2024/2/16付ブログ記事「福井県美浜町のバスのICカード対応における謎?について」の続報です。
この謎は、2024/2/22発行の「広報みはま令和6年3月号」によって解き明かされました。
https://www.town.fukui-mihama.lg.jp/site/koho/11708.html
16ページ目の「路線バスで交通系ICカードが利用できるようになります」の記事の中に、しっかりと「※チョイソコみはまでも利用可能です」と明記されています。
ちなみに、全国各地で勢力を伸ばしているチョイソコのサービスは、基本的に地元自治体とトヨタ系のディーラーが主体となり、場合によって地元の交通事業者が加わるという形になっていますが、キャッシュレス対応は地域により異なります。
札幌市南区藤野地区で運行中の「チョイソコふじの~る」の場合、
https://www.jotetsu.co.jp/bus/other_bus/fujino-ru_demand.html
もともと地元のじょうてつバスが運行していた循環バスをデマンド交通に転換したもので、じょうてつバスで使用可能なICカード(全国相互利用対象交通系ICカードおよび札幌地区独自のSAPICA)もそのまま使用可能です。
一方、佐賀県唐津市内で運行中の「チョイソコからつ」は、運行主体は地元のバス会社「昭和自動車」(路線バスはnimocaなどICカードに対応済、実はトヨタ系ディーラーを主力事業とする企業グループに所属)ですが、実証実験扱いだからか現金オンリーです。
https://www.city.karatsu.lg.jp/koutsuu/tyoisoko.html
そして、岡山県真庭市の「チョイソコまにわ」は、現金のほか「まにこいん」(地域限定デジタル通貨)・「ICOCA • Suica等のICカード」・「lD」が利用可能となっています。
https://www.oka-daihatsu.co.jp/choisoko/choisoko-maniwa.html
ただ、このブログ記事を書いている時点のJR東日本公式サイトの「東日本旅客鉄道株式会社ICカード乗車券取扱規則・別表」には「岡山県真庭市」とか「真庭市コミュニティバス運行事業者」は掲載されていないので、交通系ICカードの電子マネー機能利用<即ちPiTaPaは対象外>かも。