秋のＷＭＭ・ベルリンにケベテ、シカゴにベケレ出場

秋のワールド・マラソン・メジャーズ、ベルリン（９／２８）とシカゴ（１０／１２）両主催者から、参加する
一部有力選手の発表がありました。

ベルリンの男子にはＴ・ケベテ（エチオピア）とＤ・キメト（ケニア）が出場。
ケベテは０８北京五輪と０９ベルリン世陸の両マラソンで銅。２０１２－１３シーズンのワールド・
マラソン・メジャーズ総合順位でも１位。過去１７回のマラソンで優勝６回、２位３回、３位５回と
勝負強さが売りの選手。
一方キメトは初マラソンとなった１２ベルリンでいきなり２時間０４分１６秒で２位（初マラソン世界最高）。
その後も１３東京と１３シカゴで優勝。シカゴでは出した２時間０３分４５秒は同大会のコースレコード。
他にも世界ハーフ優勝のＪ・キプサングや２時間０３分５２秒のベスト記録を持つＥ・ムタイ（共にケニア）ら、
近年のベルリン・マラソンの中でもハイレベルかつ層の厚いメンバーが集まりました。

一方、昨日シカゴ・マラソンから発表されたＫ・ベケレ出場のニュース。
５千と１万ｍの現世界記録保持者で過去五輪、世陸のこれら種目で計８個の金メダルを獲得しているベケレ。
４月パリでマラソン・デビュー。同レースでは２時間０５分０３秒で優勝。世界のマラソン関係者の中でも
次のレース動向が注目されていました。
既に本人は「シカゴではコースレコードで優勝が目標」と公言。主催側もベケレにはコースレコードだけでなく
世界記録更新をも期待。その辺りを念頭においた主催者側のレースメイクにも注目です。

↓写真は昨年のベルリン・マラソン。
　中央オレンジのウェアが世界最高記録２時間０３分２３秒で優勝のＷ・キプサング（ケニア）。
　シカゴ、ベルリンに参加しないということから、１１月のニューヨークが出場が有力といったところ
　でしょうか。今年は五輪、世陸がない年だけに秋のメジャーマラソンには例年以上に豪華なメンバーが
　集結。順位争いだけでなく人類初２時間２分台突入の可能性も大です。


↓ＳＴＣＩ－ＧＳＰでは昨年のベルリンで石川末廣（Ｈｏｎｄａ・７位）、小林光二（ＳＵＢＡＲＵ・８位）
　両選手をサポート。今年も日本人選手をサポート予定。日本人選手の上位進出、そして好記録にも期待です。