2024/1/30付ブログ記事「岩手県交通の2024/3限り廃止となる路線について」の続報です。
上記ブログ記事で、廃止となる土沢線（イトーヨーカドー〜花巻駅前～賢治記念館前～新花巻駅～土沢～雲南桜間）の代替交通を花巻市が運行すると書きましたが、花巻市公式サイトにこれまでの経緯および2024/4/1以降の運行内容が掲載されています。
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/020/757/gs001.pdf
平日は現在より2.5往復減便の6往復となりますが、土休日は4往復で変わりません。運賃は岩手県交通の水準を予定しています。
実際の運行は（株）東和町総合サービス公社に委託します。同社は平成の大合併で花巻市に合併した旧東和町が設立した第三セクターで、土沢地区など旧東和町内でデマンド交通やスクールバスを運行しているほか、一般貸切バス事業や元からの花巻市域を運行するコミュニティバスの運行受託も行っています。
車両は当初時点ではスクールバスで使用していた旧町営バスを修繕し使用＜平日の1往復は岩手医科大学附属病院利用者連絡バス車両を使用＞しますが、1年後に定員32人の新車両を導入予定です。そして、（現在運行している岩手県交通バスで利用可能な）地域連携ICカード対応運賃箱を設置予定とのことです。
ということで、ＪＲ東日本のサイトで2024/2/15付で公示された「東日本旅客鉄道株式会社 IC カード乗車券取扱規則の一部改正」にも、
https://www.jreast.co.jp/kippu/yakkan/pdf/history240215-3.pdf
「花巻市コミュニティバス運行事業者」が追加され、2024/3/1から適用するとのこと。土沢線の実際の運行開始は2024/4/1のはずですが、なぜ1か月前倒し扱いになったのでしょうね？
上記公示では、このほか
「株式会社ハピラインふくい」の追加（2024/3/16から適用）
「箱根登山鉄道」を削除し「小田急箱根」を追加（2024/4/1から適用＝小田急グループの箱根エリアの事業再編のため）
が記載されていますが、2024/3からICOCAを導入するとアナウンスしていた（2023/10/28付ブログ記事「松山の路面電車でICOCAやSuicaなどが使用可能に・・・鉄道線や一般路線バスではお預け」参照）伊予鉄グループの市内電車および松山空港と市街地を結ぶリムジンバスに関する公示はありません。3月中に導入するのであれば今回のタイミングで「伊予鉄道株式会社」「伊予鉄バス株式会社」の追加に関する公示があるのが妥当ですが、果たして・・
