工事用進入路の先の山の上に見えるのは兵庫県立洲本実業高校です。ここだけ見ると「新しい通学路」のように見えますが、高校の敷地とは接続していません。
そして、ボックスカルバートの下部(最終的に洲本バイパスが通る部分)は水没しています! 銘板がほとんど見えなくなっているので、結構な深さのようです。
さらに、ボックスカルバートの奥側はコンクリートで固められた法面となっており、行き止まり状態となっています。洲本バイパス本体の工事に着手するにはまずここを削り取るところから始まるわけで、1~2年で道路構造が完成するとは思えません。この先の長大トンネルがもうすぐ貫通する旨の2024/2/7付リリース文には「地域への工事騒音や振動の配慮等により、トンネル掘削が2年程度遅れたことから、令和7年春の開通が困難な状況となりました」とありますが、トンネル以外の区間の進捗も当初見込みよりずっと遅れていそうです。
コンクリートで固められた法面の先は平地になっています。進入路工事の際には工事用ヤードとして使われていました(例:2023/12時点の「工事のお知らせ」)。上に見えるのは、工事用進入路からつながる鉄骨組みの仮設工事橋です(その5で紹介予定)。
この前から、洲本バイパスの既開通区間方向を望む。バイパス本体はかなりの急勾配になりそうです。
一段上の愛宕神社側から見た工事用進入路の様子。洲本実業高校の施設(グラウンド、寮を改装した合宿所など)が見えます。
(つづく)