溢れて、止まらなかった
小渕くんが見た景色そのままが、歌とリンクする。
そしてその景色が自分にも見える。
そこにあるのは母への感謝、そして大きな大きな愛だけだった。

会場の拍手が鳴り止まない
泣きながらみんな拍手、拍手
それでしか表現出来なかった。
そんな時だった。



黒「違うシャツ着てきたらよかったかな


小「プハハハハハ
黒「デパートっぽいし」
小「高島屋っぽいな」
黒「だから、固有名詞を出すな言うてるやろ


会場も鼻水すすりながら笑い声になる。
これがコブクロ。
そう言う表現しか出来ない照れ屋の黒田くんだけど、
あなたの愛もちゃんと分かってるからね


ここからはムードは一転して、黒田オンステージが始まる。
タイトルは「黒田一家


小さい頃から家族で一緒にカラオケに行ってたと言う小渕くん
そこで歌われるのはオトナの歌(演歌)。

小「♫よっぱらっちゃった~」 
 「♫小さな恋の幸せ~」 
黒「なんやその歌!」
小「お父さんがそう歌ってたんや。ほんまの歌は知らん。
  でもな、家族と一緒に歌ってた子供は
  将来ポジティブになるらしいで」


黒「そんなんやったら俺も歌ってたで

小「どんなんや?」
黒「うちのオヤジ飲んだら
  ♫今日は~焼肉と言いながら豚の肉~♫って」

小・会場「アハハハハハハハ~
黒「そしたらオカンが『言いな、そんなこと!
  誰も分からへんねんからっ!』」


さらにMCは続く。

小学校のとき、縦笛の練習をしてた黒田少年。
ヘタクソな練習にイライラしてきた父。

黒「『こらっ、うるさい。こんな遅から吹いてたらヘビでるぞ!』」
  なんかあの世代はヘビ出るヘビ出るって言う。
  こんなコンクリートジャングルにおるかそんなもんっ!」

会場またまた爆笑
そしてその後、父のイライラが頂点に達したのか、
黒田少年の縦笛の一番下の部分だけを取り上げ、
団地から放り投げてしまったらしい!!
黒「あぁぁぁ~~~(と窓の外を見るジェスチャー)」


普通、ナイですよね?
有り得ない、黒田父
ちなみに次の日、黒田少年は縦笛のテストで、
一番下の部分なしで吹いたそうな。
ほんまかいな~~~??


さらにもう2つ。
まずは黒田少年の家族旅行の思い出。

黒「普通は旅行ってどこ行くか前以って決めるじゃないですか?
  でも当日の朝、車に乗って地図広げるまで行き先決まってない」

小・会場「えぇぇぇぇぇ~~~っ」
黒「だから予約して行ったこと1回もナイ


またまた有り得ない~
そして有り得ない話がもう1つ。


黒「小学校んとき引っ越すことになったんやけど
  引っ越す当日にオヤジおらんねん!
  業者とか頼んでないのに。
  オカンの背中からは悪魔みたいなオーラ出てて、
  俺らもう怖くて怖くて。
  結局帰って来たん夜中の2時!
  しかもべろんべろんに酔っ払って


結局翌日、父の友人がトラックを運転し、
父はトラックの後ろで寝てて引っ越ししたそうな


いつも黒田くんの話ってオカンがメインやのに、
今回はオトンがメインで斬新でした。
って言うか、そんなオトンおんのんかーーー


しかしさすがは黒田家。
血が一緒
その親にして黒田くんアリですな。
今回も貴重な家族話ありがとう。
小渕くんが完全に呑まれてたような気もするけど


それからたかじんの曲に合わせて恒例のウェーブ。
黒田くん曰くウェーブならぬ「ウェービー」。
心も隣に伝えていかないといけないらしい
なんかよう分からんけど、ノリでやっちゃいました~。


そしてその後は後半戦。
ストリートのテーマは小渕くんに付いてコール&レスポンス。
続く彼方へはお約束のポーズで天を指す。
黒田くんの新曲月光は、
サビの部分がとても懐かしいメロディで黒田くんらしさが伺える。
風を感じるような流れで曲はLOVER'S SURFへ。
痛快な手拍子がテンションを更に上げてくれる。
そして最後は神風
タイトルの通り、そのまま風の中を一気に駆け抜ける。
小渕くんが叫んだ、「大阪、愛してます~~」の言葉が耳に残る。
初めて聴いた、「愛してます」。
最後まで本当に愛でいっぱいのライブだった。




本編終了。




そしてアンコール。


1曲目はDIARY
これまたミディアムテンポのいわゆるコブクロ王道ソング
黒田くんの優しくて大きなボーカルが最高にハマる1曲。


最後は風見鶏
ピアノのイントロが流れるだけで胸がいっぱいになる。
どんな困難も、どんな痛みも、どんな悔しさも、
すべて乗り越えられるような気にさせてくれる。
強くて優しいヴォーカルが、その場所へ運んでくれる。

そしてラスト、一番強い部分がアカペラになる。
それでもちゃんと届く声、声、声。
弱い風でも倒れそうな芯を、
しっかり支え直してくれる。
心に突き立てた風見鶏を、深く深く。

空から降るような拍手
すべての蕾が花開くとき。


2時間30分、ライブ終了。





“日本で一番言葉を伝えられるミュージシャン”


私が今、コブクロに代名詞をつけるならそうつけます。
とても難しい、言葉。
でもコブクロの言葉はいろんなものでいっぱいです。

その言葉は音に乗って、
色をつけて、
カタチを変えて、
温もりを添えて、
それぞれの場所に運ばれて行きます。
まるで花が咲くように。

それがコブクロの言葉
それがコブクロの音楽



コブクロの蒔いた種が芽となり、
蕾となって、
たくさんの花が咲くように、
私達は水となり光になるだけです


そこに芽がある限り、
いつも、いつまでも。



これからどんな種類の種を撒いてくれるのか、
そしてそれはどんな花を咲かせてくれるのか、
すごくすごく楽しみです。



今日もアリガトウ
またライブで会おうね